【GW四国山旅 Day1】お手軽登山の剣山・奥祖谷の二重かずら橋

四国・九州

今年のゴールデンウィークの山旅は四国。百名山の剣山と石鎚山を目指します。

剣山】
徳島県 標高1955m 百名山
登山レベル:★★☆☆☆(初級)
西島駅〜山頂往復で1時間40分程度
剣山リフトで登ってしまえば、往復2時間弱の道のりでお手軽に行ける山です。神社があるので、御朱印帳を持っていくことをオススメします
百名山バッチ:山頂下の売店で売っています

【全行程】※このブログは1日目の内容です
1日目:高松空港→[レンタカー※以下移動のすべて]→剣山登山口→剣山往復→奥祖谷の二重かずら橋→祖谷渓
2日目:祖谷のかずら橋→大歩危小歩危(観光遊覧)→来島海峡大橋(ランチ)→西条 ※宿泊
3日目:西条→石槌山往復→道後温泉 ※夕ご飯&宿泊
4日目:道後温泉→松山空港→[飛行機]→東京


【剣山アクセス&登山詳細】

往路:高松空港→[車]→剣山登山口
ルート:リフト→[15分]→西島駅→[20分]→大剣神社→[30分]→本宮→[5分]→剣山山頂→[20分]→刀掛けの松→[20分]→西島駅→リフト
復路:剣山登山口→奥祖谷の二重かずら橋→祖谷渓 ※宿泊

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GWの山旅。高松空港から剣山へ

5月3日の朝に高松空港に着き、レンタカーで剣山を目指します。高松空港から登山口のリフト乗り場まで、2時間半ぐらい。途中ものすごく細い道を通り、車ですれ違ったりするので、思った以上に時間がかかり、12時半にようやく駐車場に到着しました。

駐車場は、ゴールデンウィークということで、すでにいっぱいでした。

▲剣山のリフト下の駐車場。

車の横で、身支度を整えて、リフトに向かいます。リフトは、往復で1860円。

リフトで300mぐらい上がってしまうので、剣山はお手軽に登れます。
(もちろん、リフトを使わないで登れるルートもあります)

▲リフトから眺める周辺の山々。

のんびりリフトに乗って15分ぐらいで西島駅に到着。
標高1700mぐらいのため、ここから200mちょっと登れば頂上です。

リフト傍から、大剣神社経由で山頂を目指すことにしました。登り口には鳥居があります。

鳥居を過ぎてから登り坂になります。
久しぶりの夏山なので、ちょっとでも息が上がっちゃう。

上の方に山荘が見えます。

山道から見えた四国の山々。

大剣神社から剣山山頂

登山口から20分ぐらい登ると、大剣神社に到着。社の向こうにご神体の岩がチラッと見えます。
「天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」と、心強い言葉が刻まれたお社で、良縁祈願をします。

大剣神社から眼下を眺めると、四国の山々が連なっているのが見えます。

神社から少し登ると、ご神体の岩が一望できます。
山からにょきにょきと生えたような、不思議なフォルムの岩です。

見上げると山小屋がすぐ近くになっていました。

再び鳥居が出てきます。
ここを通り、ちょっと登ると剣山本宮。

▲本宮前から望む景観

▲山頂直下にある剣山本宮

本宮ではお札等も売っています。神主さんが常駐していて、御朱印を書いてくれます。さすが四国。霊場の山。
本宮の隣にある鳥居を通って登っていくといよいよ山頂です。

階段を登りきると、笹が生い茂る広い場所に出ます。
木道が敷いてあるので、木道に沿って歩いて山頂を目指します。

1955m。剣山の山頂に到着。
リフトを降りてから1時間ぐらいで着いてしまう、お手軽な登山でした。

▲三角点は頑丈に守られていて、人が近づくことはできません。

山頂から次郎笈を望みます。ミヤマクマザサが群生している山道。稜線が綺麗です。今回は風が強かったためと、到着時間が遅かったので、次郎笈までは行きませんでした。

山頂から一ノ森方面に抜けていく道。こちらも稜線歩きが気持ち良さそうです。

木のテラスから望む四国。ここから離陸できそうな感じ。

剣山本宮からロープウェイまでの下山

剣山本宮の後ろにもご神体の岩山がありました。
この横を通って下山していきます。

本宮からさらに下がっていったところ。
空気は冷たく、少し雲が多め。風の強い日ではありましたが見通しは良いです。

途中の分岐。『刀掛けの松』

刀掛けの松から10分ぐらい下るとすぐにリフトの駅です。

リフトの駅に着いたのは、14時ちょっと過ぎ。
まだまだ明るいですが、リフトで下山し、今日の宿を目指します。

奥祖谷の二重かずら橋

今日の宿は祖谷渓。剣山から車で1時間弱です。
途中に、『奥祖谷の二重かずら橋』なる所があったので立ち寄りました。(入場料は550円)

徳島の山以外の観光情報をあまり知らなかったのですが、行ってみたらとても綺麗な場所でした。特に5月の緑の中、清流の上にかかった蔓の橋の美しいこと!
奥祖谷のかずら橋は男橋と女橋の二つがあり、男橋の方が高いので渡る時はなかなかスリリング。しかも足場の木組の間隔がかなり空いているので、落ちないとわかっていても足がすくみます。

▲最初は男橋の方を渡ります。ちょっとレトロな昔の橋。

▲足元こんな感じ。結構怖い。

次に女橋。こちらは高さはないのですが、緑の中に木と蔓でできた橋が神秘的。

下界メシは「祖谷美人」の「肉そば」

思いがけなく良い場所を観光できて満足していましたが、お腹が減ってきました…。朝からご飯をまともに食べていなくて、奥祖谷の山の中にちょうど良い食堂もなく、お腹をすかせたまま、今日の宿がある祖谷渓に向かいます。

祖谷渓にある宿に併設された蕎麦店を見つけたのは、4時過ぎ。『祖谷美人』と言うお店です。ということで…本日の下界メシは、祖谷名物のお蕎麦。崖の上に作られたテラスでお蕎麦をいただきます。

▲お店のテラスから眺める山と渓谷

▲こちらは肉そば。

▲肉そばの隣に「でこまわし」という、蕎麦団子と岩豆腐とこんにゃくを味噌で焼いたもの。

お腹が減っていたこともあったけど、甘辛いお肉と卵とおろしが合ってお蕎麦も田舎蕎麦の素朴な味わいで、とても美味しかったです!ちなみにこの祖谷美人では、たぬきの小便小僧さんが遥か下の川に向かって放尿する様子が見れます。祖谷渓の小便小僧を見れない場合はこちらでも十分楽しめますよ〜。

祖谷美人から10分ぐらいで、祖谷渓のかずら橋近くにある本日の宿「お山荘」に到着しました。素朴な民宿で、清潔感があり、おかみさんの人柄も良いお宿でした。外国人のご家族が泊まっているのにはびっくり。こんな日本の深淵部までよく旅行にくるなーと感心しました。