【夏の霧ヶ峰】車山高原をのんびり歩く

霧ヶ峰高原
八ヶ岳・中央アルプス

冬にスノーシューで訪れた霧ヶ峰に、夏もやってきました。天気は曇りで絶景とまではいきませんでしたが、真夏でも涼しく、気持ちよくハイキングを楽しむことができました。

【霧ヶ峰・車山高原】
長野県、百名山、最高峰は車山1925m
周辺に駐車場が複数あり、アプローチも様々。車山高原スキー場からスカイパノラマリフトで山頂までいくルートが一番お手軽。今回は肩の駐車場に車を停めて、4時間程度のハイキングを楽しみました。
登山レベル:★★☆☆☆初級(初級)

※霧ヶ峰は冬のスノーシューも楽しいのでおすすめです。記事はこちら

【アクセス】東京から車で3時間程度
【行程】肩の駐車場(10:23)→霧ヶ峰車山山頂(11:02)→車山乗越(11:34)→南の耳(12:07)→北の耳(12:17)※ランチ休憩→男女倉山(12:56)→奥霧ヶ峰キャンプ場(13:13)→肩バス停(14:11)

YAMAPの活動データ
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車山肩の駐車場から車山山頂へ

東京を出たときは良い天気だったのですが、霧ヶ峰高原に着いたら、厚い雲が空を覆っていました。
でも、東京の蒸し暑さとは一変、寒いくらいの高原の気温がきもい良い!涼をもとめてやってきた甲斐がありました。

天気が怪しいながらも、車はそこそこ止まっていて、みんなで涼しさを求めてやってきているのがわかります。

車山高原 肩の駐車場(無料)
車山肩のバス停

車山に登るには道路すぐ脇の道から、なだらかな登山道を登っていきます。見てわかるように木がほとんど生えていない、草と低木だけの丘です。これで晴れていたら日差しか強いので…曇っていて本当によかった。

丘の上に向かって登っていきます。高い木がないので見通しがよい。
熊笹の向こうにビーナスライン見えます。
車の宣伝に出てきそうな、きれいなラインを描いている
雲と大地にちょっとだけ隙間があって遠くの山がみえました
坂は急ではないので、登山初心者さんでも登りやすいです
雲がたちこめていて、見通しは悪い


厚い雲で景色はハッキリとしていないものの、空気は涼しく、気持ちよくのんびりと歩いていたら、30分ぐらいで山頂に着きました。近いw

山頂の反対側から登るとリフトあるようで、山頂に来たら人がたくさん。なんと、ワンちゃんたちが山頂で記念写真までしている。

わんちゃんが4匹もいて、記念撮影中。リフト側から来たのかな〜かわいいw

車山山頂から車山乗越の方面へ下りていきます。
右手に、雲に隠れた蓼科山の裾野と白樺湖が見えます。景色を眺めながらゆるい坂道をのんびり下っていきます。
蓼科山日帰り登山の記事はこちらをどうぞ

厚い雲に覆われて見えないですが蓼科山。その前に白樺湖。
車山高原スキー場。リフトが見えます。
車山山頂からゆるゆると道を下っていく

山彦谷北の耳南の耳と男女倉山(ゼブラ山)

車山を下りるとほぼ平な道になり、少し歩くと車山乗越1815m地点。
ここから左へ曲がっていくと、肩の駐車場に戻れるのですが、まだ時間もあるので、山彦谷の南の耳と北の耳を回って行きます。

ここも高い木のない、丘の連なる高原地帯
車山乗越。ここで道が分かれているので、ルートを色々選べます

北の方面、少し小高い丘が見える方向へ歩き始めます。今までよりは道が狭く、草も茂っていて、登山道らしい雰囲気になりました。
空が晴れてきて、雲の切れ間に青空がのぞきます。八ヶ岳、蓼科の方角も見通しがよくなってきました。うーん、高原らしい、山野の美しい景色がいい!

