レンゲツツジの登山道を登って根子岳山頂に到着。次に四阿山へ向かいます。新緑の山々の絶景を眺めながら一度谷間に降り、再び登ります。良い天気で気温はアップ。予想以上の暑さに四阿山を登る足も重たい…。
【四阿山&根子岳】
四阿山:長野県、百名山、標高2354m
根子岳:長野県、花の百名山、標高2307m
登山レベル:★★☆☆☆☆(初級)※登山5時間半、バス停から往復で8時間程度
菅平の牧場から登って2つの山を楽しめて登山口からの周遊だと5時間半程度で歩けます。難しい場所はなく、小さい子供や犬も登れるような山ではありますが、上り坂はそこそこ急です。今回は6月でしたが、レンゲツツジを新緑がきれいでした。牧場のソフトクリームも美味しいのでおすすめ。
【全行程】※このブログは②の行程
往路:東京→[新幹線]→軽井沢 ※軽井沢で1泊
軽井沢→[しなの鉄道]→上田(8:15)→[上田バス]→菅平高原ダボス(9:10)
行程:
①菅平高原ダボス(9:20)→菅平牧場管理事務所(10:00)→展望台(10:20)→根子岳山頂(11:30)※休憩15分
②根子岳→四阿山分岐(13:00)→四阿山山頂(13:10)※休憩30分→中四阿(14:20)→登山口(15:25)→菅平牧場管理事務所(15:30)※休憩20分→菅平高原ダボス(16:20)
復路:菅平高原ダボス(16:35)→[上田バス]→上田→[新幹線]→東京
根子岳から新緑の絶景尾根道
根子岳に無事登頂し、ひと休みした後、四阿山へ向かって出発します。
笹に覆われた尾根道を一度下ります。四阿山は前方、緑の笹地と木々の向こうにそびえ立っています。
尾根を少し下ると岩場に出ます。岩の間を抜けると垂直にそそり立つ絶壁の岩陰の道に入りました。緑の尾根道と全く異なる景色です。
再び尾根道に戻って、四阿山目指して歩き続けます。笹に覆われた曲がりくねった道が、絵に書いたよう。ゆったりとした傾斜の少ない道なので歩いていて気持ちよいです!
振り返ってみると、青空の下黄緑色の笹に覆われた美しい根子岳の姿がありました。絶景ですね〜。私と反対周りを選んだ人はこれを眺めながら登るんですね。だから反対周りの人が多かったのかも。
四阿山までは一度谷におりますので、ここからは下り坂。笹の道を四阿山を見ながら、ゆるゆると下りていきます。なんて素敵な道でしょう。
四阿山へ再び登り坂
気持ち良い下り坂を下りきると、樹林帯に入ってきます。天気がよくて風もなく、草木の発するむっとした空気が立ち込めていて暑く感じます。
森林の中の道は少し前に降った雨でややぬかるんでいて、歩きにくいところもありました。また木の根と岩が絡み合った傾斜のきつい上り坂もあります。
暑さと久しぶりの夏山登山で息切れ…。途中何回か立ち止まりました。
樹林帯の中の坂を登りきると、空が見えて視界が開けました。振り返ると根子岳が眼下に見えます。…登ってきた!
ここまで来たらすぐ四阿山だっと勢い込んで先を見ると…四阿山の山頂はまだずっと上…。「えーっ、まだ登るのか」と思いましたが、山頂まではここから15分程です。
山頂手前は木の階段になります。板のバランスが悪いところがあってシーソーみたいになるので気をつけて進みます。
木の階段を上りきると祠が見えてきました。山頂はこのすぐ先です。
13時10分、四阿山山頂に到着しました!
根子岳よりは山頂は狭く、ランチ休憩をしている登山客でいっぱいです。山頂からは薄緑色の根子岳の全貌がよく見えます。
混んでいたので山頂の端っこの方に腰をかけてランチタイムにしました。持ってきたカップラーメンを食べるためにお湯を沸かそうと思ったら、ライターに火がつかない…。結局火がつかず、ラーメンは諦めて行動食を食べてランチとしました…残念。(SOTOのライターなのですが、気温が低かったり、標高が高いとつかないのです。下山後、即USBのライターを買いました)
四阿山から菅平牧場への下山
ランチを食べ終わって一息ついたら下山を開始します。
根子岳と四阿山の分岐に戻り、ここから菅平高原へ下山する道を選びます。
下山している途中でも印象的な根子岳の姿がよく見えます。道がまがりくねっているので、いろんな角度から根子岳を見ることができて面白い。
中四阿までやってきました。中四阿の山頂と思しき岩山だけが見えます。山頂を通過するわけではなく、山を巻きながら下山道を進みます。
更に下っていくと、見通しの良い場所に出ます。眼下に菅平高原が広がっています。日差しは強いですが空気は涼しく、下山なのでそこまで汗はかきません。
四阿高原と菅平牧場への分岐に出ます。元の場所に戻るため、右の牧場管理事務所への道を選択します。
再び森林の中に入ります。新緑の森の中を気持ちよく歩きます。ツツジが目につくようになりました。ピンクとオレンジの花に目を奪われます。
森林が途切れるとまた根子岳が見えました。下山途中で見えるのはここが最後のポイントです。
樹林帯に戻って下山を続けます。途中レンゲツツジが咲き乱れる道を抜けて歩くことだいたい1時間。牧場が見えてきてからも更に歩き、思った以上に長く感じました。
登山口に戻った後は牧歌的な風景を眺めながら舗装道を歩いてスタート地点に戻ります。緑の芝の向こうに根子岳が見えました。のどかな風景だ。
管理事務所の近くに戻ってくると、牛がのんびりと草を食む姿が見えました。
この牛さんの牛乳をつかっているであろう菅平牧場のソフトクリームを買いに急ぎ足で売店へ。
売店は登山客で賑わっていました。暑かったら、やっぱり冷たいものが欲しくなりますよね。売店で四阿山の山バッチとバニラのソフトクリーム(ブルーベリーも売ってました)を購入。
牛乳が濃くて、それでいてさっぱりしたソフトクリーム、冷たくてほんとに美味しかった!!
ソフトクリームを食べ、アクエリアスを買ってさらに乾きを癒やしたら、またバス停に向かって40分ほどかけて歩きます…。牧場を突っ切る直線道路の長いこと…。ただ、行きと違ってゆるい下り坂なので歩きやすかったです。(車でくれば登山口まで歩かなくてすみます)
結局バス停についたのは16:20頃で、バスが来る15分前…。一生懸命早く歩いたつもりですが、お風呂に寄れる時間は全くなく、このまま帰ることにしました。バス停前の売店で乗車券を購入して、休憩所で汗を拭いたりしているとバスが到着しました。
バスに揺られて1時間で上田駅に到着。上田でコインロッカーにあずけていた荷物をピックアップして、ちょうどやってきた新幹線に飛び乗り東京へ戻ります。
山頂でカップラーメンが食べれずにお腹が減っていたので、売店でおにぎりを買うつもりが売り切れ…。やむなく、おつまみパックの「つくね」だけ買って新幹線に乗りましたが、新幹線の中でこのつまみと、持ってきた行動食をほとんど食べつくしました。日帰りだと持っていく食料は少なくしてしまいがちですが、行動食は大事だと思いました。…下山しても遭難するところだったw
6月に訪れた根子岳と四阿山ですが、思っていた以上に良い山でした。
変化にとんでいて、景色も楽しめて、何よりツツジがキレイに咲いている良いタイミングに行けたと思います。下山後のソフトクリームも最高!
おすすめの山です。