6月…週末の憂鬱な天気。でも、これからの夏山シーズンに備えてトレーニングをしたいので、関東近辺で晴れていそうだった高尾山へ行ってみることにしました。高尾山はお手軽登山スポットなので、登山客から観光客までたくさんの人が訪れます。
【行程】
高尾山口駅(9:10)→[6号路]→高尾山山頂(10:15/10:40)→城山(11:20)→景信山(12:20)→城山(13:20)→高尾山(14:00/14:30)→高尾山口駅(15:30) ※全行程 6時間半
【登山レベル】
初級:★★☆☆☆
高尾山から景信山まで行って戻ってくると、16kmあるので少しハード。高尾山といえども歩きがいがありました。
高尾山を6号路で登る
高尾山は過去に数回登ったことがありますが、今回は数年ぶりに訪れました。
山頂まで登るルートは1〜6号までルートがあり、今回は今まで行ったことのない道を選んで、6号路を歩きます。
すぐに木に囲まれた道になり、脇には水路があり、水が流れていました。
水の流れが涼しげで初夏に歩くにはよい道でした。
しばらく歩きを進めると、琵琶滝を経て1号路へ進み分岐がありました。
滝は気になったけど、このまま6号路を進むことにします。
川沿いを歩き、橋を渡って、川の右や左を歩いて、高尾山の奥深くに入っていきます。
ついに道がなくなって、沢の上を歩くことになりました。川は深くないので、普通の靴で水の上をパシャパシャと進む程度です。暑い夏だから、これはちょっと涼しくて気持ちいい〜。
沢を遡行し終えると、出てきました長い木の階段。
この階段で一気に高尾山山頂へと登っていくことになりますが…、すごい迫力のある階段。
なにしろ長い…。
登り終えるとベンチが並んだ休憩所が。でもここから山頂までは10分もしないくらいなので、一気に山頂まで登ってしまいます。
10時15分に山頂に到着しました。駅から1時間程度。
思ったより早く着きました…これで帰ったら、ちょっと運動不足…夏山トレーニングにならないなぁ。
少し思案した結果、裏高尾に入って景信山まで行ってみることにしました。
高尾山から小仏城山へ
高尾山の山頂はお茶屋さんがいっぱいあって、アイスクリームあればビールもある。お蕎麦もおでんも、何でも食べれる素敵な山頂です。
ちょっと先に展望台があったので行ってみて景色を眺めましたが…あいにくのくもり空。厚い雲の下、山が連なっているのが見えるだけでした。
山頂で水分と栄養を補給して、小仏城山へ向かって歩きはじめます。だいたい1時間ぐらいで着くはず。
ここから先は驚くほど人の姿が減ります。時折、陣馬山から来たのかトレイルランナーとすれ違いました。
高尾山を下り、一丁平までは穏やかな下りが続きますので、ゆったりとしたハイキングが楽しめます。
一丁平をすぎると、小仏城山へ一気に登りますので、急にしんどくなりました。
城山についたのは11時20分。高尾山から50分ぐらいで到着しました。
ここからの見晴らしも雲が多くてイマイチ。城山の山頂にもお茶屋さんが数店舗ありジュースやかき氷が売っています。
緑の芝生がきれいな場所があったので、少し早いけどランチタイムにしました。
持ってきたパンと、行動食で栄養補給します。
城山から景信山へ
昼ごはんで元気がついたので、「景信山」にむけて出発します。城山から2km。
最初は下りで、小仏峠からは上りになります。この上りが、時間が短い方を進むと、かなりの急斜面…なかなかしんどい登りです。
登り切ると、緩やかな山道になって、景信山へと登っていきます。
森林を抜けて見晴らしがよくなると、休憩場所と売店が見えてきます。
山頂かな?と思うと、景信山の山頂はもう少し奥にありました。
ちょっと奥まった地味なところに山頂の標が立っていて、今日の目的に到着。
なかなかアップダウンのある道でした。高尾山から1時間半ぐらいかかったと思います。
ちょうど、鬼滅の刃のアニメがやっている時だったのですが、どうやらこの山が「時透無一郎」君の出身地だったらしい。ということは、このあたりで鬼に襲われたのね〜。
