【蝶ヶ岳1泊2日 Day2】 槍穂を望む絶景路と徳沢園のカフェごはん

蝶ヶ岳
北アルプスおすすめ・まとめ

翌日朝、目覚めたときは霧が立ち込めていて展望がなかったのですが、またも強風が雲を吹き飛ばし、太陽が上がる頃には美しい山の稜線が見えるようになっていました。今日はどうやら晴天のよう。昨日はちょっとしか見れなかった北アルプスの絶景が期待できます。

【蝶ヶ岳】
長野県、標高2677m。北アルプスでも登りやすい山として初心者に人気の山。山頂から見る槍ヶ岳、穂高連峰の景色は絶景です。春になると蝶の雪形が現れるため「蝶ヶ岳」という名前になったという説があります。
登山レベル:★★☆☆☆(初級)
※それなりに道程は長いが、危険箇所はないので初級とします。

【行程】※このブログは2日目の行程です。
往路:東京(新宿)→さわやか信州夜行バス→上高地バスターミナル
1日目:上高地バスターミナル→河童橋→徳沢園→長塀山→妖精の池→蝶ヶ岳山頂→蝶ヶ岳ヒュッテ(※泊)
2日目:蝶ヶ岳ヒュッテ(6:40)→瞑想の丘(6:45)→常念分岐(7:20)→槍見台(9:20)→横尾山荘(9:40)→徳沢園(10:40/11:40)→河童橋(13:40)→上高地バスターミナル 
復路:上高地バスターミナル→(アルピコ交通バス)→新島々→(電鉄)→松本→(JR)→東京

YMAPの行程
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蝶ヶ岳からの日の出とヒュッテの朝ごはん

翌朝。日の出の前、立ち込めていた霧があっという間に晴れてきました。相変わらず風が強かったので、ダウンを着込んでヒュッテの外に行きます。
東の空にはまだ月が浮かんでいるものの、地平は太陽の光で赤く染まりつつありました。

蝶ヶ岳:日の出
月がまだ浮かんでいるけど、そろそろ日の出。

蝶ヶ岳:日の出
朝日の赤くそまる穂高の山々。

蝶ヶ岳:日の出
槍ヶ岳の方まで赤く染まっている。

蝶ヶ岳:日の出
東の空、雲海の彼方、太陽の光が差し込む

蝶ヶ岳:日の出
日の出。雲海や霧を赤く染める。

蝶ヶ岳:日の出
明るくなってくると、山の稜線もくっきり見えてくる。

蝶ヶ岳:日の出
すっかり太陽が上がりました。天気は良さそうです。

蝶ヶ岳:日の出
朝日を浴びる蝶ヶ岳ヒュッテ。
テントはこの強風に飛ばされなかっただろうか?

太陽が上がりきるまで30分以上、外で景色を眺め写真を撮っていたら、朝ごはんの時間になりました。5時45分から朝食が始まります。朝一番で食べれないかと思いきや、しっかり白米も佃煮も鮭も完食。やっぱり山登りはエネルギーを使うんですね。

蝶ヶ岳ヒュッテ:朝ごはん
蝶ヶ岳ヒュッテ:朝ごはん
メインメニューは焼き鮭と卵焼き。旅館みたいなメニュー。

槍穂を望む晴天の絶景の尾根道

6時半。支度を整えた私達は、登山を開始します。太陽はすっかり上がっていて、青空と雲が頭上に広がっています。雲は昨日より高い位置にいるので、景色を阻害されることはありません。穂高連峰も槍ヶ岳も、大キレットもよく見えて、最高の天気です。

蝶ヶ岳:尾根歩き
穂高連峰がよく見える。

蝶ヶ岳:尾根歩き
よしっ、しゅっぱつだー

蝶ヶ岳から常念方向へ進むと横尾へ下りる分岐があるので、そこまで尾根を歩きます。
この快晴下の絶景に常念岳まで歩きたくなりますが、今日は下山…。

ヒュッテから5分も歩くと瞑想の丘に着きます。ここには山の指示盤があり、周囲の山が何なのかがよくわかります。

蝶ヶ岳:尾根歩き
瞑想の丘の展望指示盤
蝶ヶ岳:尾根歩き
常念岳方面へ、尾根を歩いていきます。

左手前方に槍、真横に穂高、前方右手には常念岳。北アルプスの山々が見渡せる最高の尾根道で、どこまでも行きたくなります。このまま大天井、燕まで行ってみたい…。

蝶ヶ岳:尾根歩き
前方に槍ヶ岳

蝶ヶ岳:尾根歩き
左真横に穂高。立派な姿!

蝶ヶ岳:尾根歩き
大キレットがよく見える。来年には行きたい!

