6月の半ば、梅雨の合間に福島の百名山、磐梯山へ行ってきました。
この時期の磐梯山はお花がたくさん!荒々しい火山の様相も楽しめる往復5時間の登山です。
【磐梯山】
福島県、標高1816m、百名山。
活火山で、赤埴山(1,430m)と櫛ヶ峰(1,636m)と主峰の磐梯山の3つの山の総称でもあります。
北側の山が明治の噴火によって、現在のような荒々しい火山の様相となりました。
南側と表磐梯、北側を裏磐梯と呼び、裏磐梯から磐梯山はスケールの大きさを感じさせます。
麓にある五色沼は、明治の噴火でできたものといわれ、この五色沼から眺める磐梯山の姿も格別です。
山レベル:★★☆☆☆(初級)
今回登って八方台登山口からのルートは往復5時間程度で、磐梯山の中でも一番短いルートです。
このルートであれば、初級の方でも十分登れると思います。
【行程】
往路:東京よりレンタカー
八方台登山口(12:00)→中の湯分岐(12:30)→弘法清水(13:40)→磐梯山山頂(14:10)→弘法清水(15:00)→黄金清水(15:10)→弘法清水(15:30)→中の湯分岐(16:30)→八方台登山口(17:00)
※五色ヶ原のコテージにて宿泊
八方台登山口から弘法清水へ
早朝、東京からレンタカーで一路福島にやってきました。
八方台登山口についたのはお昼の12時。
真昼間ですし樹林帯、6月といえども登山道はやや暑い…。
ほぼ平地の道を30分ほど歩くと、中の湯分岐に出ます。ここからが磐梯山への本格的な上り坂です。
少し急な坂を登っていくと、程なくして、少し崩れ感じの山肌が見えてきます。
ピンク色の花もたくさん咲いていました。タニウツギという種類の花らしいけど、かわいいー。
さらに登っていくと眼下に銅沼もあり、磐梯山の登山道は色んな景色が楽しめました。
13時40分、登山口から1時間半程度で弘法清水に到着しました。
ここから山頂までは30分程度の上りです。
磐梯山山頂へ
弘法清水から山頂に向けて登っていきます。
道は樹林に覆われていますが、視界が広がると銅沼とはじめとする、磐梯山北側に点在する数々の沼が見えます。
30分、やや急な坂を登れば、一気に東西南北に視界がひらけて、磐梯山の山頂に到着です。
山頂に祠があり、神様を祀っているようです。
その向こう、磐梯山の南側には大きな湖…猪苗代湖が見えました!いい景色です!
黄金清水とバンダイクワガタ
山頂から下りて、弘法清水により小屋の売店で一休み。
小屋の方が言うには、磐梯山固有の花「バンダイクワガタ」が、黄金清水への途中の道で見れるかもしれないということ。
時間もあるので、荷物をデポして行ってみることにしました。
弘法清水への道の前方には火山の噴火で削れた山がそびえ立っていて、今までの景観と異なるかっこいい山の風景が楽しめました。ゆるく下山していくので、景色が見渡せて、いい登山道でした。
小屋から10分程度下ると、黄金清水に到着しました。
ここで少し水を補給しました。
弘法清水に戻る途中、見つけました「バンダイクワガタ」
紫色の可憐な花で、6月中旬から下旬に咲くそうです。見れて、本当にラッキー♡
他にもたくさんの花が咲いていました!
6月の磐梯山はお花の宝庫です。
小屋の方にバンダイクワガタが見れたよーと報告し、
磐梯山の百名山バッチを買って、八方台登山口へと戻っていきます。
登山口に戻ってきた時は17時で、少し遅い下山でしたが、6月は日が長いのでまだ明るいうちに戻れました。
五色沼の夕景
本日は五色沼近くのコテージに宿泊するので、五色沼まで車を走らせます。
途中、立ち寄り湯によってコテージに着くとすでに19時。
でも宵闇の中、五色沼の向こうに磐梯山が見えました。
うっすらとピンクが残る空を写す沼と磐梯山…美しい夕暮れでした。