【紅葉の百名山】キャンプ場テント泊と 紅葉の絶景雨飾山

甲信越・北陸

2017年の秋は週末の雨が多く、晴れを狙ってようやく行った紅葉登山が雨飾山です。麓にキャンプ場があるので、テントを持って新宿からあずさ3号に乗って南小谷へ向かいます。

【雨飾山】
新潟県・長野県 標高1963m 百名山

登山レベル:★★★☆☆(中級)
雨飾高原キャンプ場からのコースタイムは7.5時間〜8.5時間
山頂までの景色と山頂付近の景色が一変する。春・夏は花、秋は紅葉が有名な山です。
百名山バッチ:キャンプ場の売店で売っています

【行程】
往路:新宿→[あずさ3号]→南小谷→[バス]→雨飾高原→[徒歩]→雨飾高原キャンプ場
ルート:雨飾高原キャンプ場→荒管沢→笹平→雨飾山山頂→笹平→荒管沢→雨飾高原キャンプ場
復路:雨飾高原キャンプ場→[徒歩]→雨飾高原→[バス]→南小谷→[JR]→松本→[あずさ]→新宿

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1日目 雨飾高原キャンプ場でテント泊

1日目は、新宿発7:30のあずさ3号で南小谷に11:42到着します。新宿から直通でいける電車なのですが、なんと4時間近くの長旅です。南小谷駅12:07発の雨飾高原行きのバスに40分ほど揺られて、ようやく到着…かと思ったのですが、さらにバス停からキャンプ場まで、さらに1時間アスファルトの道を歩きます。

なんと片道6時間の長旅で、ようやくキャンプ場に到着しました。テントを設営します。売店でいろいろ買い出しをしようと思ったのですが、やっぱり僻地のキャンプ場だけあって品数が少ない…。でも、お水もあるし、飲み物の自販とビールとチュウハイは揃っています。ただ期待していた野菜もきのこも肉も、お菓子も売っておらず、持ってきた材料で夕飯の支度をします。

さすがに紅葉シーズン、百名山を目指す人でキャンプ場はかなりの人がいました。秋で寒くなったので夕ご飯は鍋です。夕暮れになると、霧も出てきて暗くなり寒くなって来ました。大量に作ってしまった鍋をひたすら食べながら、夜の時間を過ごします。
しかし、真っ暗になるとやることもなく、早々にテントに潜り込んで就寝。1日目は移動とご飯で終わりました。

2日目 キャンプ場から荒管沢

2日目の朝になりました。前日の残りの鍋を朝ごはんにして頑張って食べていたら、出発が遅れてしまいましたが…朝6:30 雨飾高原のキャンプ場を出発します。

▲キャンプ場脇から登山道へ

▲最初は木道の湿地帯を歩いていきます。
滑らないように注意。

▲登りの木の階段。昨日の霧雨のせいかぬかるんでます。

▲木の梯子を登っていきます。

▲1600m地点。まだまだ先は長いです。

▲登るにつれ木々が紅葉してきました。

▲青空に黄色の木々が映えています。やっぱり天気が良いっていいですね。

▲足元には赤い葉っぱ。

▲赤い衣をまとった木。パーティドレスのよう。

▲明るい黄色の世界。やっぱり紅葉の山はいいですねー。

▲手前の小山のピークから、雨飾山を望みます。

少し雲がかかっているけど紅葉はちょうど良い感じです。

▲雨飾の山肌は黄色と茶色に色づいています。

▲雨飾山を眺めた小山のピークからは少し下って、沢にでます。

▲沢から見上げた雨飾山はこんな感じ。

荒管沢から笹平

沢に到着したのは8時ぐらい。キャンプ場を出発してから1時間半でした。ここで一休憩をしてから、雨飾山山頂を目指して再び登り始めます…ですが、ここからの登りがかなり急。思ったよりハードでした。

▲かなり急な登りで、ゆっくり登ります。

▲登りは急だけど、青空から降り注ぐ光に木々の紅葉も実に鮮やか。

▲紅葉のトンネルの向こうに青空。

▲木々の間を登り続け、ようやく視界が開けました。赤や黄の鮮やかな色が山肌を覆っています。

▲登山道は相変わらず険しい…

▲こんな木の梯子も登っていきます

▲秋の紅葉シーズン、連休、百名山なので登山客は多かったです。

▲途中の道標の一つ、笹平に到着。

笹平に着いたのは9時半。沢のところから1時間半かかって、かなり急な道を登り続けました。この笹平から雨飾山は今までは全く違う表情で驚きました。緑の笹の平原の中にぽこっと山頂が顔だしている。赤と黄色の世界から緑の世界へ、その景観は趣を全く変えていました。

笹平から雨飾山山頂

景色は綺麗なものの「まだまだ登るのか…」と、少しため息をつきましたが、しばらくは笹の中の平坦な道を歩きます。

▲雨飾山荘の方面への分岐点。道の向こうは日本海側、糸魚川方面。

▲ひょっこり出た山の頂の麓まで来ました。登山客が最後の登りを頑張って登っているのが見えます。

▲振り返ると笹原に道が。ここを通って来ました。

▲最後の登りはこんな岩がゴロゴロしている間を縫って登ります。

▲転げ落ちちゃいそうな急な谷と、
その向こうに幾重にも稜線をなして連なる山。

▲すり鉢型に螺旋を描くような斜面は平衡感覚をなくしそう。

キャンプ場を出発してから4時間。10時半に、ようやく雨飾山の山頂に到着!

天気が良いからか、山頂は人がたくさんいました。みんな周囲の山を眺めながらランチタイム。ご飯を食べながら、絶景を楽しみます。

▲遠くにぴょこぴょこ2つ飛びてて見える山が火打・妙高らしい。

ピストンで下山

帰りのバスの時間もあるので、そんなにのんびりしていられません。下山を開始します。

▲再び、笹の原へ。

▲すでに紅葉も終わり気味なのか、
雨飾山から眺める山々は茶色。

▲笹平から沢に向かって降りていきます。

▲沢に戻ってきた時は雲が晴れていて、
雨飾山の山頂がくっきり見えました。

▲ベストポジションから撮影した雨飾山。青空と紅葉が本当に綺麗。

▲天気も良かったし、
紅葉のタイミングとしても良い日でした。

キャンプ場に戻ったのは2時手前。雨飾高原のバス停から南小谷駅までの最終バスは15時10分。出発が遅かったのでかなり巻きで行程を進んだつもりですが、やはり時間が足りなかった…。ものすごい勢いでテントを畳み、お風呂も入ることができずにバス停へ向かいました。

なんとか15時10分のバスに乗り、南小谷駅に到着。16時台の電車に乗って、松本経由で、新宿へ戻ります。なかなか、遠い山ではありましたが、紅葉が綺麗、山の景観も大変美しく、満足いく山旅になりました。

2017年の秋は雨ばかりで、結局、この山が紅葉狩りの最後の山になってしまったのですが、天気の良い時に行けて、本当に良かったです