甲武信岳縦走2日目。テントを買って2回目の朝は雨音で目が冷めました。雨で浸水しているのでは?と心配したのですが、やっぱりテントは丈夫。内部には雨は入ってきません。でもテントをたたむときが大変でした…。
【行程】
縦走日程:2014年10月4日〜10月5日
全コース:大弛峠〜国師岳〜甲武信ヶ岳〜甲武信小屋(泊)〜千曲川源流〜毛木平
2日目行程:甲武信岳山荘(7:30)→千曲川源流(8:15)→ナメ滝(9:55)→毛木平(11:50)
甲武信岳山荘から千曲川源流へ
朝方、テントに降りそそぐ雨の音で目が覚めました。
うーん・・・雨だ・・・。
少し、雨が静まるのを待っていたのですが、どんどんひどくなるので頑張って起きてテントを片付けます。
山荘前に屋根のある炊事場があったので、そこにテントをもってきてタオルで水を落としながらたたみます。
このとき、大きなビニール袋があったので、濡れていてもそこにしまうことができて便利でした。


メンバーで足を痛めた人がいたので、西沢渓谷に降りる予定だったのを急きょ変更。
甲武信小屋の主人が、千曲川源流を通って長野側に行くのが、緩やかで下りやすいと
アドバイスしてくださったので、そちらのコースをとることにしました。
雨の中、千曲川源流へと下っていきます。
急な下り坂もなく、雨の中でも歩きやすい道でした。



千曲川水源地にやってきました。
標識がちゃんと立っています。

沢に少し下ると、岩の間から水が湧き出ているところがあります。

ここで汲んで飲んだ水が、個人的には今まで一番おいしかったです。
なんだが、甘味がある、自然から恵まれた、生まれたてのお水。
ペットボトルにつめてもってかえりました・・・
この源流の横を通って、さらに下っていきます。
流れ出た湧水は集まってやがて川になります。




雨に濡れた緑の苔と、赤と黄の落ち葉がキレイなコントラスト。
霧に煙る風景もまた風情がありました。
雨足は強かったので、レインウエアを着ていてもかなりびしょびしょになりましたが・・・




ナメ滝から毛木平の駐車場へ
千曲川源流から下って1時間半。ナメ滝にやってきました。
水は滝になって勢いよく流れ落ちています。

そのまま川沿いを落ち葉の積もった道を延々歩きます。
斜面は全体を通して緩やか。
たまに岩を階段のように下るところがありましたが、
小屋のご主人が教えてくれたように歩きやすい道でした。


目に鮮やかな真っ赤に染まる楓。
雨でカメラに水滴がついてしまってぼやけていますが・・・。
ナメ滝からさらに1時間半、どんどん強くなってくる雨の中を歩き続け・・・
最後の林道に入りました。




林道に入ってから30分ぐらい
で、ようやく毛木平の駐車場に到着。
小屋を出発してから4時間。雨の中の長い行程で、靴も服もびしょびしょ。
駐車場の隅の休憩所で乾いている服に着替え、ダウンを着て体を温めました。

毛木平からジャンボタクシーを呼び、そのまま村営の銭湯へ。
体を温めて、身もきれいになって、すっきり。
その銭湯内の食堂で頼んだクリームソーダが衝撃的な青色でびっくり。
番外編として掲載します

そこから、信濃川上の駅へ行って電車に乗り松本経由で新宿へ戻りました。
今回は雨が降ってしまってなかなか厳しい行程でしたが、
道は長いものの平坦で、テントを担いでいける登山でした。
そりゃあ、勿論重たいですけど・・・。
荷物が重いと登り坂がきついので、高低差が少ないところがよいですね。
雨にぬれたテントは乾かしてちゃんと畳みましょう。。。。
前回、結露したのをしまったまま干さなかったら、フライがカビてしまいました・・・。
買ってすぐカビちゃうなんて残念。・・・山道具はお手入れは大事ですね。