昨年は白峰三山を縦走したので、今年は鳳凰三山を縦走する南アルプスの旅を企画しました。のろのろ台風が停滞したため、7月の三連休1日ずらしての鳳凰三山行です。
【縦走行程】
往路:新宿→[JR]→韮崎→[バス]→青木鉱泉
1日目:青木鉱泉→鳳凰小屋(泊)
2日目:鳳凰小屋→地蔵岳→観音岳→薬師岳→夜叉神峠
復路:夜叉神峠→[バス]→甲府→[JR]→新宿
青木鉱泉からドントコ沢ルートで登山開始
朝、新宿から韮崎へ、あずさがいっぱいで乗れずかいじで韮崎へ。
韮崎駅10:40のバスで青木鉱泉着。
上り始めたのは11時で、少し遅めの出発になりました。
青木鉱泉の温泉。そのちょっと先に登山口があります。
登山口の案内板を過ぎてから、河原の横を歩いて進みます。
樹林帯に入ると、いきなり急な上り坂になります。
そしてこの急坂は、結構延々と続きます。
しかも風がなくて蒸し暑く、あっという間に汗びっしょりに…。
天気は薄曇で、途中で雨が降ったりもしましたが、木々の緑が実にキレイです。
前日が台風で雨量が多かったためか、登山道の一部が崩れて川になっているところも。
さらに歩いていくと滝も見えてきました。このルートの醍醐味は、滝がたくさん見れるところにあります。
小さい滝を越えて少しすると南精進の滝への分岐があります。
滝を間近で見たい場合は、この分岐を滝の方へ進みますが、滝へ行く直前の登りはとっても急。
ストックをしまって、鎖を使って上っていきます。
がんばって岩を上りきると豪快な滝を眺めることができます。
滝を眺めながらしばし休憩してランチタイム。
ドライフードの海鮮おこわご飯を頂きました。
滝を楽しみながら鳳凰小屋へ
ご飯を食べ終わったら、登山道へ戻り、また登り始めます。
また登山道の一部が崩れて川になっているところがありました。慎重に渡っていきます。
その後も、道は平坦になることはなく、ひたすら登りが続きました。
登っている途中で白糸滝にやってきました。
でも、ちょうど霧が立ち込めていて、その全容は全く見えず…残念。
次は五色滝。ちょっと脇道にそれて見に行ってみます。
霧が晴れてきたので滝の全体が見れました!
水量もかなりあって、高いところ落ちているのが見えます。豪快な滝です。
滝に近づくと水が落ちる飛沫と風を感じることができます。
自然のマイナスイオンのクーラー。一気に涼しくなりました。
五色滝を過ぎて鳳凰小屋まで、あと少しのはずですが、すでに16時過ぎ。
出発が遅かったこともありますが、思ったより急な上り坂に時間を取られていたようです。
地図場で水場となっている辺りにくると、急坂は一段落。
山間の、川の流れる空中庭園のような、素敵な場所に出ました。
癒やしの庭園を通り抜けた後は、登山道に戻って、鳳凰小屋への最後の上り。
あと一息で鳳凰小屋です。
大賑わいの鳳凰小屋
30分程度登ると、鳳凰小屋が見えてきました。
小屋の前にはすでにたくさんの人。
前日の台風で1日ずらす人が多かったのか、小屋は大にぎわい。
なんと、テント場がいっぱいで、入れなかった人が小屋に泊まる事態に。
もちろん、小屋泊の人は1つの布団に二人です。
鳳凰小屋の夕食はカレーライス、おつゆと福神漬け付き。カレーライスはおかわり自由です。
小盛といったのに、最初と同じぐらい来てしまって、ご飯の量の多さに食べきるのが大変でしたが、うれしいサービス。
鳳凰小屋の談話室で、バーナーで暖めたホットワインを飲み、
消灯の時間までダラダラと過ごしました。
談話室は、昔のポスターがたくさん張ってあって、ここだけ昭和に取り残されたみたい。
今日の登りはコースタイムは5時間半だったのですが、実際は6時間半ぐらいかかりました。坂が急だったから時間を取られたのと、滝が数カ所あって見るのに時間がかかったのかもしれないです。
明日は、いよいよ地蔵岳のオベリスクと鳳凰三山の縦走。
天気が良くなることを信じて眠りにつきます。