【六甲全山縦走・後編】 摩耶山、六甲山を越えて宝塚へ

近畿・中国

須磨公園から宝塚まで六甲の全山を1日で縦走する山旅の後編は、摩耶山から六甲山を経て、宝塚へ。急登に足が攣りそうになったり、まだまだ先が長いことに心が折れそうになったり…長く大変な道のりでしたが、神戸の美しい景観と、兵庫の山岳会の人々の温かい励ましに支えられ、14時間半かけてようやくゴールしました。

【アクセス】
新横浜→[東海道新幹線]→新大阪→梅田→三宮(前泊)→新開地→須磨公園
【行程】
須磨公園(5:40)→鉢伏山(6:05)→旗振山(6:20)→栂尾山(7:00)→馬の背(7:20)→高取山(9:00)→菊水山(10:40/11:00)→鍋蓋山(12:00)→摩耶山(13:55/14:10)→三国岩(15:00)→六甲ガーデンテラス(16:00)→六甲山(16:50)→水無山(17:30)→岩倉山(18:30)→ゴール(20:00) ※14時間40分

【六甲山】
標高931m 兵庫県 日本三百名山。
神戸市街地北側に連なる六甲山系の最高峰。六甲山の周辺は整備されていて、ケーブルカーやバスでアクセスもできます。
【摩耶山】
標高702m 兵庫県
六甲山系の中央に位置する山。展望台からは神戸の町並みが一望できます。バス、ケーブル+ロープウエイでもアクセス可能。

YAMAPの行程
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摩耶山へ登る!ここが一番きつかった!

鍋蓋山を下ったところで、エイドステーションがあり、ここでグレープフルーツジュースの差し入れがありました!
たくさん歩くときは、ビタミンCたっぷりのフルーツジュースが本当の美味しい♪
また、元気をもらっちゃいました♡

六甲全山縦走
グレープフルーツジュースをいただきます♪

さて、ここから摩耶山まで1時間以上の長い歩きになります。
摩耶山は標高702m。今回の六甲縦走で、私が一番しんどかったのが、この摩耶山手前の登りでした。
かなり急登で、さらに細かいアップダウンを繰り返し、また急登があって…。
これを六甲縦走メンバーは、コースタイムの1.5倍から2倍で歩くので、寒さもあって足が攣りそうになりました。
訓練で大山36kmを歩いたときも登りで足が攣ったことがあるので、その恐怖感も…歩けなくなったらどうしよう〜。

六甲全山縦走
広い枯れた河原みたいな場所を越えると、摩耶山への登り口

六甲全山縦走
ここから小一時間、登りが続きます

六甲全山縦走
小さなアップダウンを繰り返しつつ登る
六甲全山縦走
途中、急斜面が何度もあって足が攣りそうになった…

これ以上はもう無理、歩けないよ〜と、内心涙していた時、ようやく尾根に出ました。
建物があってその横を通り過ぎると、「六甲全山縦走」の緑の旗が翻っていました。
エイドステーション!!嬉しい〜!

六甲全山縦走
登りきったところで、エイドステーション、苦労したかいがありました

六甲全山縦走
温かいスープを頂きました!ありがとうございます!

ここで暖かいスープと甘いものを頂き、足を伸ばして、今にも攣りそうだったところをマッサージ…
な、なんとか攣らずにすんだ・・・良かった(涙)

この尾根沿いに進むと、摩耶山です。
三角点のある摩耶山山頂は少しそれたところにあるので、初めて六甲縦走にやってきた私たちは、記念に立ち寄ることにしました。
摩耶山、山頂14時に到着!! 本当にしんどかった!お疲れ様でした!

