【大峰山テント泊②】テントを背負って関西の山歩き(八経ガ岳〜天川川合)

近畿・中国

奈良の山奥、弥山小屋でテントを張って一夜を過ごし、本日は百名山の八経ヶ岳に登って、天川川合に下山します。

【八経ヶ岳】
奈良県 標高1915m 百名山、近畿最高峰。
山岳古道として世界遺産に登録された大峯奥駆道の途中にあります

【百名山バッチ】
弥山小屋にも売っていますが、天川川合の食堂でも購入できます。

日程:2015年5月2日〜5月3日
全ルート:行者還西口トンネル登山口→弥山小屋→弥山山頂→弥山小屋(泊)→八経ヶ岳→弥山小屋→狼平→栃尾辻→天川川合バス停

2日目行程:弥山小屋(5:50)→八経ヶ岳→弥山小屋→狼平→栃尾辻→天川川合バス停

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弥山小屋から八経ヶ岳

テント泊はどうも眠れない。
夜中に風の音が気になって目が覚めてしまい、朝4時に起きたけど、少し睡眠不足。
モンベルの#3の寝袋でも、寒さはそんなに気になりませんでした。
秋よりは春の方が暖かいのかな・・・。

弥山小屋前でのご来光です。GWの日の出は4時40分頃。

弥山小屋 朝日

雲海を眼下に望み、今日もよい天気になりそう。

弥山小屋 朝日

朝ごはんを軽く食べてから、いよいよ関西最高峰の八経ヶ岳へ出発。
片道30分ほどなので、荷物を弥山に置いてピストンします。

弥山小屋から八経ヶ岳

向こうに佇むのが八経ヶ岳です。
高さは1915m、弥山とは少しの差です。

弥山小屋から八経ヶ岳
八経ヶ岳

八経ヶ岳に登るあたりに鹿よけの扉があります。
ここを越えて登っていきます。

弥山小屋から八経ヶ岳

頑張って少し登ると、八経ヶ岳に着きます。

八経ヶ岳

山頂からの景色です。山脈がどこまでも連なっています。

八経ヶ岳
八経ヶ岳
枯れ木も幻想的な西側。
八経ヶ岳
北側には遠くに街が見えました

八経ヶ岳から弥山小屋に戻り、狼平を通って下山

山頂を堪能して八経ヶ岳を下り、弥山へ戻りました。

弥山〜狼平

テントをたたみ、再び重い荷物を背負って下山開始。
残念ながら曇ってきてしまい、時々雨が降ります。

弥山〜狼平

道は平坦で歩きやすく、杉の新芽が彩る気持ちよい登山道です。
霧雨で少し湿っている感じが緑の色を引き立てて、これもまた良い感じ。

弥山〜狼平
弥山〜狼平

途中に「大黒岩」という巨大な岩が。

弥山〜狼平

狼平へ向かって下りていく道は長い木の階段。
滑らないように気をつけながら山を下ります。

弥山〜狼平

階段を下りると水の豊かな沢に出ます。

弥山〜狼平

狼平の避難小屋。荷物がたくさんあって、ここで泊まっている人もいる様子。
ここを拠点に、関西でもアドベンチャーな鎖場やはしごのある川沿いのコースを堪能するそう。
滝あり、岩ありのおもしろそうなコースなのですが、テント泊装備では危険ということで、
次回は身軽にしてぜひチャレンジしたいと思います。

弥山〜狼平
狼平の避難小屋

橋から下を望むと透き通ったきれいな水の川が流れています。

弥山〜狼平

弥山〜狼平
川辺に下りて、橋を見上げる

狼平はテントを張るのに気持ちよい場所のようです。
次回はぜひ、ここからアドベンチャーなコースをチャレンジしたいです

狼平から栃尾辻、天川川合へ

狼平から、栃尾辻へ向かいます。道のりは1時間半程度。
アップダウンはそんなになく、山沿いの巻き道をひたすら進みます。
ちょっと長いなぁ・・・。

狼平〜天川川合
狼平〜天川川合
狼平〜天川川合

1時間ぐらい歩くと、分岐に出ます。
狼平からのアドベンチャーコースから戻ってくるときに、ここに出るみたい。
私たちは栃尾辻に向かうのでまっすぐ進みます。

狼平〜天川川合

30分ほど進んで、坂を下ったところに栃尾辻の避難小屋(荒廃)があります。
ここで荷物を置いて一休み。

狼平〜天川川合

天の川温泉に向かいたかったのですが、どうも台風で決壊したらしく、通行止になっていました。
なので、天川川合へと、ここから1時間50分歩きます。

狼平〜天川川合

背の高い杉林の中をひたすら歩いてい行きます。

狼平〜天川川合

狼平〜天川川合

歩いている途中に不思議な「火の用心」の看板が。
道標ではないのに矢印の形(?)・・・Noがふってあるし、赤くて目立つのはなんでだろう?

狼平〜天川川合

林道を50メートルほど歩いて、また登山道に入ります。
すぐ近くに鉄塔がありました。

狼平〜天川川合

ここから30分ほど歩くと、里が見渡せる見晴らしのよいところまで下りてきました。

狼平〜天川川合

きっと、あと少しだから頑張って下りちゃえと思って杉林の中に入っていったら・・・
この先が急な下り坂で、しかも長かった・・・。

狼平〜天川川合
狼平〜天川川合

重いテントが背中に腰に足に負担になって、本当にしんどい下り坂で・・・
もう泣きそう・・・と思っていたところで、ようやく道路に出ました。
一般の家の裏側に登山道があるんですね・・・。

ここから歩いて、昨日タクシーに乗った天川川合のバス停に戻ります。

狼平〜天川川合

天川川合からバスで洞川温泉へ。面不動鍾乳洞へ寄り道

タクシーを呼んでもらって天の川温泉に・・・と思っていたのですが、
どうも、村に1台しかないタクシーの運転手さん、別のお仕事の手が放せない・・・ということで、30分ほどバスを待って、洞川温泉へ行くことにしました。

天川川合のバス停のちょっと先に食堂があるので、そこで腹ごしらえ。
親子丼(650円)を頂きました。
お店の人もバスの時間にあわせて調理をしてくれるし、すごくサービスのよい食堂。
親子丼もおいしかったー!

この食堂では山バッチも売っています。
弥山小屋で売り切れていたので、ここで八経ヶ岳と弥山のバッチを購入しました。

3時10分のバスに乗り、洞川温泉へ行きました。
立寄湯の「温泉センター」(入浴料600円)で、登山の汗を流します・・・気持ちよかったぁ。

洞川温泉

下市口駅行きのバスは17時55分。
時間が余ったので、「面不動鍾乳洞」へ行ってみました。
鍾乳洞までは10分ほど急坂を登るのですが、
ケーブルカー(片道300円、往復500円)があるので、それを利用。
もうテントをもって坂を登りたくないです・・・。
しかし、ケーブルは17時半で終了ということで、登ったはよいけど、帰りは歩くことに・・・。
テントを麓に置いてくればよかった。

鍾乳洞の入場料は400円
そんな大きい規模ではないので、バスの時間もあったので少し駆け足でまわりました。
中はライトアップされていて幻想的な雰囲気。

面不動鍾乳洞
面不動鍾乳洞
面不動鍾乳洞

鍾乳洞をさっとみて、テントを背負って山を急ぎ足で下り、バス停へ。
バスに無事に乗り込み…、1時間ちょっとバスに揺られて、下市口の駅へ。

電車で京都に戻り、京都でおばんざい料理を食べ、深夜バスで関東に戻りました。
結構な弾丸ツアーでしたが、関西のテント泊、楽しかったです!