【夏休み北アルプステント泊 Day2】薬師峠キャンプ場から薬師岳

北アルプス

テント泊2日目。朝方に雨が降るなどして、お天気はあまりよくありません。それでも晴れ間を見つけて、薬師岳にアタックします。

【薬師岳】
標高:2926m 富山県 百名山
古来からの信仰の山で山頂に祠がある。薬師峠キャンプ場から往復5〜6時間
登山レベル:★★★☆☆
山バッチ:薬師岳山荘で購入しました

【全行程】
往路:東京→[新幹線]→富山→[富山電鉄]→有峰口→[バス]→折立
1日目:折立→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場 ※テント泊
2日目:薬師峠キャンプ場→薬師岳→薬師峠キャンプ場 ※テント泊
3日目:薬師峠キャンプ場→北ノ俣岳→薬師峠キャンプ場 ※テント泊
4日目:薬師峠キャンプ場→折立
復路:折立→[バス]→富山(※立ち寄り湯)→[新幹線]→東京

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晴れるのを待って登山開始

朝の3時ぐらいからテントをたたんで出かける人の音と声が周囲で響いていました。その後は、雨が降ったり止んだりを繰り返していて、「今日は登れないかなー」とぼんやり思いながら寝坊。

結局、朝の9時ぐらいまでのんびりとテントで過ごし、外に出てみると、あんなにいっぱいだったテント場にたくさんのスペースができています。

斜面にテントを張ったせいか、寝ている間ずり落ちて、また這い上がってを何回かやっていたので、今がチャンス!とテントを平地に移動。

そうこうしている内に雨はやみ、青空が見えはじめたので、薬師岳を目指して出発することにしました。

10:40 いつもより遅い出発です。キャンプ場の傍から薬師岳に登る登山道を歩き始めます。

沢沿いの巨石の転がる道を岩をよじ登っていきます。木々が鬱蒼と茂り、周囲は湿気を含んだ暑い空気が立ち込めていて、すぐにシャツは汗でびっしょりになりました。

道なのか、単に岩が転がっているのかよくわからない登山道を30分ぐらい登ると、木立が切れて、少し視界が開けました。

岩についている○マークを頼りに登っていきます。

岩の急登を越えると平らな草原が広がりました。木道が通っていて歩きやすく、ほっと一息つける綺麗な場所です。ここが、太郎平かな?

雲の切れ間から山の稜線が見えました。
天気回復!山が見えてきて、テンションも上がります。

▲ピンクのふわふわした綿毛みたいな花が群生していました

▲薬師峠山荘の手前の場所です。薬師岳がちらりと見えます

薬師峠山荘から薬師岳山頂

12時ちょっと過ぎに、薬師峠山荘に到着しました。出発からここまで1時間半程度なので、少しコースタイムは早かったかもしれません。

ここで少しだけ休憩して、そのまま薬師岳の山頂を目指します。歩き始めたら、また雲がかかってきてしまいました。

▲稜線に沿って、山頂までの伸びる道。

▲足元は細かい岩のザレ場。登りにくい。

▲山のヘリから下を覗き込む。カールの地形

▲手前の山を登りきったところ。薬師岳まではまだあります。

▲薬師岳、最後の登り。大きな岩をよじ登って進みます。

13時。ようやく、薬師岳山頂が間近になりました。山頂の社のところには人がたくさんいるのが見えます。

薬師岳山頂

2926mの薬師岳山頂に到着しました!雲が多くて展望がとても良いとは言えませんでしたが、山頂はやっぱり気持ち良い。

▲山頂にある社。少し大きめ。
▲雲が多かったので、山頂からの見晴らしはこの程度…

さて、下山です。ピストンなので来た道を戻っていきます。途中振り返ると、薬師岳の全景が見ることができました。勇壮な姿です。

▲砕石の滑りやすい道を慎重に降りていきます。

▲積もる石(花崗岩の一種らしい)で白く輝く山肌

薬師峠山荘に戻ってきました。ここでバッチを購入し、冷たい飲み物を600円で買って、汗をかいた体をクールダウンさせます。

▲旗が可愛い山荘。少しチベット風?

山荘での休憩を終えたら、一気にキャンプ場まで降りていきます。

▲行きは真っ白で見えなかった道標のところ。帰りは眼下の様子が見渡せました。

▲太郎平の木道にて。草原が気持ち良い。

テント場に戻って夕ごはん

午後3時にキャンプ場に戻ってきました。テントが昨日よりもいっぱい。所狭しと立っています。

本日の夕飯は、野菜サラダと、野菜のおひたし、燻製風味になる醤油タレにうずらの卵やチーズ、ソーセージをつけてみました。ベースキャンプだと、食材がリッチにできて、ご飯を色々楽しめるのがいいですね。

夕ご飯を早めに終えて、テントの中で宵闇を楽しみます。テントの窓から遠くの山、流れていく雲を見ているとなんだか幸せな気分になります。

▲混んでいてお隣のテントが見えますが、その向こうに山と空。気持ち良い〜。