体調を崩したこともあって、初夏にようやく登山を再開。今期の最初リハビリを兼ねて、ゆるくハイキングをしようと初心に返って(?)鎌倉までのハイキングコースを歩いてみることにしました。
YAMAPの記録をみていると、大船から鎌倉まで歩き、源氏山公園を通って長谷まで行くルートが3〜4時間ということで、ちょうどいい感じ。このルートをぶらぶら探索してみます。
【行程】
大船駅(11:10)→六国見山森林公園(11:50)→六国見山(12:10)→北鎌倉(12:30)→源氏山公園(13:00)→樹ガーデン(13:30)→大仏切通(14:00)→高徳院鎌倉大仏(14:15)→長谷駅(15:00)
【登山レベル】
初心者:★☆☆☆☆
ゆるくハイキングできます。特に源氏山からのハイキングコースはふらりと訪れた観光客も歩いていました。ただそれなりに山道なので、運動靴で歩くことをおすすめします。
大船駅から六国見山へ
大船駅からハイキングスタート・・・なんですが。
その前に、駅で売っているパン屋さんに寄ります。
「高久ぱん」・・・カレーパンが有名な平塚のパン屋さん。ここのカレーパン、中に福神漬けが入ってコリッとした食感が美味しいのです。今回の山旅で栄養補給は必要なさそうだけど、行動食にお買い上げ。
大船駅からはYAMAPの地図を頼りにしばし住宅街を歩きます。
この住宅街を歩くのが結構長いのですが、道がわかりにくい。山道と違って道は複雑に分かれていて、何回も間違った道を進んで戻ったりしました・・・。
やっと山道に入った!と思ったら数分で、どこかの学校のグラウンドにぶつかり、また住宅街に入ります。住宅街で地図を見ながらウロウロしていたら、山の中の別の道を10分程度進んでしまい、戻ることに・・・
結局、家と家の間にあった大きい階段を登りきって右手に進むと、「六国見山森林公園」の入り口にたどり着きます。かなり急な階段があって、ここを登るとようやくハイキングコースとなります。
階段を登ると木陰も涼しげな山道に入ります。
5月最後の週で、日差しも強く、湿気もある日だったので木陰が涼しい・・・
「明月院」と書いてある方向へ進んでいきます。
山の中にも紫陽花が咲いていて、鮮やかなピンクが可愛い。桜の時期に来ると見応えがありそうな「夫婦桜」もあります。
木の階段を登っていくと見晴台に出ます。南には湘南の海、西には富士山が見渡せる、展望の良い場所です。六国見山という名は、ここから「相模、武蔵、伊豆、上総、下総、安房」の6カ国が見渡せることから由来しているそうです。おそらく鎌倉時代には見張りの要衝だったのかもしれませんね。
展望台からおりて、山道を進んでいくと、木々の間から横浜方面が見えました。確かに六国が見えるのもうなずける。
でも、現在の「六国見山」の山頂は木々に覆われた何も見えない場所で、山頂の標識も小さく草木の間に置かれているだけなので、見逃してしまいそうな場所でした。
北鎌倉を経て源氏山公園
六国見山からは下山・・・と言っても15分もしないぐらいで、住宅地に出ます。
どうやら北鎌倉近辺の住宅街に出たようで、駅の方向に歩いていると、たくさんの観光客の姿が見えて、なんだろう?と思ったら、紫陽花で有名な明月院の所まで来ていました。
お寺の周りには青い紫陽花がたくさん咲いていて、初夏に彩りを添えています。
今回の目的地は長谷だったので、明月院に寄るはやめて先に進みます。
駅前の大きな道路に出て、横須賀線の線路を渡ります。標識に従って「源氏山公園」の方へ歩いていきます。
道路から少し奥に入ると木々に囲まれたお寺が見えてきます。
古びた感じの石の橋や池、その向こうの門・・・なんとなく古代遺跡にも似た雰囲気のあるお寺でした。
そのお寺の横の道を登って、木漏れ日が気持ちよい木の下を歩いていくと、また山道に入ります。
このあたりは観光客も多くて、お子様連れで海外の方も歩いていました。
山道を10分程度歩けば源氏山公園に到着します。
源氏山公園には「葛原岡神社」があります。
どうやら縁結びに力を入れている神社にようで、ハート形の絵馬や、男石と女石の縁結び石を祀ったスポットもあるようです。
せっかくのなので、こちらもお詣り。さすが鎌倉、お詣りスポットがたくさんあるハイキングです。
源氏山公園からのハイキングと樹ガーデン
5月といえども、日差しがあって暑い・・・源氏山公園でお水休憩をとってクールダウン。
ちょっとだけ休憩して、長谷までの最後のハイキングコースを歩き始めます。
ハイキングコースは至る所に道標があったので迷うことなく進む事ができました。
また舗装道路から山道に入ります。道はちょっとしたアップダウンの繰り返し。木の根っこが階段状になっていたり、急な坂道があったりとそれなりに歩き甲斐があるので、やっぱり運動靴の方が歩きやすいと思います。
この山道を歩いていたら、「カフェテラス樹ガーデン」の看板が現れました。
本当に、山の中に突然・・・って感じ。
もしかすると、樹ガーデンって、よくSNSで写真がアップされているガーデンカフェかな…?と思い当たって行ってみることにしました。
この看板から数分歩くとびっくり、山の斜面に赤レンガに、赤と白のパラソルがいくつも設置されている可愛らしいカフェが目の前に現れました。
まるで霧が晴れて突然姿を現したマチュピチュみたいな(言いすぎかな…?)
