今までレインウエアで3年以上雪山に登ってましたが、やっと雪山専用のハードシェルを購入しました!
山のウエアって女性にとっては何がよいのか、どのサイズが適切なのかわかりにくいなぁと思っていましたので、どういう物が良いかを実際に着てみた感想と、買うにあたって調べたことなどを書いていきたいと思います。
雪山用のハードシェルって?
雪山のハードシェルとは、一番外側に着込む、夏山で言うレインウエアのようなものです。雪が降っても大丈夫な防水のウエアで、かつ冷たい空気や風から体を守ります。レインウエアとの違いは、首まわりがハイネックになっていて首元から風や雪の侵入をふせいだり、腰のところが二重に止められるようになって、下からの雪や風の侵入を防ぐようになっています。また、表面が少しザラザラしていて、雪山で転んで滑り落ちていかないように加工されています(凍った斜面では限界がありますが…)
ハードシェルのお値段は3万前後〜とお高めですが、雪山は命にもかかわるため、ウエアはちゃんとしているものを着たほうがより安心です。
女性用のハードシェルはどんなのがある?
今回、私が購入したのがモンベルさんの「プモリパーカー」。
保温材は入っておらず、「ストリームパーカー」というタイプに比べると生地が柔らかく着心地がよかったので購入しました。サイズは、下にフリースなどを重ねて着込むことも想定して少し余裕があるサイズにしました。色はピンク、水色、黄色、黒の4色のうち、今までもピンクだったという理由でこの派手なピンク色にしました
ストリームは、若干値段が2000円ぐらい高いのですが、生地がよりハード、お店の人いわく、冬のアルプスや氷の山にも登れるタイプだそうです。
若干、着心地がゴワゴワしているのと、プモリパーカーでもアルプスには行けるので、こちらはお見送りしました。
首のところはハイネックで中も二重になっていてさらに雪が入りにくい設計に。脇はピックジッパーがついて、腰の部分も二重に止められるになって、下からの雪の侵入も防ぎます。
モンベルさんのハードシェルには、裏地が起毛していて、より暖かいタイプの「アルパインサーマシェルパーカー」もあります。寒がりな人にはこちらがおすすめですが、雪山はレイアリングで重ね着するのと、晴れた日の雪山を歩くと、かなり暑くなって汗をかくので、この起毛タイプも見送りました。
レインウエアではだめなの?
私は3年間レインウエアを着て雪山(八ヶ岳、富士山の麓)と、雪山テント泊、スノーシュー(上高地)など行ってましたので、ちょっとした雪山ならばレインウエアで代用は可能です。ただ、私が持っていたレインウエアは、少し厚めのハイネックで、脇の下にピックジッパー(ジッパーを開け閉めすることで、ウエア内の温度を調節できる)機能がついた、低山の雪山にも使うつもりで買ったものでした。
最近の夏用のレインウエアは透湿性に優れていて、薄いペラペラのものがあったりしますが、そういう類だと雪山には向いていないかもしれません。
もしレインウエアを買う際に、ちょっと軽アイゼンで雪山に行くのも考えようということであれば、ちょっと厚めでハイネック、ピックジッパー付のものを雪山兼用で買うことをおすすめします。(私は夏と雪山兼用で、6年ほど使いまくりましたので、高くてもコスパはよかったと思います)
着て雪山に行ってみた感想
ハードシェルデビューは晴天の美ヶ原と霧ヶ峰だったので、レインウエアでも十分なくらいでした。しかも春並みの温度で、霧ヶ峰のスノーシュートレッキングでは、このハードシェルの下は、薄いメリノウール1枚という軽装で歩くことになりました。
こういう日もあるので、やっぱり裏起毛ではないほうが良いかと思います。
また途中で寒くなるとフリースを着て、暑くなると脱いだりを繰り返したので、サイズが少し大きめだと脱ぎ着が楽だと思いました。