【北関東の百名山】関東の山々が一望できる花いっぱいの武尊山

アクセスが不便な北関東の百名山、武尊山。「山から日本を見てみよう」のツアーで登ってきました。こちらのツアーは道具もすべてレンタルできるし、ツアー代金もリーズナブルなので、時々利用しています。今回は金曜日の夜に新宿から出発しその日は民宿に宿泊。土曜日の早朝から登って新宿に戻る1.5日の行程です。
日程:2017年7月7日(金)〜8日(土)
1日目行程:新宿(18:00)→[バス]→民宿[1泊]
2日目行程:民宿(5:30発)→[バス]→武尊スキー場(6:00)バス乗り換え→[バス]→キャンプ場(7:00)→武尊避難小屋(8:30)→中ノ岳(10:00)→武尊山山頂(10:40)→[休憩]→武尊山頂(11:30)→中ノ岳(12:00)→武尊避難小屋(13:40)→キャンプ場(15:00)
※温泉に寄って新宿へ
武尊牧場キャンプ場から武尊避難小屋
今回は北関東の武尊山にチャレンジします。金曜日の夜18時に新宿を出発し、武尊山の麓の民宿で一泊。朝一番で武尊山へ登山を開始します。
朝6時に武尊スキー場に到着。ここでバスに乗り換えてゲレンデの上にあるキャンプ場へいきます。このキャンプ場が登山口になります。
今日は雲1つない良い天気。遠くの山の稜線までしっかり見えます。
最初は緩やかなハイキングコースです。どうやら、トレランの大会でも使われることがあるようでトレラン用の道もあるそう。ただ、あまりに交通の便がよくない山のせいか、今回の登山ではトレランの人はみかけませんでした。
花もたくさん咲いていて目を楽しませてくれます。
▲ベニバナイチヤクソウ(?)
▲ギンリュウソウ(銀竜草)
▲「眠る男」という映画のロケに使われた場所だそう。
森の中のハイキングコースはしばらく続きます。ここから、目指す武尊山までは5キロもあります。
スタートとして1時間ちょっとで避難小屋に到着。赤い屋根の小さな避難小屋。水場もトイレもないので、避難するためのもので、泊まるのには不向きです。
避難小屋から中ノ岳
避難小屋から少し歩き始めると道は登り坂になってきました。燦々と降り注ぐ太陽。雲のない青空。最高のコンディションですが、さすがに暑い…。
▲日光の方面。山の稜線がきれいに見ます。空は雲ひとつないブルー
ちなみに足元は結構ぬかるんでいます。雪解けの水が山から流れてきているのです。
それでも足元は花でいっぱい。ガイドさんが花の名前をたくさん教えてくれました。忘れないようにメモします😅
▲マイヅルソウ
▲ウラジロヨウラク
▲イワカガミ
目指す武尊山の手前にある中ノ岳が見えてきました。登山道は急坂になってきます。
見晴らしもよくなってきました。先ほどよりもっと様々な山が見えてきます。
▲尾瀬の方角。左側が至仏山、右側が燧ケ岳だとのこと。
▲上信越側の山々。
登山口は岩場にさしかかりました。ガイドさん曰く、鎖場はグローブをせずに素手でいくのが良いんですって。グローブだと滑りやすいのだそう。
岩場を超えて標高アップ。雪渓がまだ残っていて、雪の上を歩くこともしばしば。中ノ岳は巻き道でスルーしました。
中ノ岳から武尊山山頂
▲雪渓が残っています
▲前武尊からやってくる道の合流点。
▲前武尊の稜線。美しい山並みですが歩くとなると大変そう…
▲この合流点にはシャクナゲがたくさん咲いていました。
▲三ツ池のあたりはまだ雪がたくさん残っています。
▲三ツ池の雪渓の斜面にキヌガサソウの群生
最後の急な登りを登っていると、山の名前の由来ともなった日本武尊の像があります。しかし…残念な状態になっていました。台座から壊れてしまったようで修復中とのこと。剣も折れちゃったとか…。
▲岩の間でお休み中
坂を登りきって、やっと到着!関東の秘境の山、武尊山の山頂です!が良かったので360°の見晴らしは最高!
▲天気今まで通ってきた中ノ岳の方面。あの雪渓の横を歩いてきたはず
▲上信越方面。朝日とか巻幡山、平ヶ岳とが見えているらしい。
▲先ほども見えた前武尊の稜線。
ピストンで武尊山から下山
山頂で昼ごはんをとって、また3〜4時間をかけて同じ道を戻ります。花と景色を眺めながらの下山。
▲ヤマオダマキ
▲スキー場近くのアヤメ
▲スキー場(キャンプ場)に戻ってきました。
結局、往復で7時間ぐらいかかり、思ったよりタフな山でした。天気に恵まれたこともあり、景色もよくて、花もたくさん咲いていて大満足の山行。ガイドさんが同行していたので、花の名前も教わったし、なかなか楽しい旅でした。
百名山の中でも地味な山だと思っていたけど、花がキレイで行ってよかったと思える山でした。
山データ―武尊山(ほたかやま)
標高:2158m 群馬県 百名山
標高差 768m 総歩行距離 約11km
※山バッチはキャンプ場の売店に置いてあります。