コロナ禍で一時閉店していたようなのですが、今は売店で飲み物や食べ物を買って、好きなテラスで食べるスタイルに変わって営業を再開したようです。
飲み物はジュースやコーヒーだけではなく、アルコールも置いてありました。
私はアイスコーヒーといちごクリームクロワッサンを購入して、テラス席へ。
テラス席には他にも何人かお客様がいて、一人でアルコール飲料を頂きなからのんびりしている鎌倉マダムもいました。
私はアイスコーヒーで体を冷やしつつ、イチゴクリームクロワッサンを頂きます。サクサクのクロワッサンにカスタードクリームとイチゴがたっぷり挟まれた甘〜いサンドイッチ。
大船から歩いてきた体に甘みが染み渡ります!
風が気持ちよく、鳥の鳴き声に癒やされるテラス。
ここにハンモックがあったら、確実に爆睡できるな〜と思いながら、しばしのんびり時を過ごします。
春の晴れた日に本を持ってきて、ここでコーヒー飲みながら読書したいな〜と思う。
でも山の中にあるから、来るのがちょっと大変かも…。
鎌倉大仏とウーフーカレー
樹ガーデンを出て、また山道に戻ってきました。
ここから歩いて10分ちょっと、少し急な階段を下ると、大仏切通と長谷駅との分岐点に出ます。
大仏切通には階段を登って数分で着きますので、ちょっと寄り道。
他の鎌倉の切り通しの道を同じく、削られた岩を壁とした狭い道が「大仏切通」です。
切り通しをちらっと見学した後、長谷駅方面に進んでいくと、すぐに車道に出ました。
車道沿いに長谷駅方面に歩いて10分弱、鎌倉大仏の「高徳院」に到着します。
久しぶりに大仏様を見ようと、拝観料300円を払って中へ。
インバウンドの海外からの観光客がたくさんいて、大仏様を前に写真を撮っていました。
彼らの間をぬって、鎌倉大仏様の姿を写真に収めます。うーん、大きい。いいお顔。癒やされるw
大仏様をじっくり眺めた後は、売店に寄ります。ここでのお目当ては大仏様ボールペンw
大仏様の右の福耳を下に押すと黒、左の福耳を下に押すと赤が出てくる2色のボールペンなのです。
かわいいし、ありがたい感じがするので、お土産に買って帰ります。
ここで江ノ電に乗って帰ろうかとも思ったのですが、前から行ってみたかったカレー屋さんが長谷にあったので、立ち寄ってみることにしました。
時刻は15時。樹カフェでクロワッサンを食べたけど、お腹がすく時間です。
道路沿いに歩くと湘南ぽい青い壁の建物が見えてきます。そのカフェみたいな外観の店が「WOOF CURRY」というカレー屋さん。店の前に着いたら、白人の若い男性が5人ぐらいお店の中に入っていくところでした。外国人観光客にも人気なのかな〜、席空いているかな〜と、窓から中を覗くと空席があったので、私も入ってみることにしました。
メニューは「チキンカレー」「野菜カレー」「四種の豆カレー」・・・などなどがありましたが、悩んで「野菜カレー」を頼みました。なす、ししとう、ミニトマトという夏野菜が、夏みたいに日差しの強い今日の気候にぴったりだったので。
ちょっと待っているとカレーが運ばれてきました。野菜がいっぱいのっています。
食べると香辛料のスパイシーな香りの中に、クリームのまろやかさが加わって濃厚で美味しい。
暑さで空腹感が麻痺してましたが、やっぱりお腹が減っていたみたい…。
1口食べたら、そのままパクパクあっという間に食べてしまいました。
熱々の野菜で舌をやけどしかかったw
大船から鎌倉大仏まで4時間程度のゆるいハイキングでしたが、お寺や神社があったり、山の中のガーデンカフェがあったり・・・と発見が多い山旅でした。
下山後のご褒美も、美味しいごはんがたくさんあるから鎌倉歩きは楽しい。
今度はまた別のルートを歩いて散策したいと思います。