ごはんは、登山の楽しみの一つ。いっぱい歩いてやっとたどり着いた山小屋で食べる温かいごはんは、本当にありがたい…。運動した後だけに美味しく感じます。
今回は最近行った山小屋の中で、印象的なごはんを集めてみました。
[南アルプス] 光岳小屋：マッサンマンカレー
南アルプスの光岳小屋。
カレーを出す山小屋はいっぱいありますが、ここのカレーはアジアンティストのマッサンマンカレー。ココナッツミルク風味のちょっと甘いエスニックなカレーを、フライドガーリックとピンクペッパーを和えたご飯にかけていただきます。おかわりOKで、ついついおかわりしちゃう美味しさです。タンドリーチキンもボリュームがあって味付けも絶品。
南アルプスの南の果ての山小屋で、若い女性のご主人が少ない物資で工夫を凝らして作った最高の山グルメだと思いました。
[八ヶ岳] 白駒荘：カフェプレートと大きなお肉の鍋
冬に行った八ヶ岳の白駒荘。白駒池のほとりのきれいな山小屋です。小屋というより旅館みたい。
外装も内装も、お部屋もきれい。お風呂もあります。
特にご飯が美味しいと聞いてましたが、本当に味もボリュームも大満足。
品数も多く、おしゃれなカフェスタイルな盛り付けも素敵。夜は大きなお肉３枚の鍋が出ます。
正直、女性は全部食べれないほどの量なので、たくさん歩いて、お腹を減らしてから食べることをおススメします。
[北アルプス] 徳沢園：ピザ
上高地のバスターミナルから歩いて２時間ちょっと。山小屋というよりも、上高地のホテルみたいな風情のある徳沢園。
涸沢や、槍ヶ岳、蝶ヶ岳に行く際におなじみの場所です。
宿泊はしたことはないのですが、上高地登山のときは必ずこちらのカフェに立ち寄って休憩しています。
ピザは本格的な焼き具合で、もちもちしていて本当に美味しい。ミックスピザは具だくさん、ゴルゴンゾーラとはちみつのピザは街のイタリアンレストラン以上のクォリティ。登山に来たのに、こんな美味しいピザを食べれるなんて最高です。
また、店内に入るとほのかに漂うカレーの香りに惹かれてカレーもいただきましたが、こちらもスパイスが効いて本格カレー。山小屋でカレーを出すところは多いですが、ここのカレーもなかなか癖になる美味しさでした。
[北アルプス] 三俣山荘：ジビエシチュー
北アルプスの三俣山荘。
テント泊で自炊用のご飯も持っていったのに、三俣山荘に行ったら絶対食べたいと思っていたジビエシチュー。
予約すれば、テント泊でも食べることができます（2500円でちょっとお高めですが…）
野性味あふれるジビエ（鹿肉？）を、たくさんのスパイスで煮込んだシチュー。にんじんがまるっと入っています。
ごはんと、サラダと一緒にいただきます。ニオイがあるので苦手な人もいるかもしれませんが、そこまで強くはないかな…と思いました。きっと山荘の人が味を研究して作ってらっしゃるのではないかと思います。
やっぱり、名物なので一度は食べておきたい山小屋グルメです。
スパイスとジビエ…独特の風味があって美味しいです。
[北アルプス] 大天井ヒュッテ：とんかつ
表銀座を歩き、槍ヶ岳まで行く途中で宿泊した大天井ヒュッテ。
こちらの夕ご飯で食べたとんかつがサクサクして美味しかったです。
夕ご飯の前に飲んだり食べたりしたため、全部食べきれませんでした…もったいない^^;
おなかを空かせて夕ご飯に臨んだほうがよさそうです。
[北アルプス] 双六小屋：天ぷら
北アルプスの山小屋はどこのご飯が美味しいのですが、双六山荘もボリュームたっぷりで、美味しい小屋でした。
しかも夕ご飯に天ぷらが出た山小屋は初めてで、ちょっと感動。ナスやピーマンなどの野菜、磯辺揚げ、お肉など、具だくさん天ぷらでした。
さっぱり味の蕎麦や、ご飯のおともの佃煮や甘辛のじゃがいもなどの付け合せ、ゼリーのデザートも満足度たっぷり。
また利用したい山小屋です。