今までよりは少し荒れた道。通る人は少ないのかもしれない。
雲がきれて、八ヶ岳方面の見通しよくなりました。
丘を登る。やや上り甲斐はありますが、そんなに急じゃないです。
さきほどいた車山が見えます。観測所のドームが山頂にぽつんと立っている
木が斜めに生えている。風でなびいてみるみたい

丘を登りきると、「山彦谷」の南の耳(標高1838m)に到着。車山乗越から30分程度で来れます。八ヶ岳方面を見通せる、気持ち良い尾根です。

山彦谷 南の耳
スキー場の一部か、稼働してないけどリフトがあります

「北の耳」は、すぐ近くに見える丘の上です。5分程度で着くので、ランチはあちらの山で食べようと移動します。

「北の耳」がすぐ近くに見える
ここの立ち枯れの木も斜め。吹きさらしの場所だから風が強いのかな。
ケルンが積み上がっています


12時17分に北の耳(標高1892m)に到着。ここでランチタイムにします。2時間ぐらいゆるゆると歩いただけで、すごくお腹へった!とはならず、もってきた行動食メインで、さくっと昼ごはんをいただきます。

北の耳の山頂
赤い屋根の小屋が草原の中に見えます。
絵に書いたような高原風景

北の耳から、今度は男女倉山(おめくらやま)へ歩いていきます。
ここも北の耳からすぐ近くで、10分程度で山頂に到着しました。
通称「ゼブラ山」と呼ばれていて、山頂の標柱にも「ゼブラ山」って買いてありました。名前の由来は雪が積もると縞の雪紋がゼブラ(キリン)の模様風になるからだそうです。

男女倉山、通称ゼブラ山の山頂
ゼブラ山からの眺め。霧ヶ峰の北側も野山が連なっています

八島ヶ原湿原から肩の駐車場へ

ゼブラ山から八島ヶ原湿原へとゆるく下っていきます。
八ヶ岳方面と反対側の空は雲が厚く、8月の真昼とは思えない薄暗い景色になっていました。
道は緩やかな下り坂。霧ヶ峰は全般的にアップダウンが少なく、道も平らで歩きやすいです。初心者さんにおすすめのハイキングコース。

雲が厚く、薄暗い雰囲気
ゆるやかな下り坂を歩いていきます
湿原近く。草が黄金色になっていて早くも秋の気配


八島ヶ原湿原の辺りまでやってくると、避難小屋のような小屋ときれいなトイレがあります。ここには、他のハイキング客がたくさんいました。どうやら湿原を散策してここまで来るようです。
霧ヶ峰高原でトイレは少ないので、貴重な場所。
(ちなみに紙の地図は古いトイレを指しているようで、少しずれた場所にありましたので注意)

避難小屋のようなものが見えてきた
やたらきれいなトイレ。できたばかりみたい。

雨がぱらつき始め、湿原の散策は諦めて、肩の駐車場までまっすぐ戻る道を選びました。湿原の横のまっすぐな道をひたすら歩いて進みます。
右手の原っぱはススキ野になっていて、もう「秋」の雰囲気。

道は砂利やコンクリートで舗装されていて歩きやすい道です。普通の運動靴で十分。

真っ直ぐな砂利道を歩いていく
さらに舗装された道に出る


平らな道をずっと歩くと、肩の駐車場まで、最後に上り坂になります。
最後の最後で今日一番の上り坂でしたw
そして意外に長く、20分ぐらい登ります。

この登りはやや急です。
振り返ると、湿原や先に歩いていた尾根が遠くに
高原に咲くピンクの花がかわいい
まだ登るよ〜


坂を登りきって、ようやく駐車場近くの売店の建物が見えてきました。
あとは駐車場まで下れば、今回のハイキングは終了です。

登りきって、ようやく売店の建物が見えてきました


登山口のところにある「コロボックルヒュッテ」。木の山小屋は、可愛い小物がたくさん売っています。ちょっと寄り道して、こちらで霧ヶ峰の山バッチを購入しました。

コロボックルヒュッテ。かわいい小物がたくさん売ってます。

本日は、北八ヶ岳近くまで移動して、蓼科湖の目の前にある「HYTTER LAKESIDE LODGE」というところでキャンプします。キャンプの夕ご飯を「Aコープ ファーマーズピア」で買いだして(この近辺で大きなスーパーはここだけでした)、キャンプ場へ。

17時近くにキャンプ場に着いたら、なんと大雨。テントを予約していたのですが、キャンセルして急遽コテージを借りることにしました。雨の中でテント立てたくない〜。

急遽コテージを借りることに。2階建てでベット付きです。


HYTTER LAKESIDE LODGE」にはホテルもあって、ホテルはおしゃれな雰囲気でした。キャンプ客、ここのお風呂を使わせてもらいます。お風呂はこじんまりしていましたが、静かで和風のよいお風呂でした。

HYTTER LAKESIDE LODGEのロビー。薪ストープがある
お風呂あがりにフローズンヨーグルトのアイスを頂きました


夜はキャンプでご飯をいただき、フカフカのベットで休みました。
明日は北八ヶ岳を周遊する予定。晴れるといいのですが…。