西日本の百名山、大山へ旅行も兼ねて行ってきました。季節は梅雨。晴れの日を狙って大山へ登る予定でしたが毎日雨・・・。島根と鳥取を旅行して、山へアタックできる日を待ちます。
【全行程】
往路:横浜→[サンライズ出雲]→米子
1日目:足立美術館、境港
2日目:出雲大社、松江
3日目:大山日帰り登山
復路:米子→[サンライズ出雲]→横浜
寝台特急「サンライズ出雲」
寝台列車のサンライズ出雲で米子へ向かいます。初のサンライズ出雲。今回は横浜駅から乗車しました。B寝台で11000円(特急券込・乗車券別)です。ビジネスホテルよりはお高めですが、せっかく寝台車に乗るなら、やっぱり個室がよいかなと思って奮発しましたw。
寝台車なんて滅多に乗らないので、かなりテンションUPです。夜の駅、夜の街、夜の景色をぼーっと眺めているのはなかなか楽しいもの。夜遅くまで、外の様子を見ながら過ごしました。
朝、カーテン越しの光と、アナウンスで目覚めると、大阪付近にいました。アナウンスを聞くとどうやら1時間以上遅れて運行しているとのこと。朝のラッシュの時間の在来線は混雑するのでさらに遅れるということでした。
途中岡山の駅で、予約していた駅弁を購入し、朝ごはんを食べながら車窓を眺めます。天気は曇り時々雨。岡山から日本海側に抜ける「伯備線」はなかなかの山の中を進む路線で、のどかな田園風景や、緑深い山間を進んでいいきます。
結局、今日の目的地「米子」に着いた時は、電車は3時間近く遅れていて、特急券を払い戻してもらうことになりました。雨だし大山に登る予定は別の日だったので、たっぷり寝台車を楽しめたから、多少遅れても文句はございません。
初のサンライズ出雲は快適に過ごすことできました。また乗りたいくらい。
庭園日本一「足立美術館」
米子のホテルに荷物を置いて、米子からほど近い、庭園で有名な「足立美術館」へ行くことにしました。米子から「安来」へ電車で、「安来」から無料の送迎バスで美術館に行くことができます。
足立美術館は「横山大観」他、日本画をたくさん展示している美術館なのですが、庭の美しさが何年も日本一という美術館です。その広大な庭には滝まで作っちゃうほどの念の入れよう。雨で空はどんよりとしていましたが、それでも整然とした緑の植木と茶の砂、池の美観は圧倒的でした。
2時間ぐらい庭と、絵画や焼き物を見学した後は再びバスに乗って「安来」へ。そこから米子に戻ります。
ゲゲゲの堺港で新鮮魚介と絶品ラーメン!
夕ご飯は新鮮な海の幸を食べようと境港まで足を延ばしました。
「堺港」は米子から電車で1時間ぐらい。しかし、その電車が2両編成で、しかも下校時間帯だったから、三密状態でとってもタイヘン。
後から後から乗り込んでくる学生さん達で社内はぎゅうぎゅう。本当に通学ご苦労様です…と思いながら、学生さんの間で耐えること1時間、やっと境港につきました。
駅のところに美味しい回転寿司があると聞いていたのですが、なんと昼のみ営業とのこと…。せっかくここまで来たのにーと思いながら観光案内所へ行き、いくつか海鮮の美味しいお店を教えてもらいました。
お店が開くのが17時か18時ということで、その時間までふらふらと「水木しげるロード」を歩いて散策。ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるの出身が境港ということで、境港の町は鬼太郎一色。
1時間ほど町をぶらぶら探索し、目をつけていたご飯屋さんに入ったらもういっぱいになっていたため、「海鮮ふぐ料理 殿」というお店へ入りました。フグがメインのようですが、地元の海鮮も食べられるので、フグを含めて色々頼んでみました。
鳥取では「牛骨ラーメン」というのが有名だそうで、殿の近くにあったラーメン屋に寄ることにしました。
ラーメンTORAという小さいお店。ここで牛骨ラーメンにチャレンジ。スープは牛骨の味がしながらも、臭みがなくスープまで美味しくいただきました。もう1つ海鮮塩ラーメンも頼みましたが、こちらも魚介の出汁がしっかり出ていて、牛骨ラーメンよりはあっさりめ。私の好きな海鮮系のラーメンで、こちらもスープまで飲み干せるぐらいの美味しさでした。
ラーメン屋から出たら、あたりはもう真っ暗。水木しげるロードに戻ると人の姿もまばらで、通りは鬼太郎でライトアップされていました。下駄の音が流れたり、照明の色が変わったりと、演出もたっぷり。楽しみながら帰路につきました。