【白馬三山縦走 Day2後半】天気急変の白馬(杓子岳、白馬山荘)

縦走日程:2015年7月26日〜7月28日
2日目行程:白馬鑓温泉小屋(6:00)→大出原(7:40)→尾根道(8:40)→天狗山荘(9:10)→白馬鑓ヶ岳(10:20)→杓子岳(11:50)→白馬山荘(13:40) ※7時間40分
白馬鑓ヶ岳から杓子岳
白馬鑓ケ岳で休憩し、白馬岳に向かって出発します。
杓子岳に向かいます。鑓ケ岳からは少し下ります。
雲が下から上がってきて、天気が崩れそうな気配。
振り返ると鑓ケ岳は青空の中…。
途中で雷鳥の姿が見つけました。
曇や雨が降る前に姿を現すのだそう。
道中、お花も咲いています。
杓子岳まで、少し小高い山を乗り越え、急な下りを下りていきます。
近くに見えても意外と遠い…。
足下は鑓ケ岳と同じ石だらけのガレ場が続いています。
山頂はあと少しに見えるけど…。
杓子の麓まで来て、山頂に登る道と巻き道の分岐点にでました。
ガレ場で歩きにくそうなの登り坂を見ると「登るのどうしようか…」と思ったけれど、せっかく来たからと山頂を目指すことにしました。
この登りも結構きつかったなぁ…
こんな道を20分ぐらい登り続けます。
杓子岳の山頂に着きました!
白馬鑓ケ岳を出発して1時間ぐらい。思ったよりも時間がかかりました。
山の向こう側は雲が立ちこめていて何も見えません…。
先ほどの天気の良さが嘘のような不穏な雰囲気。
晴れていた方向も視界の両側を雲が覆いはじめました。
進行方向の白馬岳の方向も、山の下からどんどん雲があがってくる様子。
杓子岳から白馬山荘
雨が降らないうちにと杓子岳を下り始めました。
登りと同じようなガレ場の下りはかなり急。
こっちを登る方がしんどかったかもしれない…。
杓子岳をおりて、先ほど分かれた巻道と合流します。
曇空のためか、雷鳥の親子連れを見つけました。
親雷鳥が心配そうに子供達を見ています。たまに鳴いて、子供達が離れていかないように気を配っている様子。(子供達は草に隠れてよく見えないですが・・・)
コマクサの群生。
山はあっという間に雲に覆われ、見通しの悪い薄暗い山道に変わってしまいました。
でも、足元には白馬のお花がたくさん!
これで景色が悪くても楽しみながら歩き続けることができます。
白馬山荘まで、あとどれくらいだろうと思ってきた辺りで、少し視界が開けてきました。うーん…登り坂。それもちょっと急です。目指す白馬山荘はまだ見えません。
この辺りも、花がいっぱい咲いています。
ピンク色の花はヨツバシオガマ?タンポポみたいな黄色い花。
この山を登りきったところ、白馬岳が見えました!
本日の目的地の白馬山荘も雲の中にうっすらと。
あとちょっと!
しかし、目的地がすぐ近くに見えているのに、ここから先も30分ぐらいあります。
白馬頂上宿舎。テント泊の場合はここに泊まります。
小屋の奥の方に白馬の大雪渓があるのだそう。
多くの人が登ってくる雪渓です。
目指す白馬山荘まで本日最後の登り。これが、見えているのになかなかたどり着かない、本日2番目にツラい登りでした…。
白馬山荘。一瞬の晴れ間を狙った一枚。
白馬山荘の充実カフェと、雲の晴れ間に夕景
白馬山荘にやっと到着しました!
鑓温泉小屋朝6時に出発して、14時前着。
途中、天狗山荘に往復1時間があったけど、8時間の長い行程だったので、さすがにちょっと疲れ気味の到着です。
受付の建物の前に長野と富山の県境があります。
白馬山荘は1泊2食で9500円。800名収容できる巨大な山小屋です。
もちろん個室ではなく相部屋ですが、こんな感じ。
平日だから、1人1枚の布団で寝れるはずとは思います…。
廊下はこんな感じ、昔の木造校舎の学校?みたいに長い廊下が続きます。
2階もあります。どうやら個室やベットルームもあるみたい。
行動食しか食べていないので、白馬山荘のスカイラウンジ(食堂)で、ランチをすることにしました。
スカイラウンジ、Tシャツやタオルなどグッズも売っています。
鑓温泉小屋にいた人から白馬山荘のラーメン美味しかったと聞いたのでラーメンを注文。
塩分が、汗をたっぷりかいた体にいい感じ
そして、甘党な私が楽しみにしていた山小屋のケーキセット
抹茶ケーキとコーヒーにしました。
残念ながら窓の外は真っ白だったけど、ケーキの甘みが幸せ~。
ランチ休憩の後は、部屋で休憩したり、外を散歩したり。
外はすでにかなり冷えています。
白馬岳の山頂方面は雲の中。ちょっとだけ見えた青空…。
荷物を整えたりなんだかんだしていると夕ご飯の時間になりました。
夕ご飯はハンバーグ、副菜に魚も野菜もあって、お味噌汁とご飯。
ボリューミーですが美味しかった!…しかし、山に行くと実によく食べるなぁ。
夕食の後に食堂で講演を聞いていると…
また天候が変わって厚い雲が流れ去り…山々が雲の間から姿を現しました!
みんな外に出て写真を撮っています。
白馬山荘から見る杓子岳と鑓ケ岳
雲海に浮かぶ立山連峰。剱岳。
西の空の雲海。
太陽が西の空に沈む最後の光。
宵の明星が山の上に姿を現しました。
杓子岳と鑓ケ岳の上には月が輝きだしました。
神秘的な山の夕景にうっとり。
白馬山荘のスカイラウンジ移る西の空と、その頭上に輝く月の1枚。
明日の天気予報は雨…だったのですが、晴れることを祈って眠りにつきます。
明日は最終日。白馬大池から栂池に下りていきます。
山情報-白馬鑓ヶ岳/白馬山荘
【白馬鑓ヶ岳】標高:2,903m
【杓子岳】標高:2,812m
長野県・富山県の県境にあり、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳の3つを白馬三山といいます。
【白馬山荘】
1泊2食10300円 個室は別料金
最大級の山荘で、800名収容できるそうです。
山頂レストラン「スカイプラザ」でケーキセットも生ビールもいただけます。
>>白馬山荘ホームページ