登山始めて10年ちょっとになりますが、ようやく百名山を達成しました!
最後の百名山は、超簡単に登れる標高3000m級の山、乗鞍岳。登山を最初からご一緒している友人と最後の百名山を、観光気分でのんびりと楽しみました。
【行程】
アクセス:塩尻→[車]→三本滝駐車場→[バス]→畳平
畳平(13:00)→肩の小屋(13:40)→剣ヶ峰(14:25/14:35)→肩の小屋(15:45)→畳平(16:20)
畳平→[バス]→三本滝→[車]→乗鞍BASEキャンプ場宿泊
【乗鞍岳】
長野県・岐阜県、百名山。23の峰からなる山で、最高峰は剣ヶ峰、標高3026m。
標高2700mの畳平までバスで行けるため、初心者でも登りやすい山です。畳平から乗鞍岳山頂までは2時間程度。
肩の小屋から先は少し急な火山の山道になります。
登山レベル:★★☆☆☆(初級)
【登山バッチ】
畳平の売店で売っています。


バスで標高2700mの畳平へ
今回は車で乗鞍高原へ。マイカー規制がされているので、三本滝の駐車場に車を止めてシャトルバスに乗り換えます。


三本滝のバス停から20分ちょっとで、標高2700mの畳平のバス停に到着。
お土産屋さんやホテルもあり、多くの観光客で賑わっています。
まず、お土産店に寄って、先に山バッチを購入。
百名山最後というのもあって、金色のバッチにしました。
登山の前に神社に立ち寄り、登山の無事を祈って、御朱印も購入。
これで、乗鞍岳に挑む準備は完了。



いざ、剣ヶ峰へ!と勇んで歩き始めたら、残念なことに辺りは雲に覆われて、真っ白になってしまいました。
何も見えない⋯

鶴ヶ池と富士見岳を眺めながら、剣ヶ峰方向へ歩いていきます。
道は広くて歩きやすく、やや登りではあるものの平坦な道のり。
多くの登山客が行き来していました。

さらに歩いていくと、少し視界が開けてきて、雲の隙間から照らす太陽が、乗鞍岳を明るく照らしてくれました。
見えた!剣ヶ峰!

畳平から歩いて30分ほどで肩の小屋が見えてきます。
ここまでは、ほぼ平らで観光客でも十分来れそうな道のりでした。

肩ノ小屋から剣ヶ峰へ
肩の小屋から先は、少し急な上り坂になります。
低木と噴石に覆われた火山らしい景観の斜面を登っていきます。時々、石に足を取られるので要注意。


肩の小屋から20分程度登ると、尾根に出て、眼の前に剣ヶ峰とその山頂に立つ神社の社が見えました。
空は雲に覆われているものの、時折、濃い青空が見えます。
空気は涼しいのですが、日差しが出ると暑い。

さらに20分程度、噴石の山道を登っていきます。
右手に権現池が見えて、前方には鳥居が、剣ヶ峰がもうすぐそこです。


14時25分に鳥居をくぐって、剣ヶ峰の頂上に到着しました。畳平を出発して1時間半。本当にお手軽な登山です。
山頂には神社があって、山バッチやお守りなどを売っていました。


真っ白になっちゃったけど〜

ということで、けっこうあっさり、百座目に登頂したところで、記念撮影!
友人がもってきてくれたくす玉を割り、百名山記念Tシャツをおそろいで着て〜
祝❤百名山達成!!!


左から「槍ヶ岳」「鷲羽岳」「劔岳」のデザインです。
山頂には結構人が多かったので、ちょっと恥ずかしかった〜。
何事か?って感じの目で見られてしまいました。⋯乗鞍岳は百名山、やっていない人も登りますもんね⋯。
とはいえ、無事にセレモニーを終えて、下山します。
帰りのシャトルバスが16時半なので、それまでに畳平につかなくちゃいけません⋯ちょっと忙しい登山になりました。

畳平へ、お買い物をしながら下山
途中、乗鞍岳頂上小屋にちょっと寄り道しました。
ここは今は売店だけですが、Tシャツや、くまさんのバッチなど、かわいいグッズがいっぱい。
ついつい、お財布の紐も緩みます。
長袖Tシャツとくまバッチを購入していたら、

Tシャツを夢中になってみていたら、私のリュックについていた「おめでとう」のくす玉を見た小屋の人が、「何がおめでとうなの?」と尋ねてきました。「百名山達成したんです!」と答えたら、なんとネパールのお土産を、おみやげに下さいました。
8000mの14座が描かれたグラス。
さすがに、じゃあ次は8000mは制覇とはいきませんが⋯w

小屋の方がネパールのお土産を下さいました。
色々買い物をして、下山を続けます。
振り返ると空には青空が広がってきて、かなりいい感じの晴れ間になってきました。


肩の小屋まで下りると、乗鞍岳の峰々がよく見えました。
こんな簡単に登れるのにさすが3000m級、日本の中でも空に近くにある、キレイな山です。

肩の小屋でもお土産を物色し、靴下を購入。また店員さんから「おめでとうって何?」とか言われ、「百名山達成です」と答えたら、「最近もそういう人がいたよ」と仰っていました。百名山ハンターはたくさんいるみたい。


買い物を楽しみ過ぎて、ふと時計をみると16時近く。
おー、最後のバスまであと30分。意外に畳平は遠い〜。かなり急ぎ足で畳平へと戻っていきますが、行きと違って雲がとれて、乗鞍の山々と池の美しい光景が広がっていました。
おもわず、たくさん写真撮っちゃう。
池に映る青空と雲、緑の山々、柔らかい夕暮れの日差しに照らされて、とても爽やかな美しい風景です。




(スイスに行ったことないけどw)
16時20分に畳平に着いて、ギリギリ、バスに乗れました。
本当は泊まってゆっくりしたかったのですが、宿がとれず残念⋯次に来る時は宿をとってのんびりしたいな〜と思いました。

乗鞍Baseでキャンプ
さて、畳平で宿がとれなかったので、乗鞍高原にあるキャンプ場でテント張って一泊します。
乗鞍Baseは一区画が広くて、複数テントを張ってもOK。テントを立てたあとはキャンプ場から10分ぐらいの場所にある立ち寄り湯へ。さっぱりしてから、夕ご飯の支度をしました。

今回は無印良品の牛すじカレーをあたためて、アルファ米の上にかけていただくシンプルなカレー。
でも登山の後には、スパイシーなカレーが美味しい〜❤

翌日、早朝。快晴で、キャンプ場から乗鞍岳がくっきりと見えました。
青空の中にそびえ立つ乗鞍岳⋯綺麗です。



だいぶ、ボロボロになしました。
キャンプ場を散歩し、乗鞍高原のバスターミナル付近のお土産店を物色し、ジェラートを食べて、この日は帰りました。
乗鞍岳は、往復3〜4時間で登れる、お手軽な3000m級の山。
百名山の最後にしては、かなり軽い山だったけど、「必ず登れる」という意味でも安心のラスト登山となりました。
百名山達成を目指している方は参考にして下さいw
そして、乗鞍岳は小屋にもかわいいグッズがいっぱい売っていたので、買い物ばかりしちゃいました。
本当に気負わずのんびりと山を楽しめるので、次回は畳平に泊まって、昼も夜も楽しんでみたいと思います。