例年になく猛暑の8月、北陸に遠征して白山と荒島岳に登ってきました。
2020年はコロナ禍のために山小屋の客も少人数で、徹底的な衛生対策をしていました。
【白山】
標高:2702m 石川県 百名山、花の百名山
富士山、立山と共に三大霊山の1つ。花の百名山でもあることから、季節に応じて様々な花が咲く、高山植物の宝庫。御前峰(最高峰)、剣ヶ峰、大汝峰の三峰からなる。
【登山レベル】
中級:★★★☆☆ 難しい山ではないですが、日帰りでは行けない距離のため中級。白山室堂に泊まると1日目が4時間、2日目が5〜6時間の行程です。
【行程】
往路:羽田空港→小松空港
1日目:小松空港→[レンタカー]→別当出合
別当出合(12:30)→中飯場(13:10)→其之助避難小屋(14:00)→黒ボコ岩(16:00)→室堂平(16:50) ※宿泊
2日目:【夏の白山・荒島岳 Day2】霧の白山山頂と花咲く観光新道
3日目:【夏の白山・荒島岳 Day3】急坂の連続、荒島岳登山
復路:小松空港→羽田空港
小松空港から別当出合へ
小松空港でレンタカーをして、白山の登山口である「別当出合」を目指します。車で1時間走ると、途中ゲート前で車が渋滞…。どうやらゲートが閉まっているようです。
管理事務局に電話して聞いてみると、前日大雨が降った影響で、崩れていないかどうかをチェックしているから、あと1時間ぐらいしたらゲートが開くということでした。
仕方ないので、他の車の後ろについてゲートが開くのを待っていると、30分ぐらいして動きが…。どうやらゲートがひらいた?
慌てて車に乗って、白山の別当出合を目指して運転再開です。左右にカーブする山道を30分ぐらい走ると、駐車場に到着。
ゲート待ちをしたためもあって、着いたのは真昼の12時。登山開始の時間としては遅いスタート。かつ空は青く、陽が燦々と降り注ぐ、真夏の炎天下…暑いです!
今回はコロナ禍の影響もあって、小屋泊ですが、寝袋とマットが必要です。いつもより少し重い荷物を担いで、今日は5時間ほど登ります。
登山口から「砂防新道」を通り、其之助避難小屋へ
登山口になる別当出合のバス停は駐車場から15分ほど登ったところにあるのですが、その15分ですでに汗だくになりました。
バス停の前は売店にもなっていました。水はここでもらうこともできます。白山は水場がたくさんあるので、あまり持っていかなくてよいのは助かりました。
登山口からは「砂防新道」を通って、本日の宿、白山室堂を目指します。
橋を渡ってからは樹林帯を登っていきます。風がないので蒸し暑く、登っていくのも大変…。
登山口から1時間弱で、中飯場という休憩所に到着。ここは水場もトイレもあります。ここでも水が補給できるのはありがたい…。
少し休憩してから、再び登り始めます。
8月の午後1時過ぎ。標高もまだ低いので暑さは続いています。
樹林帯を抜けて、稜線見える辺りにやってきました。
青い空と山の稜線がキレイです。
3時前に、其之助避難小屋に到着しました。登山口から3時間弱です。
少し雲が広がり日差しが柔らかに。標高も上がってきたので、休憩していたら、涼しくなってきました。
其の助避難小屋から黒ボコ岩へ
避難小屋から、白山室堂へ向けて、登山再開です。
夕方に近くなってきて、標高もあがったので、だいぶ涼しくなって動きやすくなりました。
太陽はやや傾き、少し夕方の日差しになりましたが、頭上の空は晴れています。下の方から雲が少しあがってきましたが、視界も開け、緑の斜面には花が咲き、気持ちよい山歩きを楽しめます。
うーん…いい景色!
16時すぎに黒ボコ岩に到着しました。避難小屋から1時間ぐらい。
標高は2320m。だいぶ登ってきましたよー。
黒ボコ岩から白山室堂へ
白山室堂まで、最後の上りです。遠くに白山の頂上が見えてきました。
一面の緑の低木の向こうに、白い山肌をちらりと見せて。
あまりに綺麗な景色だったの動画でご覧ください!
17時ちょっと前に、白山室堂に到着しました。予定通り5時間程度の行程でした。赤い屋根の小屋はたくさんの棟があって、かなりの収容人数がありそうでしたが、今日は平日であり、かつコロナ禍で人数制限をしているためか、少しひっそりとした感じです。
受付で寝袋とマットをもってきたご褒美に500円券を頂きました。これで山バッチを買いました。
白山の神社は、こやの後ろにありました。
白山を背景にした神社はなんだが神々しい感じ。神主さんは週末には来るそうですが、残念ながらこのコロナの状態でしばらく上がってこないとのこと。御朱印は次回にお預けです…。
あてがわれた部屋は2段ベットで16人以上入れる部屋でしたが、今日は2人だけ。全く密にならない状態です。床にはビニールが敷かれていて、衛生状態にも気を使われていました。
さて、お楽しみの夕ご飯!なのですが…今回はオールレトルトでした。
レトルトのカレー(さすが石川県だけあって、ゴーゴーカレーのパックでした)。パックご飯、パックゼリー、パックのお茶。
…温かみが足りない感じはありますが、この状況下では仕方ない!泊めてもらえるだけでありがたいです!
部屋に戻って、持ってきたお酒で軽く飲み会しながら、コロナ禍でどうやって山にいくのかを友人と情報交換しつつ、夜はふけていきました。
今年、山小屋泊は初めてでしたが、やっぱり山は楽しい。良い景色を見たらなおさら山に行きたくなりました。