六甲全山縦走 摩耶山
摩耶山山頂は眺望なし

六甲全山縦走 摩耶山
摩耶山の三等三角点
六甲全山縦走 摩耶山
摩耶山山頂から少し下ります

山頂から少し下りて歩いていくと、摩耶山の展望台に到着しました。
頭上には青空から広がっていて、澄んだ空気の中で、神戸の街並みと海がよく見えました。
たくさんの建物中に高いビルがニョキッと生えていて、その向こうに神戸の海が広がっています。
空と海が混ざりあった美しい景色です。

六甲全山縦走 摩耶山
摩耶山の展望台に到着!すっきり晴れていい天気!
六甲全山縦走 摩耶山
摩耶山からの見晴らし、最高です♪

摩耶山から六甲山へ

摩耶山からは、舗装道路を歩くことが多くなります。
車も走る大きい道路の横を歩いて、六甲山を目指します。

六甲全山縦走

途中、少し寄り道をして、「三国岩」という場所に寄りました。
岩が段々になって積み重なっています。

六甲全山縦走 三国岩
三国岩

また大きな道路に戻って、ひたすら六甲山を目指して歩き続きます。
途中、素敵なレストランや、ホテルがあって、関西のリゾート地なんだなと思わされました。
小綺麗な格好して、神戸の景色を眺めながら、おいしい料理を食べたい!と、切に思いながら、ただただ歩くのでした…。
今度来るときは絶対観光でくるぞ〜

六甲全山縦走
素敵なレストランやホテルを横目に見ながら通過w
六甲全山縦走
木々の中に入っていきます
六甲全山縦走
ゴルフ場を通過
六甲全山縦走
また海が見えてきました

別荘地やゴルフ場の横を通って、六甲のガーデンテラスに到着したのが16時。
ここは有馬温泉とのロープウエイの駅です。
ガーデンテラスからの景色を楽しみ、お水を購入したりして、ここで10分ほど休みます。

午前中の曇りがウソのように晴れ渡った青空。神戸の街並みがよく見えました。
そろそろこの景色ともお別れかもしれません。

六甲全山縦走 六甲ガーデンテラス
六甲ガーデンテラス。有馬温泉をつなぐロープウエイの駅です。
六甲全山縦走 六甲ガーデンテラス
ガーデンテラスからの景色。すっかり青空です。
六甲全山縦走 六甲ガーデンテラス
この景色もここで見納めかしら

ガーデンテラスからも、舗装された道路をひたすらアップダウンを繰り返しながら歩き続け、なんとか日没前に、六甲山の最高峰に到着しました。標高931m、やってきました。六甲山♡

六甲全山縦走 六甲山
今回の最高峰、六甲山

時間はすでに17時過ぎ。歩き始めて早くも10時間が経過しています。
それでもゴールの宝塚は、ここから3時間以上もあります。本当に信じられない長い長い道のりです。

六甲山を下りたところの駐車場でもエイドステーションがありました。
晴れたとはいえ、すでに日は沈み、六甲山はなんと3度しかありません。
私たちは歩いているから暖かいですが、エイドステーションで待ってスープや食べ物を振る舞ってくれる方々は、とても冷えてしまったのではないかと思います。本当にありがとうございます。

ここではシュークリームの差し入れがありました。
暖かいお茶を飲みながら、甘いシュークリームを頂き、エネルギー確保。
そして、宝塚へ向かって、最後の力を振り絞って歩き始めます。

六甲全山縦走
差し入れのシュークリーム、甘くておいしい!

六甲山から宝塚へ。残る力を振り絞ってゴール!

六甲山を下山し、今度は山の中に入っていきます。
だんだん闇に包まれて、すっかり山は夜。暗闇の中ヘッドランプを付けて、木々の間を縫ってひたすら歩く。
こうなってくると訓練で歩いた三浦アルプスを歩いているみたいで、神戸も横浜も変わらないなぁと思ったり。

1時間ほど歩いた山の中で、夜景がキレイに見るポイントがありました。
空はすっかり夜の暗闇ですが、眼下に神戸の明かりがキラキラと輝いています。
神戸の夜景を見るのも目的だったので、これが見れて本当に良かった!

