八ヶ岳の青年小屋のテント場にテントを張って、女性3人でのんびりテント泊をしてきました。青年小屋までは3時間程度の登りなので、重たいテントを担いで登るのがしんどい人にも、テント泊初心者にもオススメのテント場です。編笠山へはテント場から往復1時間。無理なく登山が楽しめます。
【行程】
アクセス:小淵沢→(タクシー3500円程度)→観音平
1日目:観音平登山口→雲海→押手川→青年小屋(テント設営)→編笠山→青年小屋(※テント泊1人800円)
2日目:青年小屋→西ギボシ→東ギボシ→権現岳→旭岳→ツルネ→キレット小屋→ツルネ→旭岳→東ギボシ→西ギボシ→青年小屋
3日目:青年小屋→押手川→雲海→観音平
【編笠山】
標高2,524m。山梨県、長野県。八ヶ岳の南側に位置する山。八ヶ岳の名前の由来になった8つの峰に含まれている山。編笠をかぶせたような形をしていることから、その名がついたそう。山頂は南アルプスや富士山が望めます。登りやすい山で、観音平から日帰りでも登れます。
登山レベル:★★☆☆☆(初級)
【青年小屋】
編笠山と権現岳の間にある八ヶ岳の南に位置する山小屋。「遠い飲み屋」がキャッチフレーズ。
1泊2食:10000円。テント泊:1人1泊800円
>>ホームページ
観音平から青年小屋へ3時間の登り
9時半に小淵沢駅に到着した後、予約していたタクシーで観音平へ。小淵沢駅〜観音平は20分ぐらいで3500円でした。
観音平の駐車場はいっぱい。登山口で登山届けを提出して、登山を開始します。
今回はテント泊なので、12〜13kgの荷物を背負って歩きます。ただ、ベースにする青年小屋のテント場までは3時間程度の登りなので、テント泊としてはお手軽になります。
雲海という標識の場所に付きました。どうやらここ、雲海が立ち込めるあたりにある場所のようで、行きも帰りも曇っていました。
押手川に到着。ここから1時間弱で青年小屋に到着します。ここまではそんなに急登もないんだけれど、やっぱりテントが重たい〜。のんびり登りました。
13時半に青年小屋に到着。「飲み屋」売りの小屋だけあって、赤ちょうちんかかってます。
小屋に入って、テント泊の受付。テント泊は1泊ずつ精算らしく、今日の分「800円」をお支払いして、テント場に向かいます。
休日のテント場は、すでにテントがかなり張ってありましたが、まだスペースは十分あったので、3人分のソロテントを並べて立てることができました。
青年小屋から往復1時間の編笠山へ
テントを張ったら、青年小屋の前にお椀を伏せたような形で、どんと鎮座する「編笠山」へ登ってきます。青年小屋から往復1時間程度で、簡単に登れます。
15時前に編笠山の山頂に到着。岩で覆われた山頂で、山梨と長野の県境らしく、「編笠山」の山頂の標識が2つ立っていました。
着いたとき、山頂はちょうど雲に包まれていて、景色があまり見えませんでした。しかし、山頂で晴れを待っていると、一瞬雲に切れ間ができて南に富士山、西に南アルプス、北に諏訪湖(?)らしい湖が見えて、なかなかの展望が楽しめました。
またしばらくすると雲に覆われてしまったので、下山を開始します。
帰りは20分程度で青年小屋へ戻ることができました。
テント場に戻って、お楽しみの夕ご飯
夕ご飯の前に水を汲みに行きます。青年小屋から歩いて10分程度ところに水場「乙女の水」があります。今年は全国的に水不足でしたが、乙女の水はしっかり水が出ていてよかった…。
森を抜けて、谷間になっているところに湧き出る乙女の水…冷たく清らかなお水です。
今日はマルタイのラーメンと無印良品の「胡麻味噌坦々スープ」+坦々スープの鍋の元をいれて、坦々ラーメンを作りました。今回唯一の野菜は「オクラ」は茹でて、ラーメンのトッピングにしました。オクラは常温で持ち歩けるのでテント泊にちょうどよく、結構愛用しています。
9月前半ですが、夜は少し冷えてきたので、ラーメンが美味しかったw
そして、暗くなるのも早くなってきたので、早々にテントに入ります。
寝袋にシュラフカバーをかけて、潜り込んでみたところ、Tシャツとタイツでも十分暖かくて、快適に寝ることができました。
いつもはシュラフカバーを持ってこなくて、なんとなく空気を通してしまって寒かったのですが、これからの秋シーズンはカバーは必携ですね。
この日の夜は遠くで雷がゴロゴロと音を立て、ピカッピカッと稲妻が走り、時折ざっと雨が降る不安定な天気でした。
テント泊だと、雷が怖いな〜と思いつつ、寝たり起きたりしていましたが、真夜中すぎには天気も落ち着き、夜中の2時半には、天の川が見えるほど晴れ渡った星空となりました。
明日は権現岳に登って、赤岳方面にまで足をのばしてみます。