【日帰り百名山】急斜面の登りが続く信仰の山、男体山

関東・東海

関東の日帰り登山ということで、日光の男体山へ行ってきました。中禅寺湖の畔にそびえる円錐形の信仰の山。その姿の通り、富士山のようにひたすら登るハードな山でした。

【男体山】
標高2486m、百名山、栃木県
信仰の山で二荒山神社が麓にあります。古くは噴火して中禅寺湖や華厳の滝ができたそう。中禅寺湖の畔たつ円錐形の山容は圧巻です。
登山レベル:★★★☆☆(中級)
百名山バッチ:二荒山神社の境内で売っています。

【アクセス&行程】
往路:北千住(6:40)→[リバティけごん1号]→東武日光(8:22)
タクシーにて「二荒山神社」へ(タクシーだと5000円程度。駅から40分で二荒山神社につきます)
行程:二荒山神社(9:30)→四合目(10:30)→八合目滝尾神社(11:50)→男体山山頂(12:30)[休憩]男体山山頂(13:00)→二荒山神社(15:00)→湖畔の湯

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二荒山神社から四合目

朝6時40分。北千住から「リバティけごん1号」にのって、8:22に東武日光の駅に着きました。

そこから8時40分の湯元温泉行きのバスに乗ろうとしたのですが、すでにバスはJR日光駅からの人でいっぱい。なので、バス停に居合わせた人と、タクシーで二荒山神社まで行くことに。

タクシーだと5000円で目的地まで行ってくれるし、ハイウエイを通っていくので40分ぐらいで二荒山神社に到着。

二荒山神社で無事の登山を祈願し、入山料として500円を納めて、神社から山登りを始めます。

まずは神社の階段を登ります

登山道に入ります。草と木が生い茂った土の道です。

最初から、かなりの急坂です。
しかも土の道だから滑りやすく、足元をしっかり踏みしめながら登ります。

3合目から4合目までは舗装された林道を歩きます。

この辺りは道も穏やかな上りで、
気持ち良い初夏の山歩きができます。

中禅寺湖が眼下に広がります。蒼い湖が綺麗!

四合目から男体山山頂

車道を歩いてほっとしたのも束の間。四合目の鳥居に到着。ここで標高は1670m。山頂まであと500mぐらい…ここからまた登山道になります。男体山、そんなに標高は高くないけどキツイとは聞いていましたが…確かに傾斜がキツイ山なのです。

赤と白の山ツツジが咲いています。

五合目到着。ここでようやく半分。

登る途中で眺める中禅寺湖。徐々にその全景が小さくなっていきます。

道は土と岩の急勾配。皆さん息も荒く頑張って登っている感じ。

急な登り坂は、まだまだ続きます。

ちょっと疲れたので、見晴らしが良いところで軽食を食べて休憩しました。
天気がよく風もないので、この時点では暑さを感じました。
休憩の後はまだ急な坂を登り続けます。そろそろ八合目…神社があるところまできました。

滝尾神社の入口の鳥居。鳥居があちこちにある様が信仰の山らしい。

何に使うのかやたら大きい鎖が。飾り?

滝尾神社の境内が八合目です。

この後も傾斜の強い登り坂がまだ続きます。
男体山の登山道はあまり緩やかな道がないのです…。

9合目からは急に空気が冷たくなり、天気も曇ってきました。そして中禅寺湖が眼下に一望できるようになりました。小さくみえるその姿にかなり登ってきたことを実感。

昨年秋に行った日光白根山の方角。まだ雪をかぶっているようです。

火山のらしい、赤茶けた土の登山道になります。

中禅寺湖を背景にして登る階段…やっぱり急ですね。

風で寒かった男体山山頂

12時半。山頂に到着しました!9時半ぐらいから登り始めたので、だいたい3時間ちょっとぐらい。コースタイムよりは少し早いペースです。

鳴らすの忘れちゃったけど、良縁の鐘だそうですよ。

男体山2486m。ピークはその向こう。

ピークの岩山には剣が突き刺さっています。
雲を切り裂くような剣の刃。
一等三角点
二荒山神社の神様の像。山々を睥睨しながら立っている姿は凛々しい

さて、お楽しみのランチタイムです。ガスバーナーでお湯を沸かしてラーメン。山頂は冷たい風が吹いてきてとても寒かったのでラーメンは大正解。でもあまりに冷えすぎて、食べてもすぐ寒くなってしまいました。

早々に山を降ります。去年行った秋の日光白根山も、山頂ランチがすごく寒かったのを思い出しました。6月初めの山は、まだ夏にはほど遠い。

湖を眺めながら、今度はこの急勾配を降りていきます。

帰りはきた道をピストンし、下りは2時間ぐらいで二荒山神社に到着しました。

牛石。神社にはよく牛を形どったものありますね。

登山後は中禅寺湖のほとりを歩きながら、温泉に向かいます。
山頂は曇って寒かったのが嘘のようなのどかな晴れ。

中禅寺湖に大きな鳥居があります。

男体山全景。綺麗な三角形の山。

中禅寺湖のほとりにある「湖畔の湯」でお風呂に入って、バスでいろは坂を下り、日光の駅に戻りました。

湯葉を購入し、お腹が減っていたので湯葉まんじゅうやら何やらを食べて東武線に乗って東京に戻ります。

男体山は標高はそんなに高くないものの、ずっと急な登り坂が続く男らしいタフな山でした。

東京から2時間もかからずに行けるし、日光は観光名所もあるし、温泉もあるし、観光も込みで出かけるには楽しい山です。