【表銀座縦走 Day3】槍ヶ岳の日の出と上高地

槍ヶ岳のご来光

表銀座最終日は、槍の穂先に登ってから一気に上高地まで下りていきます。
日の出の絶景、真っ青な空に突き出す槍ヶ岳。最高の景色を楽しみながら帰路に着きます。

【槍ヶ岳】
標高3180m。百名山。長野・岐阜県。

言わずと知れた北アルプスの名峰。山頂付近の岩場と梯子はスリリングで登山の醍醐味を感じます。槍ヶ岳までは様々なルートがありますが今回は東鎌尾根経由で登りました。数年前に上高地ピストンで登っているので、その記録はこちらです。

【行程】 ※本ブログは3日目の行程です。
1日目:中房温泉→合戦尾根→燕山荘→大天井岳(巻き)→大天井ヒュッテ
2日目:大天井ヒュッテ→赤岩岳(巻き)→ヒュッテ西岳→東鎌尾根→ヒュッテ大槍→槍ヶ岳山荘
3日目:槍ヶ岳(6:00)→槍ヶ岳山荘(7:00)→天狗原分岐→槍沢キャンプ場(9:30)→横尾(11:30)→徳沢(12:40)→明神(13:40分)→上高地バスセンター(14:30)
※復路:上高地→[バス]→新島々→[電車]→渚→[バス]→松本→[あずさ]→東京・横浜

YAMAPの行程

明け方、槍ヶ岳山頂へ

朝目が覚めると、風も雨の音もせず静かでした。廊下でゴソゴソと行動を開始する人たちの音がして、私たちも起きて身支度を整えます。

外に出ると、しんとした空気の中で雲海の向こう地平と雲の間が赤く染まっています。
朝4時半、天気は快晴。槍ヶ岳の穂先に登る時が来ました!

表銀座縦走
太陽が昇る前、東の空が赤く染まっていく


すでに山頂に向かって登っている人達がいます。
黒い山肌に連なって動く人々のライト・・・。
ご来光を山頂で見るために私達もその列に加わって、槍ヶ岳の穂先を登り始めました。

表銀座縦走
暗い山肌に光るライトの群れ


登り始めはまだ暗かったので、ヘッドライトの光を頼りに岩稜帯をよじ登ります。
登っているうちに、夜明けが近づいて、徐々に周囲が明るくなってきます。
振り返ると穂高連峰と、今日の宿だった槍ヶ岳山荘が見えました。

表銀座縦走
穂高連峰の夜明け

表銀座縦走
槍ヶ岳山荘に光があたり始める。
表銀座縦走
暗い中、槍ヶ岳に登る。
夜明けが近づき、空も明るくなってきた


さらに登り続けると、どんどん明るくなってきました。
空と陸の境界線が赤く染まって、遠くの山までよく見えてきます。
山頂でご来光を見たかったのですが、最後の梯子のところが渋滞していてしばらく待ちます。
どうやら昨日の雨の影響で、今朝登頂する人が多いようで、山頂は人でごった返している様子です。
槍ヶ岳の山頂は狭いから仕方ないか…。
梯子の手前で、槍ヶ岳からの景色を楽しみました。

表銀座縦走
笠ヶ岳の向こうに山の影が雲に映っている

表銀座縦走
梯子の手前で登頂を待っている間に、太陽が上がったみたい。
槍ヶ岳山荘がオレンジ色に染まっている
表銀座縦走
穂高の山々の日の出の光を浴びて朝焼けの中赤く輝く。
きれいだー!!

太陽が上がった後になってしまいましたが、ようやく梯子を登り終えて、山頂に立つことができました。山の向こう、雲海の上に輝く太陽の姿が眩しい。

槍ヶ岳は昨日の大雨が嘘のような快晴で、私達を迎えてくれました。

表銀座縦走
太陽上がってますが、ご来光!ってことで。


山頂は人で一杯で、奥にある小さな山頂の社まで行くのにズラッと並んでいました。
みんな山頂を一周するように列を成して、「槍ヶ岳」の山頂の碑の写真を撮って、また梯子方面に戻っていきます。(ディズニーランドのミッキーと写真を撮るみたいな感じ…)

梯子を登って山頂に着いたら自動的にその列に並ぶので、私も列に連なって順番待ちをしながら、槍ヶ岳山頂からの360度の大絶景を写真に収めます。
前回きたときは雲に覆われていたので、こんなに遠大で山脈の連なる絶景は見れなかったので、かなり嬉しいです。

表銀座縦走
小槍?ちょっと突き出した岩が見えます

表銀座縦走
槍ヶ岳の影が笠ヶ岳あたりに映る。
表銀座縦走
裏銀座方面。双六とか黒部五郎とか鷲羽とか…(だと思う)

山頂に着いて15分後ぐらいにようやく「槍ヶ岳」のお社の前に到着。写真を撮ったらすぐ次の人の番ですので、のんびりできず…。私はようやくこの一枚を撮って終了…。

表銀座縦走
山頂に来た証!写真に収めました。

表銀座縦走
山頂はこんな感じで人でいっぱいですよ。
ドローン飛ばして撮影している人もいた。いいなードローン。

表銀座縦走
太陽は大分高く上がりました。
渋滞で長時間山頂にいると寒かったので日向ぼっこ。

ようやく山頂を1周し梯子に戻ってきました。だいたい30分ぐらい山頂にいたかもしれません。
ちょっと寒くなってきたので、急ぎ下山開始します。
登ってきた長い梯子を降りて、岩場も下っていきます。

表銀座縦走
山頂から下山します。登っていくる人と降りる人でごった返す登山道。
槍ヶ岳の影もだんだん下のほうへ移動していく。
表銀座縦走
上を見上げるとこんな感じ。
結構急斜面に見えますよね。梯子も鎖もあるし。
表銀座縦走
登りと下り、コースが違うところもあるの要注意。
矢印をよく見て進む

朝6時半には槍ヶ岳山荘まで戻ってきました。
その頃には太陽は空高く上がり、夜明けの暖色から、一気に深い青空になっています。
無事に天気のよい槍ヶ岳山頂に登れて本当に良かった!!

