昨日は京都でのんびり過ごしたので、今日はがんばって移動します。
朝一番で尾道まで、電車を乗り継いで行って、その後はしまなみ海道サイクリング。
ハードな1日が予想されます。
【旅行日程】
1日目:自宅最寄り駅〜名古屋(18切符にて約5時間半) 名古屋泊
2日目:名古屋〜京都(18切符にて2時間10分) 京都泊
3日目:京都滞在 京都泊
4日目:京都〜尾道(18切符にて5時間42分)尾道泊
5日目:尾道〜岡山(北長瀬)※18切符利用せず 岡山(北長瀬)泊
6日目:岡山〜宇野(18切符にて1時間10分)豊島立ち寄り後、宇野〜大阪(18切符にて4時間12分) 大阪泊
7日目:大阪滞在 夜行バスにて東京方面へ
京都から尾道へ18切符旅
今回の電車移動は以下の予定。
山科から大阪、大阪から姫路、姫路から岡山、岡山から尾道。JRを計4回乗り継いで6時間弱。
尾道を目指します。
宿泊していたホテルに近い「京都市役所前」から「山科へ、地下鉄で移動します。
朝5時半…眠たい…。
山科に着いたらJRに乗り換えます。
18切符3日目にハンコを押してもらいます。
山科からは6時の電車なのに、通勤客でいっぱいでした。早くから会社に行く人が多いみたい。
大阪までは40分弱かかります。
大阪まで行くと、さらに通勤で電車が混んできました。スーツケースを引きずって、通勤の人々と一緒に並んで電車が来るのを待ちます。
大阪からは1時間ちょっとで姫路につきます。ここでも通勤客に混じって電車を待って、岡山行きの電車に乗りました。
姫路から岡山までは1時間半。岡山で三原行の電車にのって1時間半…ようやく、尾道に到着しました。
6時間弱の長旅だったけど、乗り換えが多くてバタバタしていせいか、あんまり長く感じませんでした。
しまなみ海道半日サイクリング 向島〜因島〜生口島
駅前、港のすぐ横にある「グリーンヒルホテル尾道」が今日の宿泊先です。
荷物を預けると12時。しまなみ海道サイクリングの時間があまりないので、すぐにレンタルサイクル店へ。
ホテルのすぐ横に店があり、クロスバイクを一日2000円で借りました。
ヘルメット必須、補償金で1000円も別途お支払いし、何もなければ戻ってきます。現金払いで旅割のクーポン使えず…。
現時刻の12時近くで、どこまで行けるか聞いたら、生口島ぐらいじゃないかということ。
生口島から15時と17時に尾道に帰るフェリーが出ているから、乗るといいよと言われました。
当然、自転車で尾道往復する気は無かったので、15時のフェリーで帰ることを、目指して出発します。
まずは向島まで15分おきに往復している渡し船に110円を支払って、すぐそこにある向島まで渡ります。
5分も乗ってないから、ヘルメットの装着に手間取っている間に着いてしまった…。
向島の船乗り場で、しばし準備タイム。
ようやくヘルメットのベルトが自分のサイズに合ったところで、地図とGoogleマップを頼りに因島への橋を目指してサイクリング開始します。
※ちなみにしまなみ海道の地図は、「しまなみジャパン」のサイトからダウンロードできます。
町中を進んで大きな道路に出ると、山を上り始めました。結構ハード…アップダウンあるのは知ってたけどしんどい。ギアのついてるクロスバイクでよかった。ふつうのママチャリじゃ無理ですね。
なんとか丘のてっぺんまで行くと今度は下り坂になります。快適、でも寒い…!
