【日帰り百名山】まさかの大雨でハードな金峰山登山

甲信越・北陸

山が初めてというメンバーを含め11人ほどで、山梨の金峰山へ。大弛峠からの往復なら高低差200m強で、歩行時間が5時間ぐらいなら初心者も大丈夫!と思って選択した山なのですが、先週に引き続き豪雨に見舞われ、その旅路は過酷なものに…。

【金峰山】
百名山、山梨県、標高2598m
標高差は約230mで、往復歩行時間は5時間弱(大弛峠からの往復の場合)
山頂の五丈岩がシンボルになっています。
山バッチは大弛小屋で購入できます。

行程
塩山駅(9:00)→[レンタカー]→大弛峠(10:30)→朝日岳(12:20)→金峰山山頂(13:15)→[休憩]→大弛峠(15:00)→はやぶさ温泉→塩山駅(19:00)

スポンサーリンク

大弛峠から金峰山山頂へ

塩山駅に9時に集合し、レンタカーで大弛峠へ向かいます。かなりの山奥なのでおよそ1時間半ほどかかって11時に大弛峠に到着。行く道の途中で雨が降ったり、霧が出たりしたので、先週も大雨に降られた自分としては「桃狩りして、温泉入って、ほうとう食べて帰ろうか」と思っていたのですが、大弛峠に着いてみると霧で真白なものの雨は降っておらず、百名山を目指す熟年団体もガンガン登り始めていたため、登山は決行となりました。

ここが登山口です。…空模様は不穏な曇り。

最初は意外に急坂。リーダー(登山部ではなくランニング部のリーダー)が、ものすごい勢いで登っていくので山が初めて組はちょっとお疲れのご様子。

出発から30分ぐらいで朝日峠に到着しました。林の中だし、周囲は真っ白だし…薄暗い感じで、山の醍醐味は今の所感じられません😅

登る途中には、ちょっとした岩場もあります

朝日岳手前の岩場。天気がよければ見晴らしい良かったはずなのですが、真っ白で何も見えない。
…心の目で景色を見ましょう。

天気の悪い時の強い味方は登山道に咲く花々です。
今回はシャクナゲのシーズンで、たくさん咲いていました。見目麗しく、癒やされます。

金峰山の山頂までの道はそれなりにアップダウンがあって、朝日岳を登ったあとはまたしばらく下りになります。

峠には「鉄山」の道標があったのですが、倒れていました。鉄山は登らず、巻いて金峰山を目指します。

再び少し登り坂になります。シャクナゲがキレイの咲く登山道を歩くと、開けた場所に出ます。

おお!山頂か!と思いきや…。

山頂はもう少し先でした…😅

山頂付近についても、予想通り真っ白で何も見えません😒

金峰山の山頂近くには巨大な岩がゴロゴロと転がっています。ここは岩をくぐって進んでいきます。

真っ白な金峰山山頂でランチ。雨の中の下山

これらの大きな岩を乗り越えていくと、山頂に到着します。
金峰山「2598m」到着です。何も見えない!

金峰山のシンボル「五丈石」です。霞んでいますが、大きな岩山で、岩の表面はツルツル。鳥居が立っていて、ご神体の岩だったいうことがわかります。登った人は一番上まではいけず、途中で断念していました。

ここランチタイムになりました。ガスでお湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、おにぎりを食べたり…これが山で楽しみの一つ。おいしい空気と空腹感の元、頂くごはんはとても美味しく感じられます。

…とまあ、ここまではよかったのですが、ご飯を食べ終わり、下山開始してしばらくして雨が降り始めました。すぐに、先週の大雨に匹敵するくらいの雨で、途中で靴が水没する事態に。

木立の中を進んだため、そこまでレインウエアが水浸しにはならなかったのですがそれでも浸透してくるほど。先週の大雨で壊れ取り替えたばかりのiPhoneは防水なので、水没しないとは思ったのですが、念の為バックの奥にしまっておきました。(ということで、下山の写真は全くありません!)

11人のメンバーはそれぞれのペースで(すごく早く降りたいリーダーと、あんまり早く降りれないメンバー…)多少バラバラになりましたが、一本道で迷うことがなかったので、みんな無事に下山できました。

2週連続の大雨に、多少げんなり。初心者で装備もあまり整っていないメンバーが水浸しになっているのは申し訳ない気持ちになりました。この雨で、山のことを嫌いにならないといいのですが…。

後で知ったのですが、山梨に大雨洪水注意報が出ていたそうです。帰りの車では道路も川のようになっていて、遊園地のアトラクション並みに水を跳ね返しながら進むことになりました。

びしょ濡れになってしまったので、はやぶさ温泉という立ち寄り湯に寄り体を温め、塩山駅に戻った時は夜7時。駅前でほうとうや蕎麦を食べて帰りました。

今回は、景色が見れなかったのが残念でした。次に来る時は瑞牆山の方からのロングルートにチャレンジしてみようと思うのでした。