【両神山】八丁峠コースで鎖場三昧

2014年の登山の最後は、鎖場がたくさんあると有名な両神山へ行ってきました。時期的に紅葉も楽しめましたが、山の天気は曇り空でした。

これでもか、これでもかと鎖場があるので、鎖場好きにはたまらないルート。八丁トンネルの登山口はバスがにので、タクシーで登山口まで行きます。全行程で7時間ほど。11月だったので、下山は暗くなってしまい急ぎ足になりました。

日程:2014年11月2日
全ルート:八丁トンネル登山口(9:40)→西岳(11:45)→東岳(12:50)→両神山(14:00)→両神神社(14:30)→清滝小屋(15:20)→日向大谷口(16:00) ※コースタイム7時間

八丁峠から西岳

西武秩父の三峰口駅で下車。タクシーを呼んで、来るまでで30分ぐらい待ちました。
青空と紅葉が眩しい11月の秋の景色。

三峰口駅前

八丁トンネル登山口まで、タクシーで1時間10分ほどかかります。
途中、紅葉の美しい渓谷を通り抜け、ほぼ群馬に近い埼玉の奥地を走り抜け、
ようやく八丁トンネル登山口にたどり着きました。

11月の上旬でしたが紅葉が見事でした。木々が光を浴びて黄金色に輝いています。

登山口の紅葉

遠くの山々も実に雄大です。

登山口の紅葉

八丁トンネル登山口の駐車場には、トイレもあるので安心です。
身支度を整えて、両神山の山頂を目指して出発します。
出発は9時40分ぐらい。タクシーを待ったせいもあり、やや遅いスタートでした。

いきなり急坂で、すぐに鎖スポットがあらわれますが、まだ序の口。
枯れ葉を踏みしめながら、まずは八丁峠を越えていきます。

登山口~八丁峠八丁峠

八丁峠から西岳に向かいます。
ごつごつした岩山が見えてきます。

八丁峠~西岳

鎖場にやってきました。
大きな岩を鎖を頼りに登っていきます。

八丁峠~西岳八丁峠~西岳

振り返ると鎖はこんな感じ。

両神山の鎖

鎖を登りきって見る景色は実にキレイです!

両神山の景色

そしてまた鎖と格闘しながら、登っていきます。

八丁峠~西岳

登りきると行蔵峠に出ました。
山々が見渡せ、木々も赤く染まった気持ちよい場所で、ちょっと一息。

八丁峠~西岳八丁峠~西岳

西岳まで、あと100m。両神山頂まで1.9キロ。
ここから峠を少し下ります。

八丁峠~西岳 八丁峠~西岳

その後、また鎖場を登っていきます。

八丁峠~西岳八丁峠~西岳

西岳山頂に着きました。
山々を見渡してしばし休憩。

西岳西岳

西岳から東岳

次は東岳に向かいます。
鎖場を少し下りていきます。

西岳~東岳西岳~東岳

途中、立派な切り株と根が山々を見渡す風景がありました。
力強さを感じる・・・

西岳~東岳

急な崖を鎖を使って降りていきます。
その向こうの絶壁に、登っていく人の姿が小さく見えます。
…どうも、あそこが登山ルートらしいガーン

西岳~東岳 西岳~東岳
西岳~東岳 西岳~東岳

次に両側が切り落ちた岩山の上を慎重に通ります。
ちょっとしたキレットみたいな感じ。

西岳~東岳 西岳~東岳

そしてまた鎖を伝って、ひたすら登ります。

鎖が主役の山です・・・にひひ

もちろん、登りきった後の景色もきれいです!

西岳~東岳

西岳~東岳

紅葉の中を歩いて東岳に向かいます。

西岳~東岳

ようやく、東岳につきました。両神山頂まで後少し。

東岳山頂

東岳からの眺め。

ここで13時。
おなかも減ってきたので、三峰口の駅前で買った、草餅を頂きました。

三峰口で買った草餅

東岳から両神山山頂

エネルギーもとって元気になったので、また両神山頂を目指します。
あとちょっと・・・。

東岳山頂

紅葉のきれいな道を進みます。

東岳~両神山

東岳~両神山

ほどなくして両神山頂につきました。
登山口を出発してから4時間半。14時ぐらいに到着。

両神山頂

薄曇りの秋の日の、山頂からの眺めです。

両神山頂

日向太谷口へ下山

山頂を堪能した後、日向太谷口へ向かって下山します。

途中、両神神社があります。奥宮なのか、ちょっと手入れ不足?という感じですが・・・。
両神の謂れは、イザナミとイザナギの両神様を祀っているからという説もあります。

両神神社 両神神社

この先も鎖場が連続します。
足下に気をつけて慎重に降りていきます。

山頂~清滝小屋

清滝小屋に着きました。小屋のまわりはテント場になっています。
小屋は現在は無人で、避難小屋のように使えるようです。
小屋のトイレは使えるのですが、バケツに水をいれて自力で流します。

山頂~清滝小屋

山頂~清滝小屋

小屋を出発したのが15時半ぐらい。
日向大谷口から三峰口までのバスが17時20分なので、急ぎ下山します。
地図上の行程だと1時間半なので結構ギリギリ・・・。

山頂~清滝小屋

清滝小屋から少し下ったところにある弘法之井戸という水場です。

清滝小屋~日向大谷口

ここからの下山ルートは鎖場はなく、落ち葉が敷きつめられた山肌をひたすら降りていきます。

清滝小屋~日向大谷口 清滝小屋~日向大谷口

山陰に入ったためか、日がささない道はしっとりしていました。
もやもかかってきて辺りは幻想的な空間に。

清水の流れる沢に出ました。
深い緑の上に、赤や黄色の葉が散る中を水が流れる癒しスポットです。

清滝小屋~日向大谷口

清滝小屋~日向大谷口

川の横を通り、橋を渡りながら降りていきます。

清滝小屋~日向大谷口

このあたりで16時半。
秋の陽の落ちるのは早く、真っ暗になってきました。
バスの時間もギリギリで、最後はトレイルランニングのように暗い道を走り、
なんとか日向大谷口のバス停に到着。
17時半のバスに間に合いました。

薬師の湯でバスを乗りかえ、三峰口駅へやっと到着。
三峰口でごはんにしようと駅前の居酒屋へ行ったのですが、どこもいっぱいで、
ようやくおそば屋さんに入りました。

秩父名物の味噌豚。
みそ豚

秩父のおいしい水で作ったと思われるゴマだれのおそば。

そば

山を降りるとおそばが多いですけど、美味しかった

両神山の八丁峠のコースは鎖場に次ぐ鎖場。鎖に飽きちゃうくらいです。
クライミングとかやっていない人でも行けるので、
スリリングなコースが好きな人にはおススメです!

山情報 両神山

【両神山】
埼玉県 標高 1724m 百名山
登山レベル:★★★★☆(中上級)
八丁峠からのこのルートは鎖場が多いので中上級レベル。
ルートは長く、鎖場で時間がとれらますので、余裕を持つ行程をお勧めします。

【山バッチ】
両神山荘で売っています。