【上越の百名山】天上の湿原 苗場山

上越の百名山、苗場山と巻幡山に行ってきました。登山口へのアクセスが公共交通機関だと少し難しいため、今回はツアーを利用しました。ツアーは、北アルプス総合研究所 苗場山&巻幡山の1泊2日のコースです。
【苗場山】
標高:2145m 新潟県・長野県 百名山
山頂が広い湿原になっている上越の山。
登山レベル:★★★☆☆(中級)
山バッチ:山頂ヒュッテで購入できます。
【1日目行程】
往路:東京(7:00)→[新幹線]→越後湯沢→[ツアーバス]→苗場山三合目中駐車場
行程:三合目駐車場(10:30)→四合目(11:00)→五合目(11:40)→七合目(12:40)→八合目(13:00)→n苗場山山頂(13:45/14:20)→三合目駐車場(16:50)→[ツアーバス]→旅館 ※宿泊
朝7時東京発の新幹線で、越後湯沢へ。1時間少しで湯沢に到着し、車で苗場山の三合目駐車場へ。小赤沢コースという最短ルートで、苗場山頂を目指します。山をぐるっと回って三合目の駐車場に着いたのは10時すぎ。準備体操などをして出発したのは10時半。少し遅いスタートでした。
▲三合目の登山口
木が鬱蒼と茂った登山道を歩き始めます。話に聞いていた通り、ぬかるんだ道が続きます。例年にない猛暑とういうこともあって暑さも厳しく、歩き始めると、すぐに汗がだらだらと流れてきます。
心配していたほど虫はいませんでしたので、ほっと一安心。(高妻山で懲りた…)
▲木の根を越えて進みます
▲草木の茂る道。いたるところにぬかるみがありました。
▲樹林の中で少し視界が開けた場所が望む景色。
▲三合目から30分ぐらい歩いて四合目に到着。
▲さらに30分ほど歩くと五合目。
▲こんなに暑いのに雪渓が少し残っていました。
右は急な坂になってきます。標高が上がってきたので、視界が開けてきました。高い木が減ってきたので、日差しを浴びることになります。風もなく、やっぱり暑い!
▲大きな岩場をよじ登っていきます。鎖もあるのですが使わなくても大丈夫。
▲遠くの山が見えるようになりました。天気もよく、景色を眺めるにはいいのですが…
▲思ったよりも鎖場多かった。意外に斜度はあります。
▲七合目に到着。1800m、登山口から500mぐらいアップ。
▲岩の転がる坂を登っていきます。
八合目を過ぎました。続く急坂を登って、暑いし…相変わらず山登りってつらいな〜と思っていると、パーッと視界が開け、池塘と木道の平らな道が姿を現しました。
やっと、苗場山の天上の湿原地帯に到着!緑と青空を映す池の綺麗ないこと!昨年行った会津駒ケ岳に似ている景色です。
ここに来ると、山を渡ってくる風も吹いてきて、少し涼しいと感じるほど。山頂は気持ちの良い場所です。
▲坪場。ここからは湿原の中、木道を歩いて山頂を目指します。
白く点在しているのはワタスゲの花。
▲右手に丸々した小山が見えました。ちょっと登ってみたくなる山。
▲池塘の数は小さいものから大きいものまでかなりの数になります。
▲さらに山頂に向かって歩いてから振り返ったところ。
目線の先に雲があり、小高い丘が見える風景は、天に浮かぶ庭にいるかのよう。
▲九合目、標高2000m
▲さらに遠くの山も見えます。雲が広がってきました。
▲山頂を目指して目道を歩きます。
▲遠くに苗場山頂ヒュッテの三角の屋根が見えてきました
▲コケイバイソウがたくさん咲いています
13時40分。苗場山の山頂に到着。山頂は木に囲まれて、景色の良いところではありませんでした。
山頂で記念写真を撮った後は、ヒュッテに行って少し休憩。ここで苗場山のバッチを購入。
ヒュッテから少し下った木道のところで、お昼ご飯タイム。ツアーなので、あまり時間はとれませんでしたが、ここで景色を眺めて記念撮影。苗場らしい湿原の風景を楽しみます。
▲池に空と雲が映る様子がなんとも綺麗。
▲涼しげな水辺でワタスゲの花が揺れています
▲夏らしい青空と雲。そして高原の湿地。キレイな風景です。
下山を開始して10分も歩くと、ガスってきました。辺りは一気にぼんやりした灰色の世界に。でも、これも幻想的でキレイです。
同じ道をピストンで戻りました。三合目の駐車場に戻ったのは17時近く。山頂を2時近くに出たので、3時間弱の下りでした。下山も下まで行くと暑くなって、いつもは1リットルしか飲まない水が1.5リットルでも足りなくなるほど。山頂の小屋で仕入れた、冷たい飲み物があってちょうど良かったぐらいです。
苗場山は山の上の湿原も広く、池の点在するキレイな山頂でした。ルートも苗場もスキー場から登ってくるルートあるし、これだけ広いとゆっくり散歩するのも楽しそう。
次は山頂ヒュッテに泊まって、のんびりするというのも良いか…とも、思いました。