蝶ヶ岳:尾根歩き
この景色を眺めながら歩きます。

蝶ヶ岳:尾根歩き
桔梗と山のコラボ
蝶ヶ岳:尾根歩き
尾根道を歩いていきます。風は強くなかった。

蝶ヶ岳:尾根歩き

蝶ヶ岳:尾根歩き
このまま常念岳まで行きたくなっちゃう、気持ち良い道です。

蝶ヶ岳:尾根歩き


気持ちのよい尾根歩きも30分程度で終了。
分岐の標識が出てきたので、ここから上高地の横尾へと一気に下山します。槍穂や常念岳の景色に別れを告げて、下っていきます。

蝶ヶ岳:尾根歩き
常念岳と横尾への下山の分岐にきました。

蝶ヶ岳:尾根歩き
横尾へと下りていきます

横尾へ槍ヶ岳を見ながら下山

横尾へ下りる道はすぐに樹林帯に入ってしまい、山々の景色は見えません。でも、昨日の長塀尾根よりは、槍ヶ岳や明神岳などが見えるのでやや楽しい道でした。しかも下山は1時間半程度で、あっというまに横尾に着きます。

蝶ヶ岳:横尾へ下山
また樹林帯に入ってしまう。さようなら槍穂

蝶ヶ岳:横尾へ下山
穂高はここで見納め

蝶ヶ岳:横尾へ下山
あとは樹林帯をひたすら下る。

蝶ヶ岳:横尾へ下山
ここでもお花がちらほら咲いています。
晴れているから昨日よりはっきり見える。

蝶ヶ岳:横尾へ下山
下山途中で、ときどき槍ヶ岳が見えるポイントがあります

蝶ヶ岳:横尾へ下山
青空にくっきりと槍ヶ岳が見える

蝶ヶ岳:横尾へ下山
槍見台に到着

蝶ヶ岳:横尾へ下山
槍見台から見える槍ヶ岳。ここがやりの見納めです。


槍見台からは30分程度下りると横尾に到着。
昨日の登りに比べるとあっという間の下山でした。

蝶ヶ岳:横尾へ下山
横尾に到着

蝶ヶ岳:横尾へ下山
横尾の涸沢への橋。日曜なので人が多いです。

徳沢園で美味しいカフェごはん

横尾では10分ほど休憩しただけで、梓川沿いを1時間歩いて、徳沢へと急ぎます。
昨日、チェックした徳沢園のカフェで美味しいランチタイムを楽しむためです。
徳沢へは1時間ほぼ平らな道を歩くと到着します。

蝶ヶ岳:徳沢園カフェ
今日は青空がきれい。

蝶ヶ岳:徳沢園カフェ
梓川も光を浴びてキラキラとして見えます。


10時40分、徳沢園に到着。念願のごはんタイムです。
色々悩みましたが、私は「カレー」と「コーヒーソフト」を頼み、「ゴルゴンゾーラとはちみつのピザ」をみんなで1つ頼んで分けることにしました。

蝶ヶ岳:徳沢園カフェ
「みちくさ食堂」って名前がついてる山カフェでランチ。。

最初はコーヒーソフトです。歩いてきて暑かったから美味しかった!
ソフトクリームにエスプレッソがかかった、ここに来ると必ず食べてしまうソフト。

蝶ヶ岳:徳沢園コーヒーソフト
コーヒーソフト。
汗かいた体にひんやり気持ちいい

5人でシェアしたゴルゴンゾーラとはちみつのピザ。
はちみつの甘さがゴルゴンゾーラチーズの香りをマイルドにして美味しい。決して甘すぎず、このピザは初めて頼んだけど、チーズとはちみつは合うなーと思いました。

蝶ヶ岳:徳沢園ピザ
みんなで頼んで「ゴルゴンゾーラとはちみつ」のピザ。


最後にガッツリ、カレーをいただきます。普段はカレーはあまりチョイスしないのですが、このカフェに漂うカレーのスパイシーな香りについ頼んじゃいました。ピリッとした香辛料に食が進みます。疲れた体も元気になっちゃう。

蝶ヶ岳:徳沢園カレー
山の定番カレー。スパイスがきいていて美味しい。


ごはんをしっかり食べて満足した後は、2時間歩いて河童橋へ。
ここでいつもの、お土産定番「troiscinq」アップルパイを1ホール購入しました。りんごがメインで、自然の甘み、私の中でNo1アップルパイなのです。
やってくるお客様はみんな、1ホールずつ買っていて、飛ぶように売れていました。

蝶ヶ岳:河童橋
河童橋から焼岳方面を望む

蝶ヶ岳:河童橋
天気がいいから今日は水のきれいさが際立っている。

帰りは上高地からバスで新島々、電車で松本、松本からあずさから帰るという乗り換えが多いものの、渋滞に巻き込まれず変える方法を選択しました。

蝶ヶ岳は難しい所はなく、1泊2日あれば十分行って帰ってこれて、北アルプスの絶景が楽しめる、山初級の人にもおすすめな山です。ただ、長塀尾根は名前の通り長かったので、横尾からのルートのほうが景色も見れて一気に登れるのでおすすめ。

今度はテント泊で行くか、常念岳から縦走してみたいなと思いました。