【九州の百名山③】蒼い池が美しい霧島 韓国岳

霧島・韓国岳
四国・九州

九州遠征の旅、最後の山となる霧島・韓国岳を目指して指宿から北上します。海沿いの道をドライブし、桜島を眺めながら霧島へ。本日も天気がよく、今日も楽しい登山になりそうです。

【霧島・韓国岳】
鹿児島県、標高1700m、百名山。霧島連山の最高峰。霧島山の新燃岳は火山活動も活発で近年でも噴煙をあげています。大浪池登山口からだと5時間行程ですが、えびの高原から登ると3時間程度で登れて、さらにお手軽です。

【登山レベル】
初中級:★★☆☆☆ えびの高原からの一気に韓国岳に登るのに1時間ちょっと。すぐに霧島連山と大浪池を望む絶景を楽しめます。標高差は550m程度。

【霧島行程】
往路:指宿→[レンタカー]→えびの高原駐車場
行程:えびの高原登山口(10:30)→三合目(11:00)→五合目(11:15)→韓国岳山頂(11:40)→避難小屋(12:30)→えびの高原駐車場(13:20)
復路:えびの高原駐車場→霧島アートの森→霧島温泉 ※宿泊

YAMAPの行動記録
スポンサーリンク

えびの高原の登山口から登山開始

朝のお食事。霧島までは2時間以上のドライブにはなりますが、登山の行程は短いので、宿で朝ごはんを食べてから出発しました。
民宿らしい朝の和食…嬉しい〜。

川久の朝ごはん
朝ごはん。元気出ますね

指宿を出発して、車で2時間半かけて霧島連山へ向かいます。大浪池側から登るルートもありますが、今回は駐車場が広いえびの高原に車を止めて、そこから韓国岳を目指すことにしました。

えびの高原で車を降りると寒くてびっくりしました。昨日の開聞岳とは全く温度が違います。天気がよいので、トレッキングに来た人も多いのか、駐車場は車がいっぱいです。

えびの高原駐車場
えびの高原の駐車場に来ました

10時半に登山を開始します。最初は森の中のゆるやかな道を歩いていきます。

韓国岳登山口
駐車場横の登山口から韓国岳山頂へ登ります
霧島・韓国岳
火山の土壌の向こうに高い山、韓国岳が見えます
霧島・韓国岳
最初はなだらかなトレッキングルート
霧島・韓国岳
水蒸気が勢いよく噴出しています

森を歩いてちょっとすると、木の階段が出てきて、ここから登りになります。

霧島・韓国岳
上り坂に入ります。木の間を登っていきます
霧島・韓国岳
階段が続きます…
霧島・韓国岳
ふくらはぎに力が必要な上り坂

登り始めて30分ぐらいして三合目に到着しました。三合目近くに展望台がありました。ちょうど低い雲が目線の高さに立ち込めていました。

霧島・韓国岳
三合目に到着
霧島・韓国岳
三合目からみた景色。水蒸気の煙と雲が入り混じっている
霧島・韓国岳

四合目が過ぎると雲の上に来て、視界が広がりました。青い空の下で、大地から水蒸気の煙が地中から昇っていきます。噴火口跡にたまる不動池の碧い水がきれいです。

霧島・韓国岳
五合目近くからの景色

五合目から山頂へ

11時15分に五合目に到着しました。登り始めて45分、雲の上に来たので日差しが強くなりました。遮るものがない太陽の光が眩しいです。冷たい風が吹いてくる中、少し休憩をして、再び登り始めます。

霧島・韓国岳
五合目到着
霧島・韓国岳
急な坂を上っていきます
霧島・韓国岳
七合目を越えても急坂は続く
霧島・韓国岳
大浪池がみえてきました。青がきれい〜
霧島・韓国岳
霧島・韓国岳
大浪池がみえてきました。青がきれい〜

八合目にやってきました。大浪池が見えて、きれいな青の水を眺めながら上っていきます。稜線近くになって風が出てきました。

霧島・韓国岳
八合目に到着

九合目になると、さらに標高があがって、池もよく見えるようになってきました。
山頂まであと少しです。

霧島・韓国岳
霧島・韓国岳
山頂まではあとちょっと。がんばれ〜

韓国岳山頂と大浪池の避難小屋

11時40分。韓国岳の山頂に到着しました。天気もよく、360度の大パノラマ!今回の九州の旅は三座とも天気がよかったのが嬉しいです。

登山客は多かったのですが、山頂は広かったので、のびのびと休憩できます。ただ風が強かったのでレインウエアを着て寒さと風をしのぎました。

霧島・韓国岳
韓国岳1700mに着きました
霧島・韓国岳
新燃岳の方向。火山が連なるかっこいい景観
霧島・韓国岳
大浪池を眺めます。いい景色だ!

