沢登りの先輩方にくっついて、巻機山のふもとに流れる米子沢の沢登りに行ってきました。
デート滝と謳われるだけああって、水もきれいで、ナメ滝も滝も美しい気持ちよい沢でした。9月の上旬で天気が良かったので、寒さを感じる沢登りを楽しめましたし、最後のつめもほとんどなく、初心者にもおすすめの沢です。
【米子沢】
新潟県。巻機山の麓の沢で美観と名高く、ナメ滝の景観がきれいな人気の沢です。
グレード:1級(沢初級)
【行程】
桜坂駐車場(5:50)→入渓地点(6:05)→…沢登り…→脱渓地点(11:45)→巻機山避難小屋(11:55/12:30)→ニセ巻機(12:35)→桜坂駐車場(14:50)
【装備】
沢靴・沢ソックス・沢スパッツ・手袋・ヘルメット
ハーネス・カラビナ・スリング・ロープ・アッセンダー
ザック・行動食・登山靴・防寒着・レインウエア
桜坂駐車場から入渓地点へ。朝一番の沢へ
9月の半ば、好天が予想される日曜日ということもあって、駐車場は早朝からいっぱいになりました。巻機山に登る人、沢に行く人で駐車場は大賑わい。
沢装備を身につけて、沢スパッツや沢靴も履いて、リュックに登山道歩き用のトレランシューズや、リュックに沢靴や朝6時に出発して、入渓点まで林道を歩きます。やや上り坂なので、朝一番の体にはちょっとしんどい。
10分ほど歩くと入渓点に到着。「米子沢入口」という看板が出ていますので、ここから河原へ入っていきます
河原に入り、ごろごろ転がる石の上を進みます。
堰堤を越えて、さらに歩くこと15分ぐらい。だんだん水量が増えてきて、沢らしくなってきました。
水量も増えてきたので沢を渡ったりしながら、沢登り開始です。
朝一番でちょっと寒かったので、水の中に入るのに少し躊躇しましたが、入ってしまえばそんんなに気にならない…。
ただ、風が冷たくて、少しだけ体が冷えてしまいました。
かなり日も登ってきて、周囲が明るくなってきます。
前方に目指す山、巻機山の一部(?)が見えてきました。
たくさんの滝の絶景!楽しい沢登り
1時間ほど歩くと、米子沢は滝がたくさん出てきます。
滝の横を上ったり、高巻きして歩きながら滝を越えて上っていきます。
沢登りの醍醐味をたっぷり味わえるのが、この滝を越えるアクティビティ。
時折、ロープをだしてもらったりしつつ安全確保しながら進みます。
晴天の山合いでナメ滝を遡行
この日は快晴で日が昇ってくると暖かくなってきましたが、沢の水沿いを進んでいくので暑さはさほど感じません。沢の上を吹く風も心地よく抜群のコンディションでした。
爽やかな初秋の青空に照らされ水はキラキラ光って、本当に気持ち良い沢登りを楽しめました。
10時。入渓してからすでに4時間ほどたっていたので、さすがにお腹が減ってきました。
沢がナメになっている穏やかな岩場で山々を眺めながら、ランチを頂きます。
今日はコンビニで買ったおにぎりとパンでエネルギーを蓄えます。
ランチを食べ終わったら、再び沢登りを開始します。この辺りから滝は穏やかなナメが続きます。広い岩場の上をサラサラと水が流れる様は見ているのも気持ち良い。
ランチポイントから更に遡行すること1時間弱。
沢の水量が少なくなってきました。どうやら沢の上流地点に近づいたようです。
脱渓と巻機山の下山
米子沢の脱渓地点にやってきました。
ここから避難小屋まではすぐということで、沢靴のまま山肌を登っていきます。
10分ぐらい歩くと、避難小屋が見えてきます。ほぼツメもなく、あっという間に登山道に到着。
12時手前に、避難小屋に到着。ここで沢装備を全て外して、靴を履き替えて登山モードに切り替わります。
避難小屋から巻機山山頂までは往復1時間程度ですが、今回の目的は沢登りだったため、そのまま下山します。
青空の下、巻機山のなだらかな緑の山肌が美しい。この景色を左手に眺めながら、駐車場まで下っていきます。
しかしながら2時間半の下山。なかなか長い…。
午後3時、ようやく駐車場に戻ってきました。
ここで泥を洗い流して着替えなどをします。駐車場のトイレは綺麗なので、女性でも使いやすいです。
今回は初めて越後の沢にやってきたのですが、きれいな水の中、長い沢登りを楽しめました。
高巻きするか滝に下りるか悩んだ箇所もありますが、おおよそルートもわかりやすく迷いにくいと思います。
あまり難しいところはなく、沢初心者にも楽しめる沢だと思いました。