【唐松〜五竜〜鹿島槍縦走 Day3】縦走最後は爺ヶ岳と扇沢へ下山

北アルプス

唐松岳から五竜を経て、八峰キレットを越えた3日間の山旅も今日が最終日。冷池山荘から扇沢まで下山していきます。
途中、爺ヶ岳の1つに登って、最後の山道を楽しみます。

【爺ヶ岳】
富山県・長野県、最高峰は中峰2669m 、三百名山。
北・中・南の三つの頂きからなる山。雪形に「種をまくお爺さん」が出るそうで、そこから名前が付いたとの説。
登山レベル:★★★☆☆(中級〜中上級)

【行程】
1日目:八方池山荘〜八方池〜唐松山荘〜五竜山荘
2日目:五竜岳〜八峰キレット〜鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘
3日目:冷池山荘(5:30)→爺ヶ岳〜種池山荘(7:30)→登山口(10:00)→扇沢(10:30)
帰路:扇沢→[タクシー]→信濃大町(立ち寄り湯)→[バス]→長野→[新幹線]→東京

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冷池山荘から爺ヶ岳

本日は下山のみなので、山小屋で朝ごはんを頂いてから、5時半に出発しました。お天気は曇り気味。昨日までの焼け付くような日差しはなく、涼しい登山になりそうです。

最初、冷池から森の中を少し下山します。

そのあとは爺ヶ岳への登りになります。

▲足元は少しガレ場。ちょっと登りにくい…

▲前に見えるのは爺ヶ岳の北峰。

▲雲間から太陽の光が一筋。
下層の雲をほのかに照らす。

▲雲の中に島のように浮かぶ山々の頂き

▲振り返ると、冷池山荘の向こうに鹿島槍が見えました。

▲緩やかな登りが続きます。

▲爺ヶ岳の北と中をスキップして、南峰まできました。

▲爺ヶ岳山頂。

▲種池山荘の赤い屋根が山の中に見えます。その向こうに劔岳と立山の雄壮。

▲墨絵のような山並み。ちょっと暗いけどこれも綺麗な形式。

▲今日の鹿島槍は静かな感じがします。

▲爺ヶ岳南峰から種池山荘に向かって下っていきます。

▲道は緩やか。種池山荘から登ってくる人もたくさんいました。

種池山荘から扇沢へ下山

種池山荘に到着したのが7時半。冷池山荘から2時間ほどで到着です。

ここで少し休憩をとったのですが、稜線で風が強く寒くなってきたので、早々に出発しました。
扇沢に下りていきます。これからはひたすら下りです。

▲緑の草木の中を行きます。

▲下りるたびに気が高くになり、景色も見えなくなってきました。

▲扇沢への道には至る所にポイントの名前が。こういうがないと飽きちゃうからかな。

▲ひたすら下り続けます。
すごい急というわけではないですが疲れている足にしんどい。

▲駅見岬。覗いてみると確かに扇沢の駅が見えました。

▲遥か下に扇沢の駅。まだまだ遠いなあ

▲駅見岬から1時間半ぐらい、木立の中を下り続ける。
▲やっと車道に到着!

10時手前にようやく登山口に到着。冷池山荘から4時間半。
種池山荘から2時間半ぐらいかかりました。

扇沢の駅はここから車道を30分ほど歩いたところにあります。
車道のアスファルトは日差しで熱されて暑くて、しかもずっと登り坂。

なぜ、駅と登山口を近くにしてくれなかったんだーと思いながら、
今日1番辛い歩きを経て、ようやくバス停に到着!

信濃大町でお風呂に入ろうとしたのですが、信濃大町までのバスがあと2時間ぐらいない。ということでタクシーを呼ぶことになりました。バスの時間は要注意ですね。

そのあとは信濃大町の立ち寄り湯によって、そこから長野までバス。長野から東京までは新幹線で帰りました。
なかなか長い行程だったので疲れはしましたが、面白い道でした。

キレットは確かに危険だけど、安全に超えるためには足に筋力をつけたほうがいいと思いました。多分、大キレットも道のりが長いので疲れて脚力がなくなったり、集中力がなくなったりした時が危険なのじゃないかなと。

次は不帰キレット、大キレットを目指して、筋力を鍛えて頑張ろうと思うのでした。