テント泊3日目。本当は黒部五郎岳まで行く予定でしたが、お天気が昨日にもまして怪しい…。ということで、本日は黒部五郎に行く途中にある「北ノ俣岳」まで行って帰ることにしました。太郎平小屋から2時間程度でいける山です。
【全行程】
往路:東京→[新幹線]→富山→[富山電鉄]→有峰口→[バス]→折立
1日目:折立→太郎平小屋→薬師峠キャンプ場 ※テント泊
2日目:薬師峠キャンプ場→薬師岳→薬師峠キャンプ場 ※テント泊
3日目:薬師峠キャンプ場→北ノ俣岳→薬師峠キャンプ場 ※テント泊
4日目:薬師峠キャンプ場→折立
復路:折立→[バス]→富山(※立ち寄り湯)→[新幹線]→東京
薬師峠キャンプ場から北ノ俣岳へ
今日も朝早く出かけた人が多く、朝のテント場は空きスペースがたくさんできていました。
朝9時。まずは太郎平小屋を目指して出発。
途中、青空がある場所もありましたが、ほとんどがどんよりとした曇空。
太郎小屋の脇の道を黒部五郎岳方面に進んでいきます。
太郎山を登り、その向こうはしばらくは木道が続く平原です。
登ろうと思っている山の方面は厚い雲が立ち込めていて山容は見えません。
今回はほんとうに雲が多い旅になりました…
それでも足元に咲いている花や、少し紅葉が始まっているのか黄色に染まっている草を見るのをとても癒やされます。
木道はずっと続いていて、歩きやすく、散策には気持ち良い場所です。
なだらかな木道が終わると、少し急な登り坂になります。
低木が生え、足元には岩が転がっています。
山を登りきると…白い雲が立ち込めて先が見えません…道を頼りに進んでいきます。どこかに避難小屋からの分岐があるはずなのですが、なかなかその分岐もわからず、ただ歩き続きること30分。
天気は悪いけど、やっぱり花はきれい。
黄色の丸い花や、ピンクの綿毛の花が目を楽しませてくれます。
北の又避難小屋との合流地点にやっと到着。
その合流地点から少し歩くと北ノ俣岳の山頂に着きました。
途中の道も木道があって歩きやすく、気持ち良い道でしたが…天気が悪すぎて何も見えないのが残念。
北ノ俣岳の山頂2661m。
雲で霞んで景色は見えず、残念ながら特に感動もない登頂となりました。
しかも、山頂にいると風が強く体が冷えてきたので、慌てて戻ります。そのまま先程の避難小屋との分岐点まで戻って、少しご飯を食べて、体を温めました。
北ノ俣岳からキャンプ場へ
そのまま太郎平小屋まで戻ります。帰路は、残念ながら小雨もぱらつくほど天気が悪化…最初の方に通った木道の草原も白く霞んで何も見えなくなっていました。
太郎平小屋に戻ってから本格的(?)お昼ご飯。
持ってきたアルファ米とイワシの銚子煮ででイワシ丼です。
小屋でワインを購入し、本日の長いテント場に備えます。
今日の軽い登山はこれにて終了。そのまま、午後はテント場で酒盛りです。
戻ってくると、テント場はまた賑わっていました。
本日の夕飯兼お酒のつまみは、「アスパラツナマヨネーズ」と「サバ味噌チーズトマト」。
買ったワインでホットワインを作りました。
<簡単美味しい★山ごはんレシピ>
「サバ味噌チーズトマト」
材料:
・サバ味噌の缶詰
・とろけるチーズ
・トマトペースト(小分けになっているもの)
作り方:
- サバ味噌の缶詰を鍋に入れる
- チーズを①に中に入れる
- トマトペーストを1パック②に入れる
- 火をかけて煮込む。焦げ付かないように気をつける
- チーズがとろとろになってきたらOK
Trans Japan Alps Race
テント場は太陽が出たり曇ったりと目まぐるしく天気が変わりましたが、雨は降ることはなく、午後の時間をまったりと過ごすことができました。
太陽が出ると暑いのですが、陰ると寒くなる。太陽の威力を感じます。
今日は8月12日で、2年に1回開催される「TJAR(Trans Japan Alps Race)」の開催期間。富山湾をスタートして劒岳を越えた選手が薬師岳からこのキャンプ場の脇を通って行く予定です。
早い年だと、5時ぐらいには薬師峠キャンプ場を通ると聞いて、今か今かと選手が通るの待っていました。
6時半、トップバッターの選手がやってきました!
その後は間が空いていたようで、夜も更けてから何人かの選手が通って行きました。無補給にチャレンジしていたいつもトップの望月選手は夜の間にキャンプ場を通って行ったようです。残念なら会うことはできませんでしたが、選手のみなさんの健脚とスタミナ、本当にすごいです!