【秋山】谷川岳 紅葉の日帰り登山

【秋山】谷川岳 紅葉の日帰り登山

ハードでも楽しい西黒尾根で
紅葉の谷川岳を登る

東京から谷川岳の登山口へ

お仕事がてんこ盛りで9月からずっと山に行けなかったのがようやく落ち着いて。
山の天気を見いてたら明日は大丈夫そう!・・・ということで、
前日の金曜の夜22時に急に思いついて、「谷川岳」に行ってきました。
まあ、突然だったので、初のソロの山旅になりました。
(ここまで登っていてソロが初っていうのも珍しいかも…)

まず、朝、東京7:48発のMAX「とき」に乗ります。
2階建だし自由席いっぱいあるので余裕で座れます。
8:45に上毛高原駅に着き、駅前のバス停①に並びます。
9:28の谷川ロープウェイ行きのバスに乗ります。

http://www.kan-etsu.net/publics/index/20/

紅葉シーズンだし、土曜日だから、バスがすごい混むんじゃないかと思ったのですが上毛高原から乗る人はそう多くなく、みんな座れました。ただ、水上を経由するため、水上駅からの乗車でバスはいっぱいに。結構満員な状態で、10:13に谷川ロープウェイの土合に到着しました。

お客さんの大半はロープウェイに乗るようでしたが、私は折角だから登山しようと、登山道を探してウロウロしていたら、「西黒尾根は初心者向きでないです。下りより登りをオススメします」という張り紙を見つけ、登りに使うからいいんだけど…そんなに危険なのかなぁと不安に。
そして、「熊がゲレンデに出ました!」という張り紙を見てドキッ…やばっ、ソロなのに熊鈴忘れてた!とまぁ、初めてのソロ登山に不安がいっぱい。準備も足りていないことに反省。

少し不安になりながら、リュック背負って坂道を登っている人を見つけついていきます。途中の店の人に「登山道こっちですか?」と聞いてみると、「西黒尾根?1人?そこの登山指導センターで登山届だしてから登って」と言われました。ちょっと先に建物があって、そこが登山センターらしい。

「帰りはロープウェイ?混んでると思うよ」と、秋の谷川岳のロープウェイ事情も教えてくれました。やっぱり…混むんだぁ。夏休みの千畳敷のロープウェイが1時間待ちだったのを思い出しました…。

三大急登のひとつ西黒尾根はやっぱりハード

登山センターできちんと登山届を出して、そのままアスファルトの道を登っていきます。道はなんとなく紅葉。緩やかだし、いいなーと思っていたら、先を歩いていた人が急に横の崖の方に入っていきます。あ、ここが西黒尾根の入口ね…。結構、急なのね?

靴紐を結び直して、気合いを入れている横を観光バスが通っていきます。「西黒尾根は三大急登の1つで…」というバスのアナウンスが聞こえました。「あら、登り口から急ねぇ〜」というお客さんの声も。


▲ここから登ります。いきなり急。

あれ…そうなんだ。なにかの三大に数えられているほど急なのね?
俄然、不安になる私。
ここ1ヶ月半、山にもいかず、運動もせず、ひたすらパソコンの前でITぽいことに昼も夜も平日も休日も明け暮れて、先週から2回徹夜してたこの体力で登れるのか?
しかも一人だっ…超絶、不安。

とはいえ来ちゃったし、百名山、制覇したいし。頑張るんだもん…と、気合いを入れ直して登り始めて数分。
もちろん道は険しい登り坂。
もう息きれ、ハァハァ。なんか頭もクラクラ。酸素不足?スタミナ不足?
ということで、新幹線で食べた朝のパンの残り半分を急ぎ食べる。
これでとりあえず200kcalゲット。


▲今にもクマが出そうな、こんな急坂が続きます。

気を取り直して登り始めたけど、やっぱりクラクラする…そして、周りに人が全然いない!
土曜日だよ?紅葉の谷川岳だよ?あんなにいた登山客はどこへ行ったの?!


▲誰もいない…先に行った人の姿は全く見えず…

11時ちょっと前に登り始めて、14時ぐらいに山頂までについている予定だったけどこの坂ではスピードがでないかもしれない…帰りの最後のバスは16時56分、ロープウェイが混んでいることも考えると間に合うだろうか…色々考え始めると不安になっちゃうソロ登山。

とりあえず、1時間だけ登ってみようと、少し急ぎ足で息を切らし気味で進みます。
不安で足が止まるよりも、山の紅葉が綺麗だったので、少し先に行きたくなっちゃうんです。

と、そこに道標の看板が。土合まで1時間、山頂まで3時間の文字。
あれ、まだ11時半だなぁ…、あれ、私、早すぎたのかな?この調子だと、山頂まで行けそうな気がしてきた。

と言うことで、諦めず先に進むと、少し視界が開けて山が見えました。
おお!紅葉に染まっている!綺麗!

