【空木岳縦走2泊3日 Day1】千畳敷カールを登って宝剣山荘へ

八ヶ岳・中央アルプス

お盆のシーズンに千畳敷カールから空木岳まで縦走をしてきました。本当は木曽駒ヶ岳まで登る予定でしたが、行きはバスの大渋滞に巻き込まれて、駒ヶ根に着いた時間が遅くなり、やむなく断念。この日は千畳敷カールを登って、宝剣山荘に宿泊するという行程で終わりました。

【千畳敷カール】
氷河の氷で削られたお椀型の地形で、反り立つ山に囲まれた高原で高山植物を楽しんだり、麓の景色を眺めたりできる人気の観光スポットです。お椀の底の部分まではロープウェイで登れるので誰でも行けますが、カールの上に行くには登山が必要です。でも1時間程度で登れますし、宝剣山荘はロープウェイの駅から1時間半で行けますので、初心者でもできる登山となります。

【宝剣山荘】
木曽駒ヶ岳や宝剣山に登る起点となる山小屋です。カールを上から眺められる最高のビュースポット。
1泊2食付きで13000円。
宝剣山荘ホームページはこちら>>

【行程】
往路:新宿(8:05)→[高速バス]→駒ヶ根IC(13:00 ※渋滞で2時間遅れ)→[路線バス]→駒ヶ根ロープウエイ→千畳敷カール駅(15:00)
1日目:千畳敷カール(15:30)→宝剣山荘(16:30) ※宿泊

2日目:宝剣山荘→千畳敷カール→極楽平→檜尾岳→熊沢岳→東川岳→木曽殿山荘 ※宿泊
3日目:木曽殿山荘→空木岳→駒峰ヒュッテ→池山小屋→空木岳登山道入り口
復路:登山道入り口→[タクシー]→こまくさの湯(立ち寄り湯)→[高速バス]→立川

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お盆の千畳敷カール。バスは大渋滞。

「山の日」で、お盆休み初日。今年の夏休みはあまり長く取れなかったので、2泊3日で中央アルプスの縦走をすることにしました。宝剣山荘〜空木岳がとてもハードだと聞いていたのと、2泊3日の縦走が初めてメンバーもいたので、念入りに登山計画を立てました。

・宝剣岳が無理そうだったら、一度千畳敷に降りる
・木曽殿山荘までが無理だったら、途中の檜尾避難小屋を使って山を降りるか、戻る。
・バーナーや非常食、暖をとるものを持っておく
とか、色々・・・。

ということで、今年一番荷物の多い状態で35リットルのリュックを背負って出発!
まずは、新宿から中央高速バスを使って、駒ヶ根インターを目指します。
バスは片道3500円。朝8:05にでて11:35に着く予定でしたが…お盆初日。渋滞しない訳がなく…。
2時間半ほど遅れて駒ヶ根ICに着いたのは13時でした。

駒ヶ根ICを降りて、駒ヶ根ロープウェイの駅へ向かうバスに乗り換えます。
駒ヶ根ICからロープウェイ駅までは片道1000円で30分ほどの時間を要します。

駅についたら、着いたらロープウェイに乗り換えます。ロープウエイは片道1210円。
午後も遅い時間だったので、ロープウェイの下りは何と2時間待ちということ。

ただ上りは空いていて、お客は私達を含めて2組しかいなかったので、ほぼ独り占めでした。

千畳敷カール
ロープウェイで千畳敷まで登っていく

千畳敷カール
千畳敷カール
ロープウェイから下を見るとこんな感じ

千畳敷駅に着くと、駅は人でいっぱい。さすがお盆です。
駅を出ると目の前に広がる千畳敷カール。雄大な自然の風景に圧倒されます。

千畳敷カール
千畳敷カールに到着。山に囲まれた圧巻の景色です

千畳敷カールから天狗山荘へ

千畳敷カールは、風も涼しくて山に来た!という気持ちでいっぱいになります。

準備を整えて、山登りを始めた時は15時過ぎ。登山開始には遅すぎる時間なので、木曽駒ケ岳まで行く予定を断念。だ計画を一生懸命考えたのに、お盆の渋滞を考慮に入れていなかった…反省です。

宝剣山荘へは1時間程度なので、観光気分で千畳敷を散策する時間をとりました。

千畳敷カール
緑の中の登山道を通って、あの稜線に登っていきます。
千畳敷カール
夕方なので逆光ぎみですが、池とカールがきれい。

千畳敷を少し散歩してから、カールの上を目指して、急坂を登り始めます。
山陰に入っていて、夕方にも近いので暗い登山道でした。時間は本当に要注意です。

千畳敷カール
ここから先は登山装備で登りましょう

3日の縦走初日だからか、やたら荷物が重たく感じ、急坂を登るのが一苦労でした。遅い時間のため登る人は少なく、身軽な格好で降りてくる登山客が大半です。

千畳敷カール
ちょっと暗くなってしまった…

千畳敷カール
登り途中に大きな岩がそびえています。圧巻・・・。

千畳敷カール
振り返ると、千畳敷のホテルが小さくなっていました。


30分程度で登り切って、カールの上、山の稜線に出ます。
左手に山小屋が2軒見えました。今日の宿の山小屋「宝剣山荘」と「天狗荘」です。

千畳敷カール
カールの上の稜線、乗越浄土に到着

千畳敷カール
右手に続く山の稜線。夕日を受けて山がくっきと見えて綺麗でした。

山小屋に向かいます。天狗山荘の受付は「宝剣山荘」で受け付けてくれますが、人も少なかったせいか、天狗山荘ではなく、宝剣山荘に泊まることになりました。1泊2食8700円です(2016年当時。現在は13000円)

宝剣山荘
宝剣山荘は大部屋でした。

宝剣山荘
談話室の様子

宝剣山荘
こちらが食堂

宝剣山荘
夕ご飯はハンバーグでした。ムースのデザート付き。


お盆だから混んでいるかと思ったのですが、布団は1人1つあるし、向かい側も人がいなくて、余裕をもって寝ることができました。

宝剣山荘
こんな感じで寝ます


夜中に起きて外に行くと星が綺麗でした。
流星群のシーズンで、空を見上げていると、1分おきぐらいに流れ星を見ることができます。
残念ながら願い事を言う暇もなくすっと消えちゃいました…。

明日は長旅になるので、朝4時に起きます…