山頂で少し休憩をして下山を開始します。単なるピストンはつまらないので、大浪池の方に下りていくことにしました。

霧島・韓国岳
下山開始します
霧島・韓国岳
大浪池の方へ行く道をたどります
霧島・韓国岳
霧島・韓国岳
急な木の階段を下りていきます。かなり傾斜あります
霧島・韓国岳
登るとなると、この急な階段を延々登るのは大変そう。

階段を降りきると、大浪池への登りと、えびの高原への下りの道に別れます。
駐車場に戻るのでえびの高原へ進みます。

霧島・韓国岳
霧島・韓国岳
避難小屋があります

ここからえびの高原へ行く道は、「人があまり通らない」と書いてあったルートで、登山客とはほとんど会いませんでした。道もぬかるんでいたり、崩れていたり、あまりメジャーではないルートのようです。多少は荒れてはいるものの、道迷いするようなこともなく、十分歩ける道でした。

木々に囲まれた秋の森の中を歩いていくのは気持ち良く、すごく癒やされました。落ち葉を踏みして歩く秋の登山です。

霧島・韓国岳
登山道が少し水没
霧島・韓国岳
木々の下を歩いていきます。アップダウンは激しくありません
霧島・韓国岳
落ち葉が晩秋の登山道を彩る
霧島・韓国岳
木漏れ日が暖かい
霧島・韓国岳
落ち葉のカーペットを歩きます。サクサクという音にも癒やされる

13時20分、韓国岳を下りきって、駐車場近くの野原にやってきました。草原の向こうにくっきりと韓国岳が見えます。青空に浮かび上がる姿が実に雄大。

霧島・韓国岳
霧島、韓国岳を見上げる
霧島・韓国岳
駐車場からもよく見えます

駐車場の売店で「韓国岳」の山バッチを購入し、もってきた行動食でランチタイム。まだ14時前なので、ホテルのチェックインには時間が早く、どこかに観光に行こうといろいろ調べていると、車で1時間弱の山の中に「霧島アートの森」という屋外美術館がありましたので、そこに行ってみることにしました。

霧島アートの森

霧島温泉を過ぎて、一度山を下り、西側に進んだ山の中に、突如としてその美術館があらわれます。入り口のところに「草間彌生」さんのオブジェがでんっと置いてあって目立ちます。

霧島アートの森
霧島アートの森の入り口

美術館の展示室にも展示物があったのですが、広い公園を散策しながら、現代アートを鑑賞するのがこの霧島アートの森の魅力。

霧島アートの森
美術館の建物
霧島アートの森
霧島アートの森
やぎ?羊のあたま?
霧島アートの森
崖にせり出した長い箱の中
霧島アートの森
人々が思い思いに楽しんでいます
霧島アートの森
霧島アートの森
森の中に球体が…GANZUみたい…
霧島アートの森
これは鳥の巣って言う名前がついていた
霧島アートの森
霧島アートの森
森の中に白い壁がたっている。森を味わう建物だそう
霧島アートの森
霧島アートの森
こちらも草間彌生さん作品。巨大ハイヒール

霧島アートの森は急いで見ても2時間ぐらいかかりました。自然と調和したきれいな美術館で、森を歩きながらアート作品を楽しめて、とてもよい美術館でした。ちょっと遠いいけど行く価値ありですね。

優雅なホテルで美味しいごはん

霧島温泉に戻り、今日は少しリッチなホテル(ラビスタ霧島ヒルズ)でのんびりと夜を過ごします。温泉も広々していて、夕焼けの景色を眺めて長湯。最高の癒やしの時間です。

夕ご飯はフルコースで、私は牛肉のステーキを選びました。食べきれないほどいっぱいでてきて、すごく満足!

ラビスタ霧島ヒルズ
食前酒
ラビスタ霧島ヒルズ
オードブル
ラビスタ霧島ヒルズ
パスタ
ラビスタ霧島ヒルズ
お魚料理
ラビスタ霧島ヒルズ
肉料理
ラビスタ霧島ヒルズ
デザート

明日は鹿児島空港に戻って、羽田へ帰ります。5日間の九州山旅は天気に恵まれて絶景の連続。2020年最後の登山は満足いく旅になりました!

【九州の百名山①】雄大な大地の阿蘇山
【九州の百名山②】海の際にそびえ立つ開門岳