紅葉涸沢でテント泊を予定していたのですが、残念ながら上高地をはじめ日本全国雨予報。唯一晴れだったのが東北だったので、急遽行き先を変更し、東北岩手に向かいました
【八幡平】
標高:1614m 岩手県・秋田県 百名山
車でのアクセスがよく行きやすい東北の百名山。登山というよりハイキングで点在する沼めぐりを楽しめます。
登山レベル:★☆☆☆☆(初心者レベル)
山バッチ:八幡平レストハウスで売っています
【全行程】
往路:東京→[新幹線]→盛岡→[レンタカー]→八幡平
1日目:八幡平周遊(約2時間半)→岩手山焼走口 国際交流村キャンプ場 ※テント泊
2日目:焼走口→岩手山山頂→焼走口
復路:国際交流村→網張温泉※立ち寄り湯→盛岡駅→[夜行バス]→東京
東京より盛岡、八幡平へ
9月後半の三連休、晴れを求めて新幹線に乗り込み、一路東北岩手へ。
車窓から見える東北は青空。そして岩手山まで遠くに見ることできました。
盛岡についてレンタカーを借ります。テント泊の大荷物を車に詰め込んで、スーパーで買い出しをして、八幡平まで車を運転すること2時間半。
ぐねぐねした山道を登り、少し強風にあおられながら、「八幡平山頂レストハウス」の駐車場に到着しました。
風が強く、寒い日でした。手袋をしていないと手があっという間に冷えてしまうほど。晴れを求めて東北に来たのに、八幡平は意外に晴れていない…
12時について身支度を整え、八幡平の散策を始めます。今日は登山というよりはのんびり散歩がメイン。1~2時間の周遊を楽しみます。
歩き始めると青空が広がってきました。強風も時折吹くのですが、意外に穏やか。遠くに岩手山を望みながら、ガマ沼へ歩いていきます。ガマ沼の横には展望台があり、八幡沼を見下ろす絶景を楽しむことができます。
八幡沼を眺める展望台で景色を楽しんだのち、八幡平頂上へ。頂上は山頂の標があり、見晴らし台が設けられています。展望台に登ると少し遠くの景色が見えましたが、先ほどの沼を望む展望台のほうが景色がよく、百名山あるあるの山頂展望なしはここも同様でした。
八幡平の絶景沼めぐり
小さな丸い池が点在している「めがね沼」「鏡沼」のあたりを散策します。池の周りは少し紅葉していて、鮮やかな赤と黄色の葉が水際を彩っています。
再びガマ沼に戻り、今度は八幡沼へと下りていきます。八幡沼の周辺は木道が通った尾瀬みたいな道。池塘が点在する湿原を木道の上を歩いていきます。草は黄色に染まっていて紅葉が始まっていました。青空の下、黄色の湿原を歩くのは本当に気持ちい。インスタ映えスポットばかりです!
沼を一周していると、陽の光が強くなる瞬間がありました。湿原の草が金色にキラキラ輝き眩しいくらい。初秋の八幡平の金色野は、真っ赤な紅葉とまた違った美しさがあります。
八幡沼のほとりで休憩して、お茶とお菓子を頂きました。風は穏やかになっていて、陽の光も優しく差し込みます。人の姿がほとんどなく、のんびり過ごせました。おまけにこの景色を独り占め。気持ちよい時間です。
リゾートホテルみたいな避難小屋と焼走国際交流村
帰り道、湿原の木道を歩いていると、「陵雲荘」というキレイな避難小屋がありました。中をのぞいてみてると二段になっていて、薪ストーブも。こんな素敵な景色の中にある避難小屋、ぜひ泊まってみたいと思いました。
風に揺れる草原を抜けて再びガマ沼に戻ってきました。行きに寄ったときよりも天気がよく青空が広がっていたので景色がより明るく、美しくなっていました。
池の向こうに岩手山の頭がちらりと見えます。
景色を堪能して、レストハウスに戻ります。レストハウスで山バッチを買いました。お昼ごはんを食べようとしたのですが、15時を過ぎていたのでランチはもうおしまい。飲み物だけしかありませんでした。
このレストハウスに飾られていたのが、冬の八幡平の「ドラゴンアイ」の写真。残雪期に、雪の解け具合で、青い沼に竜の目のように丸く雪がつもるらしいです。一度は見てみたい!と思わせる絶景でした。
八幡平を楽しんだ後は、車で今日のテント場「焼走国際交流村」へ向かいます。八幡平から1時間ぐらいのドライブで到着。目の前に岩手山が高くそびえ立っていました。
広々したキャンプ場には、すでにいくつかテントが張られていました。それほど人が多いわけでもなかったので、芝生の上の良い場所に陣取ってテントを立てました。
スーパーで買いだした材料と持ってきたもので鍋を作りみんなでご飯。買った梨やいぶりがっこでご飯を食べているとすっかり真っ暗になってしまいました。
国際交流村のお風呂にはいって体を温めてから、テントに戻ります。
寝袋に潜り込んで本日のゆるい登山は終了。明日は朝早くから、すぐ目の前にそびえたつ岩手山の山頂にアタックです。
>2日目 岩手山へ