表銀座縦走
帰ってきました。振り返って槍ヶ岳のそそりたつ穂先を見上げます。

槍ヶ岳山荘から上高地へ下山

槍ヶ岳山荘に戻り、荷物をピックアップし下山を開始します。
朝ごはんはお弁当にしてもらい、朝の7時に山荘を出発しました。
今日は上高地までの長い下りが待っています。

表銀座縦走
この谷を降りていく。殺生ヒュッテの屋根が見えます。

表銀座縦走
少し下った所から見上げる槍ヶ岳

表銀座縦走
真っ青な空に月が浮かんでいる

昨日の悪天候が嘘のように今日は天気がよく、空は真っ青に澄み渡っていました。
青空に突き出す槍ヶ岳を背にして、どんどん下っていきます。

表銀座縦走
表銀座縦走
真っ青な空に槍ヶ岳がくっきりと浮かび上がる


槍ヶ岳が見えなくなるほど下ってきました。
ありがとう、槍ヶ岳・・・いい景色だった!また来るよ〜。
と、最後に槍ヶ岳が見える場所で、心の中で感謝。

表銀座縦走
天狗原分岐の付近。
表銀座縦走
大曲の分岐ーここを登っていくと昨日、通った東鎌尾根の道に出ます

表銀座縦走
沢には大きな岩がゴロゴロしています

9時半にババ平の槍沢キャンプ場に到着しました。槍ヶ岳山荘を出てから2時間半。
ここで休憩をとって、朝ごはん…というかブランチをいただきます。
槍ヶ岳山荘のお弁当はずっしり重いおこわ。
こんなに食べられるわけない…と思っていたら、お腹が減っていて、まさかの完食…

槍ヶ岳登頂と、ここまでの下山で、すごくエネルギーを使ったんだなぁと思いました。

表銀座縦走
槍沢ロッジ手前のババ平のキャンプ場

表銀座縦走
槍ヶ岳山荘のお弁当は「おこわ」
食べきれないと思っていたら、お腹へっていて全部食べちゃった。


休憩を終えたら上高地に向けて再び歩き始めます。
槍沢ロッジの横を抜けて少し下ると、ほぼ平地の沢沿いの道歩きが続きます。

表銀座縦走
ババ平で休憩したため槍沢ロッジには寄らないで通過

表銀座縦走
川にやってきました。水が涼しげ!

表銀座縦走
木の橋も渡ります。トレッキングのゆるいコース

横尾に着いたのは11時半過ぎ。たくさんの登山客が休憩していました。
ここで冷たい飲み物を買って一気に飲み干します。歩いて暑かったから美味しい!

表銀座縦走
横尾山荘に到着。ここでは飲料のみ購入しました。

横尾から1時間歩いて、徳沢園に到着。
ここの素敵な山カフェでいただくのは「コーヒーソフトクリーム(アフォガード)」
これは汗をかいて歩いてきた自分への最高のご褒美です。
冷たくって、甘くって、美味しい!!!

表銀座縦走
徳沢園のアフォガード。ソフトクリームにエスプレッソ。
美味し〜。これぞ、登山のご褒美。

表銀座縦走
徳沢園のキャンプ場。今年のGWでは2泊しました。

さらに1時間歩いて明神館に到着しました。
ここまでくればかっぱ橋まで1時間。あとちょっとでこの長い旅も終わりです。
空はあいかわらず青く、太陽の光でいっぱい。

表銀座縦走
明神館に到着。

表銀座縦走
ここまでくれば河童橋まであと一息。

かっぱ橋に着いたのは14時半頃。やっとの思いで帰ってきました!
透明度の高い梓川と、その上にかかる橋、集まる観光客、山々が見える…いつのも見慣れた上高地です。

どこかお風呂入るところはないかなと探したのですが、この時間で立ち寄りをやっている場所がないとのこと。結局かっぱ橋付近をちょっと歩いて、アップルパイを買って、そのまま帰ることにしました。

表銀座縦走
かっぱ橋から撮影する梓川

上高地から新島々までのバスで行き、新島々から松本までは電車…の予定でしたが、渚駅〜松本の間が豪雨で被災…。そこはバスに乗り換えて松本まで行きます…ということでいっぱい時間がかかりました。

なんだかんだと乗り換えがあり、松本に着いたのは5時過ぎ。
よく行く駅近くの立ち食いそば屋さんはもう営業終了していたので、別のお蕎麦屋さんで「カモネギのつけダレと蕎麦」を頼みました。
やっぱり松本まで来たら「そば」食べたいですよね。つるつるののどごしで、美味しかった〜

表銀座縦走
松本駅のお蕎麦屋さんにて、下界メシ「カモネギそば」!

3日間の縦走を無事に終えました。天気の急変もありましたが、表銀座をほぼ快晴の中で歩くことができたこの山旅に大満足です!
やっぱり槍ヶ岳を始めとした北アルプスの大パノラマの中を歩く尾根歩きは最高。
私が山にはまるキッカケになったこの道を8年ぶりに歩きましたが、新しい感動があって、また来たいと思わせる素敵な山道でした。