鳥取に来てから3日目になってようやく雨も風ない天気予報となりました。旅の最終日でしたが、今回の旅の目的、大山へアタックします。
【全行程】
往路:横浜→[サンライズ出雲]→米子
1日目:足立美術館、境港
2日目:出雲大社、松江
3日目:大山日帰り登山
復路:米子→[サンライズ出雲]→横浜
【大山】
標高:1709m 鳥取県 百名山
中国地方最高峰。弥山から三鈷峰まで馬蹄形に岩壁がそそりたつ。夏山コースで弥山へ登るのが一般的。
【登山レベル】
初級:★★☆☆☆ 夏山コースは難しい道は特になく5時間〜6時間で往復できます。高低差はありますが、山を始めたばかりの人でも登れると思います。
【大山登山行程】
往路:米子→[バス]→大山寺バス停
行程:大山寺バス停(8:20)〜登山口(8:40)〜六合目避難小屋(10:00)〜八合目(10:40)〜大山・弥山山頂(11:05/12:10)〜行者別れ(12:50)〜元谷避難小屋(13:15)〜大神山神社奥宮(13:45)〜大山寺立ち寄り湯(14:10) ※ピストン、日帰り 約6時間※夏山登山コース
復路:大山寺バス停→[バス]→米子
緑豊かな樹林帯の登山
米子駅前から大山寺行きのバスに乗ります。朝1番の7:20で大山寺到着は8時過ぎ。大山寺についたら思った以上に涼しくて驚きました。
大山寺は観光地のようで、民宿やカフェ、お土産屋さんが立ち並んでいます。モンベルもありました。
民宿街を過ぎて大山寺橋を渡ると石段の道へ出ます。お寺に続く道がそのまま登山道へつながります。
登山口から10分ほど歩いて1合目に到着。
長い梅雨の7月だったので暑くはなかったですが、雨あがりで少し湿気がある樹林帯の道です。
階段を延々と登り続けて5合目に到着。登り始めて1時間ぐらいです。
太陽の日差しが出てきました。鳥取に来てから3日目にしてようやくの日差し。
裸足で登山をしている人に出会いました。足が痛くないんですか?と聞いたら慣れだそう。むしろ靴を履いているより快適に山を歩けますよと言われました。すごいです…。
六合目避難小屋から大山山頂へ
10時頃、六合目避難小屋に到着しました。避難小屋は工事中では入れませんでしたが、改装中ということもあって外観を見る限りはキレイな小屋でした。
六合目避難小屋前で少し休憩をして、再び登り始めます。木は低木になって、日差しが一気に強くなります。
頂上付近の分岐に到着。ここから山頂まで緑のハイマツの中を木道を歩いていきます。気持ち良い、山頂の散歩道です。
分岐からちょっと歩いて、11時5分、大山山頂に到着しました。
山頂も工事中でしたので、仮の山頂の碑で記念撮影し、カップラーメンのランチをしました。
山頂から行者登山道経由で大山寺へ
山頂でご飯をした後は下山を開始します。
石室があるコースを回って帰りました。低木の中に木道が続く道をゆるやかに下っていくと石室があります。
六合目避難小屋まで戻り、少し下ると、行者分かれに出ます。行きとは異なる行者登山道を通って下山することにしました。
階段を下りていくと、巨木が立つの深い緑の谷に下ります。空間が開けて、木々が茂る森には癒やされました。
谷から少し歩くと砂利が敷き詰められた広い「元谷」に出ました。残念ながら雲に覆われていましたが、晴れていれば大山の山並みが見えるそうです。ここには木に隠れるようにして元谷避難小屋があります。覗いてみると中は広くてキレイでしたが、少しカビ臭さがありました。あまり人が使っていないのかもしれません。
避難小屋を覗いた後は、大山寺に向けて下山を続けます。また森の中に入っていきます。木の階段を下りていくと、紫陽花の咲き乱れる場所に出ました。一面に咲く紫陽花は圧巻でした。
大神山神社奥宮と思しき、少し古くも大きな神社(少しお寺みたい)に到着しました。ここで無事に登頂できたことを感謝するお詣りをし、試しにおみくじを引いてみたら、なんと「大吉」でした。久しぶりに書いてあることが全部良い!っていうおみくじを見ましたw
サンライズ出雲のびのび寝台で帰路
大山寺では、立ち寄り湯に入りましたが、15時20分発の米子に戻るバスの時間まで1時間を切っていたので大急ぎ。周辺にはおしゃれなお土産屋さんがいっぱいあって、もっとゆっくり見たかったのですが時間がなくて残念。
米子の駅で、蕎麦屋さんに売っていた名物?(マツコの知らない世界でも取り上げられたと謳っている)さば寿司を頂きました。確かにサバが肉厚で美味しかったです。(吾左衛門鮓)
帰りもサンライズ出雲で帰るため、出発の時間まで米子の居酒屋でご当地料理をいろいろ頂きました。
のどくろの塩焼き、白ネギの一本焼き、あなごトウモロコシ豆腐、いただき(鳥取の郷土料理)、それから地場のお酒…。
登山も終えて後は帰るだけなので、心ゆくまでご飯もお酒も楽しめました。
18時16分の米子発のサンライズ出雲に乗り込みました。行きはリッチにシングルだったのですが、帰りはリーズナブルにのびのび座席で。
時期が時期だったので、あまり混んではおらず、友人とお酒の続きを楽しみながら夜の電車を楽しむ事ができました。
今回の山旅は「サンライズ出雲」で往復楽しんで、出雲大社や松江を始めとした山陰地方を観光もできたので充実した旅でした。梅雨で雨ばかりというのが残念でしたが、大山に登った時は晴れていたので満足度は高め。今度は冬の大山も来てみたいと思うのでした。