六甲全山縦走
神戸の夜景が目の前に広がる。これを見るのも目的の一つでした
六甲全山縦走
長い一日がようやく終わりそうです…

その後も、暗く狭い山道を歩いていましたが、他の六甲全山縦走の参加者が集まってきて、道は大渋滞。
さっさとゴールしたいんだけど、道が狭くて前の人が抜けない、という状態で30分ぐらいダラダラ歩き。
それがまた疲れた心身を、余計に疲れさせるという結果に…。

最後、ゴール手前で道が広くなったところで、一気にラストスパート!
坂を駆け下りるくらいの勢いで下りて、六甲全山縦走のゴールに到着しました!!
時間は20時ちょうど。まさに14時間半の長い長い道のりでした。

六甲全山縦走
六甲全山縦走、ついにゴールしました!

ゴールから駅までも30分ぐらい下り坂を歩くので、意外とそれが大変…とは聞いていのですが、縦走が終わったことが嬉しくて、もはや何も感じませんでした。

宝塚駅では宝塚の像を見ながら、やっと電車に乗れる、椅子に座れる♪と喜びの舞を舞えるぐらいでしたw

六甲全山縦走 宝塚駅
宝塚駅前の彫刻。これぞ宝塚、ですね♡

翌日のご褒美は有馬温泉と神戸牛オムライス♡

六甲縦走で疲れた体を癒すべく、翌日は有馬温泉へ行ってきました。心配していた筋肉痛は特になく、これなら歩いても問題なさそう。三宮から直行便のバスが出ているので、荷物を三宮のコインロッカーに預けて、「姫神バス」で有馬温泉へ。

有馬温泉にはバスで約30分で到着。関東でいうところの箱根みたいな感覚の温泉街になるのでしょうか。
神戸の中心地から近くて、行きやすい温泉地だと思います。

太閤橋の近くはホテルがたくさん建っています。ホテルでのんびり立ち寄り湯しようと思って少し探したのですが、平日のせいか立ち寄り湯をやっているところが見当たりませんでした。

有馬温泉
有馬温泉やってきました
有馬温泉
月曜日のせいか人が少ない

温泉を探して、有馬温泉街を歩いてみます。
お土産やさんや食べ物屋の並ぶ、階段状の狭い路地に入りました。
春休みの大学生と、海外からの観光客が食べ歩きのお店に列をなしていました。こんな風景は日本全国、どこでも一緒。

有馬温泉
情緒ある階段の路地

近くに公共浴場がありそうだったので、行ってみます。
「金の湯」…でも、残念ながら工事中でここも閉まっていました。
温泉に入りに来たのに、温泉がない〜。
もう一つ公共浴場「銀の湯」があるのですが、ちょっと遠い…しかも山の上。
昨日、散々歩いたので、これ以上歩きたくなかったのですが、温泉には入りたい一心で行ってみることに。

有馬温泉 金の湯
公共浴場金の湯はこの日お休み

有馬温泉
お土産屋さんが軒を連ねる

銀の湯に行く途中も、お土産屋さんやジェラートやなど、魅力的なお店がたくさんあります。
途中に蒸気が噴き出す温泉源もいくつか見ることができました。
色々観光も楽しみながら、10分ほど歩くと、銀の湯に到着です。

有馬温泉
天神泉源、温泉の蒸気が吹き出している

有馬温泉
鬼瓦

公共浴場がここしか空いていなかったためか、銀の湯はかなり混雑していました。
男性の方が入場制限中、女性はすぐに入れました。
ロッカーの並ぶ更衣室と広いお風呂が一つあるだけのシンプルな作りです。
海外の人が多く、温泉事情もだいぶ変わったな〜と思いました。十年前ぐらいは温泉に海外の人はあまりいなかったのですが…。

