雷鳥沢キャンプ場テント泊2日目、奥大日岳と大日岳へ登ってみることにしました。
立山や地獄谷から真正面に見えるキレイな山の稜線に沿って歩き、景色を堪能しながら、日帰り登山を楽しみます。
【奥大日岳】
富山県 二百名山 標高 2606m
室堂や立山からよく見える大日連山の主峰で、二百名山に数えられます。雷鳥沢キャンプ場からは日帰りで4時間程度で、難しいところはありません。手軽に行けて立山・劔岳が一望できる景色のよい山です。
登山レベル:★★☆☆☆(初級)
【全行程】※このブログはDay2の行程の前半です
往路:東京→[あるぺん登山バス]→室堂
Day1:室堂→雷鳥沢キャンプ場※テント設営→室堂→一の越※休憩→雄山※お参り&ランチ→大汝山→富士ノ折立→大走へ分岐→雷鳥沢キャンプ場
Day2:雷鳥沢キャンプ場(7:40)→室堂乗越→奥大日岳(9:50)→中大日岳→大日小屋(11:30/12:20)→中大日岳→奥大日岳(13:30)→雷鳥沢キャンプ場(15:15)
Day3:雷鳥沢キャンプ場→室堂→[バス]→弥陀ヶ原→[バス]→室堂→室堂山→立山室堂山荘→らいちょう温泉雷鳥荘→雷鳥沢キャンプ場
Day4:雷鳥沢キャンプ場→みくりが池温泉→室堂
復路:室堂→[あるぺん登山バス]→東京
立山の大パノラマ。奥大日岳の登山道
朝6時、キャンプ場に日が差込み、今日も快晴です。
テント泊の朝早く、もう登山に出かけている人もいました。
私達は朝ごはんをのんびり食べて、7時半に出発しました。今日は奥大日岳、行けたら大日岳まで行って戻ってくる予定です。
キャンプ場から雪渓を下っていくと、木道が敷かれた登山道になります。
ほぼ平らな木道をしばらく歩くのですが、そこから眺める景色が最高です。
コケイバイソウが咲く緑の斜面の中を歩き、上り坂にさしかかってから木道は終わります。
岩の多い少し急な上り坂を、雪渓沿いに登り、最後は雪渓を渡っていきます。
急な坂を登り下りると、登山道はゆるりとした巻道に入ります。
登山道で一番嬉しい、絶景の平らな道。立山、室堂、大日連山を眺めながら、チングルマやコバイケイソウの花が咲く緑の道を進みます。
道は再び上り坂で、奥大日岳の手前の山まで登っていきます。
急登というほどではないので、ゆっくり楽しみながら歩くことができます。
劔岳を望みながら、奥大日岳山頂へ
右手にあった山が切れ、劔岳が姿を現しました。ゴツゴツした岩の殿堂…本当にかっこいい山です。この角度かみると緑の山肌の連なりの中に見えて、剱沢側から見るのとまた違う良さを感じました。
奥大日岳への登りの手前で一休みしました。
ここまでほんの1時間半程度。それでこれだけの絶景が楽しめるのは嬉しい限りです。
雪渓は残っているものの、立山ほど急な上り坂もないので、山の初心者にもおすすめ。
奥大日岳に向けて、登山再開。
右側に山の斜面を見ながら少しだけ急な坂を登ります。
左手には室堂に続くバス道路が貫く、天狗平、弥陀ヶ原が一望できました。室堂が台形型の山の上にある様がよくわかります。
その室堂平の向こうに連なる北アルプスの山々。その中に槍ヶ岳の尖った先端が小さく見えました。
この坂を登りきると、ほぼ山頂近く。大きな雪渓に出ました。
雪渓の向こうに劔岳の山頂が見えます。雲海と雪渓が連なって、雪と雲の境目がわからない。雲の上をたどって劔岳まで歩いて行けちゃいそう。
左側に目を移すと目指す奥大日岳の山頂が見えました。
ここまで来れば、山頂はあと10分程度。しばらく雪渓にそって歩きます。急な登りはもうなく、ほぼ平らな道を、時々雪渓の上も通りながら進みました。
9時50分。奥大日岳山頂に到着しました!雷鳥沢キャンプ場を通ってだいたい2時間ほど。山頂からは劔岳とそこに連なる山々がよく見えました。
奥大日岳の山頂に着いたのが10時。これで戻ると時間も余るので、行けたら行ってみようとしていた大日岳の方まで行くことにしました。
ただここから往復して雷鳥沢キャンプ場まで帰るとと5〜6時間かかるので、ちょっと時間が厳しい。また、昨日も午後から雲が広がって夕立があったことも考えて、大日小屋まで行って大日岳は登らずに戻ってくれば3時半にはキャンプ場に戻れると…という計画をたてました。
と、いうことで、即座に出発!
新しい景色を楽しむために大日連山の旅を続けます。