自動車だとこの道から高速に入れて、すぐに因島にいく橋まですぐみたいですが、自動車専用道路で自転車は通れない。ぐるっと一般道路を回って橋まで行くことになります。
坂を下りきると海岸にでました。
どんより曇っていて、なんだか寂しい感じです・・・。
そのまま地図を見ながら海岸線を進みます。
道路に青いラインがひいてあるので、それが自転車ルートの目印らしい。
地図と青いラインを追って、海岸通りを進むと車も人もいなくなってしまい、なんだか心細くなってきました。
本当にこの道でいいのかなー、しかも遠いなぁ、帰りのフェリーに乗れるのだろうか…とか、不安になっていたら、橋が見えてきました。どうやら、あれが因島に渡る「因島大橋」
やった!すぐじゃないか!と思って勢いよく自転車を漕いでいたのですが、あれ・・・橋の下まで来たのに、橋を渡るための道がない…。
実は橋が見えてから、橋を渡るまでがかなり大変だったのです。
橋の下をくぐって、さらに1キロぐらい先にいったところで、「橋を渡る自転車はこちら」の看板がようやく見えてきました。
案内板の方角へ入っていくと、細い曲がりくねった道をぐねくねと登っていき、ようやく橋の入り口に到着。
橋までの登坂がかなりハードで、息があがりまくり…。
橋が見えてからゆうに20分かかって、ようやく橋を渡ることができました…。
因島大橋は上が車道、下が自転車・徒歩道路の2階建てで、まっすぐ平坦な道路が延びていました。
海の上を通って隣の島まで行くのは楽しい!5分ぐらいで橋を渡り、因島に到着しました。
ここで13時。寄り道をしなければ、ちょうど1時間ぐらいで一つ島が終わった感じです。
因島大橋から下りるときは快適な下り坂。気持ちよく自転車を飛ばして、橋から因島の車道に出ます。
そのまま下っていくと、おおきな恐竜の置物のある公園の横を通ります。
公園を越すと、海が目の前に広がり、しばし海岸線を進みます。
山の中をいくコースが最短なので、海から離れて山の方へ。
坂を登っていたら、さすがに自転車が登れないほどの急坂になったので、自転車から降りて、のんびりと押して進みますが…猛烈にお腹が減った…。
坂の途中でまさかのエネルギー切れです。持っていた無印のクッキーを住宅と畑の間でむさぼり食べました。食料と水もってきてよかった。ひからびるところだった…。
坂を登りきると、今度は快適な下り坂。しまなみのサイクリングロードは素人でもなんとか行ける設計になっているなのか、玄人むけの無理な坂の連続はないようです。
進んでいくと交通量がある交差点に出て、なんと、ローソン発見!こ、こんなところにコンビニがあるとは!
砂漠に水をみつけた気分でローソンに入り、おにぎりを買って、コンビニ横でまたも一気に食べましたw
コンビニがあってよかった!
お腹もそこそこいっぱいになったので、先を進みます。
再び海外沿いの道路を進むと、遠くに次の目的の橋「生口橋」が見えてきました。
「生口橋」まで、海岸はまた登坂です。また、息を切らしながら自転車で坂を登っていくと、橋がきれいに見渡せる見晴台に出ました。
雲が晴れて青空が広がったためか、海と空にかかる橋が写真映えします。
これが、私の見たかった「しまなみ海道」です。
生口橋は車の横に自転車専用レーンがあり、そこを走ります。
先程の橋よりもオープンなため、海もよく見えて快適に走行できます。
生口島は、今回の半日しまなみ海道の最後の島です。
尾道へのフェリーが出る「瀬戸田港」は、橋と島の反対側になります。Googleのナビをみると、その距離10キロ。
時間は14時15分で、15時のフェリーに乗れるかどうか、ギリギリか…ということで、のんびりする暇もなく、フェリー乗り場に向かって、自転車をこぎ始めました。
ほとんど休憩しないで走っているから、かなり疲れてきた…。最後の力を振り絞ります。
数分進んで、念のためナビを見たら反対方向に進んでいた!やばいっ!