念願の有馬温泉のお湯に浸かり、昨日の六甲縦走の疲れを癒します。
本当に気持ちいい〜。やっぱり温泉っていいなぁ…。

有馬温泉 銀の湯
銀の湯。お風呂はこちらを利用しました

温泉だけあって、お風呂から出た後も体がぽかぽか。
昨日に引き続き、少し寒い日ではありましたが、暑くなっていたので、ここはアイスクリームを食べたい!と、途中で並んでいたジェラートやさんに入りました。
アリマ ジェラテリア スタジオーネ」有馬温泉では有名なのかな?列の前にはKPOPアイドルみたいな、韓国人の男の子たちのグループが並んでいて、彼らが頼むものを見ながら、何を食べようか検討。それくらいショーケースに並んでいたジェラートはどれも魅力的でした。結局、ラスベリーヨーグルトと、ほうじ茶という、微妙な(?)組み合わせにしました。どれも美味しかったです。(お上品な量だったので、すぐ食べちゃいましたが…)

有馬温泉 ジェラート
風呂上がりはやっぱり冷たいジェラート♪

最後、太閤橋のバス停前で「なま炭酸せんべい」という看板が目に入りました。
なんだろう?1枚100円?ということで食べて見たのですが、写真を撮っている間にあっという間に固くなってしまって、普通の炭酸せんべいになってしまいましたw

有馬温泉 なま炭酸せんべい
名物の炭酸せんべいですが、焼き立てをいただきます。
5秒で食べないと固くなっちゃう。

折角なので炭酸せんべいをお土産に買って、帰るためにバス停へ。
太閤橋のバス停は大学生と海外観光客がたくさん並んでいたのですが、JRのバスがすぐに来ました。
姫神バスより数百円高いけど、予約なしでも乗れるということだったので、こちらを利用して三宮へ戻りました。
有馬温泉は30分バスに乗れば温泉地、日帰りでふらっと気軽に行ける、良いところですね。


三宮に戻って、帰りの新幹線の時間までまだ2時間ほどあります。
夕ご飯を何を食べようか…迷う。
やっぱり神戸牛が食べたい…でも焼肉もステーキも高いし…と、インスタで調べて見つけたのが、神戸牛のオムライスです。
牛肉もすごいけど、卵のふわふわメレンゲ状態にも惹かれて、土地感のない三宮をふらふら歩きながら、ようやく見つけました。
洋食アモナ」勝手ながら、レトロな町の洋食屋さんを想像していたのですが、フレンチレストランか、オシャレカフェみたいな内装で、最初わからずに数回素通りしてしまいました。

洋食アモナ
洋食アモナ
洋食アモナ
カフェみたいでかわいい内装

16時というランチでもディナーでもない中途半端な時間だったので、お店には他にお客さんは1組程度でした。
神戸牛メニューはステーキや、ビーフカツなど色々あったのですが、縦走で胃が疲れていた?ので、初志貫徹でオムライスを注文。

登場した「スフレオムライス」は、スフレになった卵の上に神戸牛がのっている、ビジュアル的にも映え系。
みよ、このふわふわの卵。美味しそうなデミグラスソース、そして念願の神戸牛。
スフレの卵を崩してデミグラスソースとライスといただきます。ふんわり食感がたまらない〜
そして神戸牛は柔らかくて、お肉の味もしっかりしていて、これも名品。
見た目よりも肉の量があり、食べ応えがあって大満足でした。

洋食アモナ 神戸牛スフレオムライス
神戸牛スフレオムライス
洋食アモナ 神戸牛スフレオムライス
卵がふわふわ

神戸牛も堪能して、新神戸へ。新幹線に乗って帰路につきました。

今回は、ずっと行ってみたかった六甲全山縦走にチャレンジしてみました。
42kmを歩き通すには事前の準備がとても大切だなと痛感しました。おかげでなんとか足も攣らず、怪我もせず14時間半歩き続けて完走。ゴールできたときの喜びはひとしおでした。

とはいえ、六甲山。
次回はのんびり観光で、ゆっくり楽しみたいと思います♪