【白馬三山縦走 Day2前半】お花畑と白馬鑓ヶ岳の(白馬鑓ケ岳)

縦走日程:2015年7月26日〜7月28日
2日目行程:白馬鑓温泉小屋(6:00)→大出原(7:40)→尾根道(8:40)→天狗山荘(9:10)→白馬鑓ヶ岳(10:20)→杓子岳(11:50)→白馬山荘(13:40) ※7時間40分
鑓温泉小屋から大出原(お花畑の道!)
朝4時半、日の出です。
鑓温泉小屋が朝日に赤く染まっています。
朝ごはんを食べて、6時に出発です。
宿で一緒になった皆さんは、白馬岳を通ってきたそうで猿倉に下っていきます。
通常のルートと反対をとった私たちは、ここから登り。
しかも稜線に出るまで3時間…という、
昨日ののんびりペースとは違う大変な2日目の始まりです。
しかも、今日も日差しが強い!
雪渓の横の道を、照りつける太陽の下、登り始めます。
これで朝6時の日差しとは思えない暑さです。
クルマユリと、またニッコウキスゲの群生。
道が険しくなりました。
はしごと鎖が交互に現れます。
急な岩に鎖が巻き付いています。
晴れだからよいけど、雨だったら怖そうな鎖場です。
鎖やはしごで登っていくと白馬鑓が岳がそびえ立つ大出原に到着しました。
青空に白馬の山と、一面のお花畑・・・絶景です!
お花畑はキレイなのですが、ここから鑓ケ岳までは急な坂道が続きます。
地図上だと、2時間ほどかかる行程になっています。
最高によいお天気。強く眩しい光の中を山頂目指して歩いていきます。
一面の花畑の向こうにそびえ立つ、鑓ケ岳の岩肌。
反対側に目を転じると天狗尾根の方向。
雪渓まとって赤い山肌が見えます。にょきりと突き出した岩山が印象的。
かなりの急坂を登っていくと「大出原」の看板がありました。
大出原から天狗山荘(寄り道)
大出原の看板のちょっと先に雪渓が横たわっていました。
ここはほぼ平らなのでアイゼンをつけずに、慎重に雪の上を進みます。
雪渓から先も多種多様な花で彩られた登山道が続きます。
お花畑ゾーンを越え、尾根までの最後の登りは細かい岩の欠片が敷き詰められたザレ場となります。正直、登りが疲れてきた足には歩きにくい場所です。
ここを30分ぐらいで登ると尾根道に出ます。
山の反対側に、富山県側の景色が開けます。遠くに日本海も見えます。
右手に鑓ケ岳の雄大な姿…。
振り返ると、今登ってきた登山道。その向こうに稜線が見えます。
ここから鑓ケ岳に向かうのですが、ここで少し寄り道します。
荷物を置いて、天狗山荘まで往復1時間の距離を歩きます。
天狗山荘への尾根沿いの道からは立山連峰がキレイに見渡すことができます。
尾根沿いを軽くアップダウンしながら、天狗山荘へ。
天狗山荘は分岐から30分ぐらい。
ここでお手洗い休憩。
天狗山荘から唐松岳に不帰嶮を通って向かうことができます。
何人かの男性がキレットを目指していきました。
まだ、そんなレベルじゃないけど、いつかは行ってみたい…不帰嶮。
天狗山荘から白馬鑓ヶ岳
私たちは白馬まで目指すので、また分岐に戻ります。
鑓ケ岳を一望する尾根道は、風は少し強いものの爽快でした。
分岐に戻ってから荷物を背負い直し、重たくなった状態で鑓ケ岳を目指します。
足元はずっとザレ場が続きます。
可憐なコマクサが咲いていました。
この登りはかなりハードでした。
細かい岩の破片を踏みしめながら、一歩一歩、かなりの急坂を登って
鑓ケ岳の山頂を目指します。
白い山肌に太陽の光が反射して眩しい。
でも青空とのコントラストが綺麗です。
遠くに人影が・・・あそこが山頂かなぁ・・・。
登り始めて30分ぐらい。山頂に着きました!
今回の山で一番しんどく感じた30分でしたが、天気もよくて景色も一番キレイだったのがこの鑓ケ岳の山頂です。
山頂から360°、絶景パノラマが見渡せました。
こちらは今登ってきた方面。寄り道した天狗山荘のある方向。
立山連峰を望む方向。真ん中にピョッコと立っているのが劔岳でしょうか。
いつか行ってみたい…レベルの高い山です。
これから進んでいく白馬岳の方向。手前が杓子岳、次が白馬岳。
6時に鑓温泉小屋を出発して、5時間。
ようやく白馬鑓ケ岳に到着。
本日の目的は白馬山荘。ここから眺める白馬岳は近いような…遠いような…。
絶景を眺めながら、行動食で休憩。
そして、白馬岳を目指して再出発します。