1日目はほぼキャンプで美味しいものを食べて終わったのですが、2日目の行程は長く、丹沢の激しい上り下りに足も疲れる縦走となりました。曇りでしたが丹沢の新緑は美しく、整備された木道もまた絵になる登山道でした。
【蛭ヶ岳】標高:1673m 丹沢最高峰
【丹沢山】標高:1567m 百名山
【塔ノ岳】標高:1491m
今回歩いたのは丹沢主脈コース。丹沢を南北に縦断するコースで、本来は山小屋泊をすると2日目が楽になるので、山小屋泊をおすすめします。夏はヒルが多いので要注意。またアップダウンが多いので健脚向きコースだと思います。
山バッチ:山小屋が色々あるので入手はしやすいです。私は丹沢山のみやま荘で購入しました。
登山レベル:★★★☆☆ 丹沢のアップダウンがかなりハードです。
行程:
2017年5月27日:焼山登山口(9:46)→焼山(11:54)→黍殻山避難小屋(13:15)
2017年5月28日:黍殻山避難小屋(8:40)→蛭ヶ岳(10:20)→丹沢山(12:33)→塔ノ岳(14:10)→[大倉尾根]→大倉(17:50)
往路アクセス:
JR橋本駅→[バス]→三ケ木バス停→[タクシー]→焼山登山口
復路アクセス:
大倉→[バス]→小田急渋沢駅
黍殻山避難小屋から蛭ヶ岳へ
次の日の朝もスッキリと晴れているとは言い難い曇り空でした。昨日のご飯の残りを少し食べて、後片付けをして、朝8時半に出発します。
道はぬかるみもあるものの、昨日ほどヒルの襲撃もなく、なるべく乾いた道を選びながら進みました。
今日は行程が長く、道もアップダウンを繰り返します。曇っているので涼しく歩きやすかったのが幸いでした。
新緑の中、綺麗に整備された木道の上を歩きながら蛭ヶ岳を目指します。途中、白いシロヤシロの花が満開の木や、ヤマツヅジでピンク色の木など、花も楽しめる5月の丹沢です。
長い木の階段を登って、足がもう辛い…となった頃、ようやく蛭ヶ岳の山頂に到着しました。雲に覆われて、視界は全くありませんでしたが、1672mの蛭ヶ岳!
蛭ヶ岳山頂で少し休憩しながら、友人が持ってきてくれたパンの朝ごはんタイム。メゾンカイザーのパンを山頂で食べるのはなんとも贅沢。パンにはちみつやらバターやらを塗って、お腹も減っていたのでバクバク食べちゃいました。
蛭ヶ岳から丹沢山へ
朝ごはんを食べたら、次は丹沢山に向けて出発します。天気はよくないものの先程よりは少し霧が晴れました。蛭ヶ岳から丹沢山まで1時間半ほどの道のりです。
しかし、ここからは丹沢の真髄、激しいアップダウンの繰り返す登山道となります。木道で整備されていて歩きやすいのですが、道は過酷。何度も下りて上ってを繰り返して、足の筋肉はかなりつらい状態に。
それでもヤマツツジのピンクが彩る山の景色はとても清々しく気持ち良いものでした。
蛭ヶ岳から丹沢山まで激しいアップダウンを何度も繰り返し、やっとの思いで、12時半、丹沢山の山頂に到着しました!
標高1567m。ここが百名山です。でも周囲は木に覆われていて展望も何もありません。噂通り地味な感じの百名山でした。
山頂にある「みやま山荘」で百名山バッチを購入し、しばらく休憩。
丹沢山から塔ノ岳へ
最後は塔ノ岳へと歩いていきます。道のりとしては1時間程度です。
山は雲に覆われ、曇天の薄暗い様相。幸いなことに雨は降られずに塔ノ岳まで進むことができました。
大倉尾根から下山。外界メシは蕎麦
長い縦走を終えた後は、大倉尾根の長い下山です。
寝袋や予備のテントを背負って、アップダウンの険しい丹沢縦走をしていたため、かなり疲弊していましたが、無事に大倉にたどり着きました。
大倉からバスに乗って渋沢駅に帰りましたが、ご飯を食べて帰ろうということになり、ちょっと離れているけど美味しいと評判の蕎麦屋へ足を伸ばしました。
またバスに乗り、そば屋近くで下りて少し歩きます。
「くりはら」という十割そばのお店で、古民家風のお店はいい雰囲気でした。
蕎麦がき、卵焼きを頂いてから手打ちそばを頂きました。蕎麦粉の味わいも濃厚な美味しいお蕎麦です。
このお店は美味しいのですが、難点は遠いということ。渋沢駅から徒歩20分。縦走で疲れた足に重い荷物を持って歩き、渋沢駅に着いた頃にはすっかり疲れ切っていました…。
ヒルに追われて、重い荷物を持ってアップダウンの長い道のり。丹沢の縦走はかなりタフだなと思いました。とはいえ、やりきった達成感はひとしおです。次は山小屋泊で、ヒルのいない季節にしようと思うのでした。
丹沢縦走1日目:黍殻山はこちら
丹沢縦走2日目:蛭ヶ岳・丹沢山・塔ノ岳はこちら