【白馬三山縦走 Day3】雨の白馬岳と晴天の白馬大池

縦走日程:2015年7月26日〜7月28日

3日目行程:白馬山荘(6:00)→白馬岳山頂(6:30)→三国境(7:00)→小蓮華山(7:30)→白馬大池(8:30)→乗鞍岳(9:30)→天狗原(10:30)→栂池(11:30) ※5時間

白馬岳から小蓮華山

3日目…朝食を食べて5:00ぐらいに出発予定でしたが、
ものすごい大雨で、小降りになるまで少し待つことに。
6:00ぐらいになって、少し雨が収まったのを見て、白馬山荘を出発しました。

視界が全くない中を20分ぐらい登って、白馬岳山頂に到着。
残念ながら、景色は全くございません…

白馬岳山頂

白馬岳山頂

晴れれば、360°の大展望らしいですが…。
その景色は次来たときのためにとっておきます…。

雨なので、山頂でのんびりすることもなく、さっさと道中を急ぎます。
ちなみに、視界はこんな感じです。

白馬岳山頂

なので、本日も足下の花を楽しみながら、ひたすら霧の中を歩いていきます。

白馬の花

霧の山道は…どこの山を登っているか、どこを目指しているのか…よくわからず。
なんとなく、前を進んでいる人達に付いて、ひたすら道を行きます。

白馬岳~白馬大池

白馬岳~白馬大池

登ったり、下りたり…。

白馬岳~白馬大池

気づいたら、小蓮華山の山頂でした。
小蓮華山に新潟と長野の県境にあり、新潟最高峰なんですって。
景色が悪すぎて何の感慨もなかったけど、それなりにハードな山だったのですね。

小蓮華山

このオブジェは鉄剣らしいです。

小蓮華山

小蓮華山から白馬大池

小蓮華山を下りていきます。
雷鳥坂というだけあって、やたら雷鳥を見かけました。
霧の中に雷鳥が佇んでいます。
天候が悪いからか、今回の旅はやたら雷鳥に会いますね…。

雷鳥

雷鳥

コケイバイソウ?でしょうか。道に白い花がたくさん咲いています。

小蓮華山~白馬大池

小蓮華山を下りている途中、急に雲に切れ間が現れました。
そしてあれよあれよという間に視界が開け、山々の姿が見えてきます。

小蓮華山~白馬大池

振り返ると、小蓮華山が青空の中に全貌を現しました。
曲がりくねった道が山頂まで続くキレイな山です。
左肩に雪渓を背負って。

小蓮華山~白馬大池

奇跡の天気の変化。一気に快晴!

