今回は3日間で五竜岳、鹿島槍ヶ岳の百名山を2座登頂し、八峰キレットも通過するという欲張りな山旅です。長い道のりですし、岩場をアップダウンする脚力が必要なルートですが、岩場好きにはとても楽しいコースなのでおすすめです!
【行程】
往路:新宿→[夜行バス]→白馬バスターミナル→ゴンドラ
1日目:八方池山荘(7:50)→八方池(8:40)→八方尾根登山口→扇雪渓(9:40)→唐松山荘(10:45/11:00)→五竜山荘(13:20) ※5時間半
2日目:五竜岳〜八峰キレット〜鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘
3日目:冷池山荘〜爺ヶ岳〜種池山荘〜扇沢
車中泊で白馬着、ゴンドラに乗って八方池へ
新宿から深夜バスで白馬八方へ。朝5:44に白馬のバスターミナルに着きます。
バスターミナルは6時ぐらいに開くので、バスターミナルの中で朝ごはんを食べたり、身支度を整えたりして、ゴンドラがオープンする7時半を待ちました。
7時ぐらいにゴンドラ駅に着いたら、すでにたくさんの人が並んでいます。8月の最終の土日。しかもずっと天気が悪かった今年の8月に、珍しく天気予報が良い土日だったので登山客も多いのでしょう。
ゴンドラとリフト2つに乗って、登山口を目指します。徐々に高度が上がって高原の向こうに山々が見えてきました。朝一番では雲が覆っていた空が晴れてきて、青空が広がっています。
天気予報通り、良い天気になる予感。
7時50分頃、登山口に到着。ここでお手洗いを済ませて、身支度を整えて登り始めます。
実はここは3年前に初めてのテント泊できたところ。
今回は山小屋泊のため荷物が少ないのが嬉しい。
そして前回は雲に覆われてあまり景色がよくなかったのですが、今回は視界が開けていて白馬や不帰ノ劍を見ながら登っていけるのが、本当に楽しかった!
1時間ほど登って、8時40分頃、八方池に到着。前回は厚い雲に覆われて山はあまり見えなかったのですが、今回はこんな絶景を見ることができました!本当に綺麗〜
八方池から唐松山荘へ
八方池をぐるりと回って、登山道に戻ります。
ここから本格的な登山道になります。
出発して2時間後、9時40分頃「扇雪渓」の到着。雪渓の近くの涼しい場所で、少し休憩をしました。
天気が良いので汗びっしょり。
でも止まっているとすぐに体が冷えてしまいます。なので、またすぐに登山を再開。
少し急な坂を登るとこの雪渓の上に出ます。
出発して3時間。10時45分頃に唐松山荘に到着しました。
稜線に立つ赤い可愛らしい山荘。とても綺麗です。前回はこの山荘の100mぐらい下にあるテント場に泊まりました。この時間はここで泊まる人は少ないので、テント場はまだ空いている様子。
唐松山荘から牛首を通って五竜山荘へ
ここまでくると立山連邦から吹いてくる風が強くて飛ばされそうなほどでした。
汗をかいた体が冷えてしまうので、急ぎ出発。
今日中に五竜までいくので、今回は唐松岳はスキップして、そのまま五竜を目指しました。
この岩山を登ってからは、急な上り下りの連続です。
岩肌にかかった鎖を頼りに、足元が奈落の崖ぷちを進みます。
強風もあって煽られるので、なかなかスリリング。
唐松山荘を出て1時間ぐらいこの険しいアップダウンが続きました。
3年前もこの唐松〜五竜のルートをテントを背負って歩いたのですが、その時はあたりはガスで真っ白だったため、こんなにスリルのある道だとは気づきませんでした
天気が良いと景色も楽しめるけど、スリルも味あうことができるものだ…
さて1時間たったあたりで道はハイマツ帯に入り、穏やかになります。
道も広くなったので、少し休憩をとってから再び歩き出します。
唐松を出て2時間ちょっと。ようやく本日の目的地、五竜山荘の屋根が見えました!遠見尾根から来た登山者と一緒になり、道は少し混雑しています。
五竜山荘でのんびり疲れを癒やす
1時20分、五竜山荘到着。
7時半にゴンドラに乗ってから6時間。コースタイムより少し早い時間でやってきました。
山荘に着いてからランチタイム。
朝から行動食のみだったので、お腹が減っていてチャーハンを頼みました。
塩分が美味しい〜〜
夕飯までは、同室の人と山談義で盛り上がり、お酒とつまみでお腹がさらにいっぱいに。
おかげさまで、五竜山荘名物のカレーは、たくさん食べることができず。
カレーはスパイスが効いていて美味しかったです
昼の快晴が嘘のように外は曇って来ていました。
明日は鹿島槍までのロングルートをキレット越えしますので、天気が良いことを祈ります。
できれば風も吹かないでほしい…
今日はここまでの激しいアップダウンで足が疲れ気味。
明日に備えて足をもみほぐしながら就寝しました。