時間も体力も無駄に使ってしまった…
フェリーの出る瀬戸田港に着いたのは14時45分。
ものすごく頑張って自転車を走らせたので、30分で無事に到着できました。
いやぁ〜もうヘトヘトです。でも、間に合ってよかった…。
15時の5分前ぐらいに黄色いフェリーが海を渡ってやってきました。
自転車とともにフェリーに乗り込みます。料金はフェリーの中でお支払い。尾道までの料金は1300円で、自転車は別途500円かかります。
瀬戸田港から尾道まで40分程度の航路。夕暮れの瀬戸内海を眺めているうちに、自転車の疲れもあってフェリーの中でうつらうつらしていると、あっという間に尾道に着きました。
尾道に到着すると、天気がよく、きれいな夕暮れの尾道の港を見ることができました。
自転車を返しに港のポートを歩きましたが、西日が眩しい。
借りた場所に戻って自転車を返却し、半日のしまなみサイクリングが終了しました。
ほぼノンストップで、12時から15時まで3時間で島3つ。なかなかいいペースで行けたので、これで日が長くて早ければ、一日で四国まで渡れるかもしれない…と思いました。また来よう!
福山城とチームラボアート
本日の宿泊は、尾道駅前で港の横にたつグリーンヒルホテル。
めちゃくちゃ便利な場所にあります。
コンビニも近くにあるので、夕ご飯を買ってホテルに戻りました。
寒かったのでコンビニで買った春雨スープを飲み、お菓子を食べて疲れを癒やします。
サイクリングで疲れてはいたのですが、朝乗った電車で「福山城チームラボアート」という中吊り広告を見たのが気になって、福山まで行ってみることにしました。
ここでまた18切符が大活躍!
福山城は駅のすぐ横に建っています。
1622年に創建されたので、今年(2022年)でジャスト400年。
とってもいいタイミングで、ここに訪れたことになりますね。
この400年を記念して、チームラボのアートイベントが催されていました。
駅を出てすぐに、ライトアップされた天守閣が、暗闇の中で異様な存在感を放っています。
お城の中に入っていくと、チームラボの光のアートがいたるところに設置されています。
チームラボのアートは有名だし、一度行ってみたかったのですが、ここでお城とコラボで見れるとは嬉しい。
イベント会場に入ると卵型のライトが並んでいます。人が揺らすと色が変わるみたい。
城内手前の卵は小さかったのですが、城の中庭(?)にある卵ライトは大きく、大人も隠れちゃうほどの大きさ。たくさんおいてあって、大人も卵ライトの迷路に入って、卵を揺らしながら歩く冒険ができます。
城を色とりどりのライトが囲んでいるのは、さきほどの重厚な城のライトアップとは違って、なんとなく童話の世界のよう。
卵型ライトで遊んだら、今度は城壁に沿ってあるいいてきます。
城壁にプロジェクションマッピングが映し出されていて、様々な色のお花の束が右へ左へ移動していきます。
いろんな鳴き声もしていて、どうやらお花の動物?怪獣?のイメージみたい。
怪獣はいろんな形のものが何頭もいて、ひまわりをだったり、桜?だったりいろんな姿かたちをしています。
お花の怪獣の次は墨絵のプロジェクションマッピング。
こちらはシックに白と黒、灰色で構成されています。墨が消えたり現れたり、形作ったり。
お城ならでは、和風な感じがいいですね。
和風で城と合ってる
最後は、うさぎと蛙が遊ぶ鳥獣戯画のプロジェクションマッピング。
広くて長い城壁を使って、たくさんのうさぎや蛙が遊びながら歩いていく様は圧巻でした。
お城を背景に、江戸時代の日本に迷い込んだような幻想的なアートです。
幻想的な光のアートを堪能して満足。ちょうどいい時にここに訪れてよかった。
そして、電車の中吊りを見なかったら、こんなアートイベントがあることに気づかなかったので18切符に感謝です!
今日はたっぷり運動して、たっぷり観光して、疲労困憊…。
尾道のホテルにまっすぐ返って、お風呂に浸かって、さっさと眠ります…。