天気がよくなって急に暑くなりましたが、レインウエアを着たまま、とりあえず手前の小高い山まで進みます。

小蓮華山~白馬大池

小高い山頂に着くと、雲の間に目指す白馬大池が見えました。
雲上の湖。青空を映して水面はより深く青く輝いています。

白馬大池

小蓮華の方を向くと、先ほどまで歩いていた山の全貌が見えました。
さきほどまで、あんなに曇っていたとは思えない青空。
先の先まで山道を見通すことができます。

小蓮華山

山を下りて白馬大池を目指します。
途中、もっと晴れてきて池が綺麗にみえてきました。

白馬大池

雨上がりの深い青空。眼下に雲海と山々。

小蓮華山~白馬大池

白馬大池までの道のりは、平坦で気持ちよい尾根道です。

小蓮華山~白馬大池

赤い屋根の白馬大池山荘。

白馬大池山荘

山荘に着いて、着ていたレインウエアを脱ぎ、すこし休憩。

大池の周りを散策します。
夏の山の涼しい風が水面を揺らしています。花や雪渓に囲まれて静かな山小屋。
ここで、テント泊をするのもよいかもしれません。

白馬大池

白馬大池

白馬大池から栂池目指して、下山を開始します。
小屋の横から大池沿いを歩いていきます。

白馬大池山荘

白馬大池から乗鞍岳

池の周りは大きな岩がゴロゴロ転がっていて、その上を進んでいきます。
池から乗鞍岳に向けて、道は登りになります。

白馬大池~乗鞍岳

青々とした池と空、赤い屋根の白馬大池山荘のコントラスト。
空気が澄んでいるからか、光に輝いて綺麗な彩り。

白馬大池

小蓮華山など、今まで歩いてきた山々が池の向こうに見えます。
結構歩いてきたなぁ…。

白馬大池

乗鞍岳まで、この縦走の最後の登りです。

白馬大池~乗鞍岳

大きな岩の間は飛び移るようにして進みました。

白馬大池~乗鞍岳

大池を出発して30分ぐらいで、乗鞍岳の山頂に着きます。

乗鞍山頂

大きなケルンの向こうに白馬の山が…。
これで見納めになるのでしょうか。

乗鞍岳

乗鞍岳山頂から栂池方向はこんな↓かんじ。
下の方は雲が煙っています。

乗鞍岳

乗鞍岳から栂池高原へ下山

乗鞍から途中にはいくつか雪渓が残っていました。
アイゼンをつけないでチャレンジしたら、すべるすべる…。
雪の上で尻餅をついて滑り落ちたのでかなり焦った!

乗鞍岳~栂池

栂池への下山道は、かなり急坂でした。
登ってくる人とすれ違いましたが、なかなかハードそう。
今回、私たちのルートは、猿倉から入って栂池に下りるコースでしたが、
通常は栂池から上がってくるルートが一般的みたいです。

大きな岩が転がっている山道を滑らないように気をつけながら進みます。

乗鞍岳~栂池

乗鞍岳から下ること1時間ぐらいで、天狗原という湿原地帯に到着。
あたりは湿原らしく霧が立ちこめていて、幻想的な雰囲気。

天狗原

天狗原

天狗原

天狗原から栂池までは、朝降っていた雨のせいか道が泥だけで滑りやすく
気をつけながら下りていきます。
途中道が崩れていて、泥の道を滑り落ちそうになったりしました…。

天狗原~栂池

天狗原から下ること1時間。
11時半に栂池山荘に到着!朝、白馬山荘を出発してから5時間半の道のりでした。

ここからは舗装された道とロープウェイで簡単に栂池高原まで下りることができます。

栂池山荘

ここで靴の泥を落として、サンダルに履き替えて、山荘から少し下った所にある
ロープウェイ乗り場へ。
ロープウェイで5分ぐらい、ゴンドラ「イブ」で15分ぐらいで、栂池高原に下ります。
料金は両方で1920円

そして栂池高原に下りて、「栂の湯」でお風呂。
外にある売店でランチのおそばを食べて、お土産を急いで買い、1時過ぎの白馬駅行きのバスに乗る…。
なかなかハードなスケジュールでした。

白馬駅から新宿までバス。
バスは料金が往復で9000円弱でお安いのですが、渋滞するので、帰り着いたのは10時過ぎ…。

とはいえ、7月後半の白馬は花がたくさん咲いていて、目にも楽しい山旅でした!
天気も途中雨でしたが、3日間、晴れの時間が必ずあって景色も楽しめて大満足。
鑓温泉小屋のお風呂もいいお湯でおすすめ。

次は晴れた白馬岳に登りたいなーと思いながら、次の山旅を考えるのでした

山情報-白馬岳

【白馬岳】
長野県・富山県 標高:2932m 百名山
白馬大雪渓があり、登っていくと白馬山荘につきます。
今回は鑓温泉から栂池に降りるコースでしたが、白馬から鑓温泉に抜けるルートが割と一般的なようです。
※百名山バッチ:白馬山荘に売っています

【交通データ】
栂池パノラマウェイ ロープウェイ+ゴンドラ 1920円
栂の湯 700円  ※栂池高原温泉情報
新宿⇔白馬 バス 8700円 ※アルピコ交通