山頂から休憩所に戻り、少しだけ休憩。
高尾山の方まで山が続いているのを見ながら、またあそこまで戻るのか…と、ちょっとうんざり。
このまま下山してしまおう…と誘惑と戦って、重い腰を上げます。
そう、ここはゴールじゃなかった…折り返し地点なのです。
高尾山から4号路で下山し、カフェでご褒美ソフトクリーム
景信山から城山、高尾山と、通ってきた道をピストンで戻りましたが、行きと同じアップダウンを繰り返し、いい感じで疲れてきました。
やっと、高尾山に着いたときは、もうこのままケーブルカーで帰りたい…と思うくらいw
ということで、高尾山山頂で休憩。「冷やしこんにゃく」が売っていたので、試しに買ってみました。
ほんと、冷たい。でも味がしっかりついていて、思ったより美味しい!夏に最適です。
そして、真ん中のこんにゃくがハート型に見えなくもない・・・かわいい♡
こんにゃく食べて、水分を補給した後、気を取り直して、行きに目をつけていた4号路で下山をすることにしました。なんか「吊り橋」があるというので、面白そう。
4号路は「滑りやすい山道」だそうです。ちゃんと登山靴なら大丈夫だけど、それなりの山道です。
10分程度歩くと、あたりは深い森林になりました。高尾山ってこんな深い山だったんだって思えるほど、緑の木々に囲まれた場所。その木々の緑に埋もれるように吊り橋が見えてきます。かなり大きなしっかりした吊り橋が渓谷にかかっていました。思っていたより本格的…高尾山はちゃんと山なんだなぁ。今回は新発見が多い。
吊り橋を渡って暫く歩くと、表参道の1号路に入ります。
立派な山門があり、人の姿が増えました。
少し歩くと、ケーブルカーの駅が近いのでお土産屋さんが並んでいました。ケーブルカーで下りたい気持ちを我慢して、「2号路」の方へ進みます。2号路の手前に見晴らしが良い場所があり、雲の中にうっすらと連なる山と町?らしきものが見えました。
2号路は「悪路」と書いてありましたが、たしかに出だしから、崩れかけた急な階段でした。
ちょっと大変そうだな…と思いながら下りていきます。
この道は悪路で敬遠されるのか、人の姿があまりありませんでした。斜面もやや急で、なんとなくあるきにくい。途中で「琵琶滝」方面への分岐があったので、滝に惹かれて6号路方面に進みます。
行きにちょっとだけ見えた、琵琶滝の「水行道場」に出ました。
建物の奥に滝が見えます。あの滝に打たれて身も心も清める水行が、現在も体験できるそうです。
高尾山は修験道の山だったんですね。
6号路に合流したのちはケーブルの駅の方面へと戻っていきます。
行きと同じ、水路脇のハイキングコースを歩くと10分程度、駅に到着。
これにて、今日の高尾山ハイキングは終了です。
アイスクリームとか食べたいな〜と思いつつ、高尾山口駅へ帰る途中、みつけたおしゃれなカフェ「TAKAO COFFEE」。最近、高尾山の近辺はおしゃれスポットが増えている。
ここなら、求めてるものがありそう…と、近寄ったらソフトクリームの写真が…。
店内にはたくさんの人がいました。登山客よりも観光客か、ちょっとおしゃれな格好をした人が多かった。すいません、汗くさい、登山帰りのワタシですが…、お邪魔します。
入り口入ったところのケースには美味しそうなケーキが並んでいたし、コーヒーも美味しそうです。
登山帰りじゃなければケーキだったな…。
というわけで、やっぱり下山後はソフトクリームが食べたい…ので、「エスプレッソソフトクリーム」を注文しました。コーヒーの味がしっかりして、冷たくて、本当に美味しい〜。
ソフトクリームで締めて、高尾山の低山ハイキングは終了しました。
低山といえどもアップダウンの繰り返しで、歩きがいがあり、これからの夏山シーズンにむけて脚力を鍛えるにはちょうどよいハイクでした。
今度は「TAKAO COFFEE」のケーキセットを食べに、登山抜きで遊びいこう…。