気分が良くなって、先に進んでいくと、ようやく人の姿が見えました!
よかった!人がいた!心強い!
またも元気になって、その人を追い越してどんどん進みます。
登り坂に体が慣れてきて、息切れはするけど頭のクラクラは治っていました。

ここも急な坂。それでも必死に足を伸ばして岩をよじのぼり進みます。そして、視界が一気に開ける崖の上に出ました。

「うわーすごーい!」
一人なのに、思わず感嘆の声をあげちゃいます。

見渡す限り赤と黄色に紅葉した山々。
ロープウェイが山間に小さく進んでいるのが見える。
山の上にロープウェイの駅。
そこまで一面の紅葉。
本当すごい!

ここでお水を飲んで、写真を撮って5分ほど休憩。先はまだまだ長いのです。岩壁はここから本領発揮。

この岩山をよじ登って今度は反対側の斜面に出ます。すると谷川岳の絶壁が目の前に広がりました。

すごい。谷川岳ってこんなすごい山だったのだなーと、改めて感動。

ロープウェイでゆるっといける山と思い込んでいたけど、なかなかどうして岩場あり、見渡しよし、いい山じゃないですか!

…人も増えてきたし、菓子パン食べて元気も出てきたのか、すっかり不安は何処へやら、テンションが上がってきました。


▲そそりたつ岩と鎖!大好物!


▲足元こんな感じ♫


▲のぼるごとに視界に山が増えていき、どこも紅葉が本当に綺麗です。


▲谷川岳の山頂が見えてきた。でもまだまだ遠い。


▲鎖場の連続。ツルツルした断面を気をつけながら登ります。

ラクダの背から谷川岳トマの耳オキの耳

登り始めて1時間半ぐらい。「ラクダの背」という場所に出ました。
ここから谷川岳を一気に登ります。

目の前にそそりたつ斜面が圧巻。
そしてまだ道のりも長いし、坂もまだまだ続くよぅという威圧感。

でも、山頂が見えてきているから登ります。
地図上では後1時間半ぐらいで山頂に到着できるはず…とはいえ、ここからが、また長かった。


▲こんな岩場とか


▲こんなツルツルの岩を鎖頼りに登るとか


▲眼下に広がる紅葉の山々。良い時期にこれて良かったです。

ひたすら登り続けること1時間ぐらい。山頂に立つ人の姿が見えてきました。

左側から、ロープウェイの駅から登ってきた人の列が見えました。
さすが、紅葉シーズン、人でいっぱい!
西黒尾根の最初の誰もいなかった山が嘘のようです。

目印の道標見えてきました。山頂まであと少し。

ロープウェイからの登山客と合流して山頂を目指します

まずは「トマの耳」に到着。1963m。

どうせなら「オキの耳」に行こうと隣のピークへ向かって進みました。
実は、もうここで菓子パンのエネルギーを使い果たしていて、お腹が減りまくり。
シャリばて気味だったのですが、帰りが遅くなるのも心配だったので最高峰を先に目指しました。

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▲向こうに見えるの谷川岳のピーク。

一度、少し下って、また登り坂。
お腹が減っているし、稜線で風が強く冷えてきたというのもあって、
少ししんどかったのですが、10分ぐらいで到着。14時ジャスト。
登り始めて3時間ぐらいで、予定通りの時間に無事着くことができました。


▲山頂に到着。1977m 人がたくさん。

山頂から見る谷川岳から見える谷間が、今まで見てきた山肌とはまた違って美しく…どこ間も連なる山の稜線と秋の色あいもまた綺麗です。

とりあえず風もあまりないところで、お昼ご飯を食べようと、谷川岳の肩の小屋の方へ下っていきます。こちらは木の階段で整備されていて歩きやすい道でした。

肩の小屋を少し下ったところで、ようやくお昼ご飯。ガスバーナーで水を温めて、家の棚で眠っていたカップラーメンにお湯を注ぎました。
ちょっと期限が切れていたせいか、寒かったせいか、味があんまりしなかったけど、スープまで飲み干して暖をとります。
今回は急いで来たっていうのもあり、行動食をほとんど持っていなくて。
食べ物も持ってきた方が良いなぁとしみじみ思いました。

山頂からロープウェイ駅まで下山

さて、エネルギーもとったし、あとは帰るだけです。ロープウェイの混み具合を気にしながら、急いで下ります。道は、西黒尾根よりはなだらか。

でも、ロープウェイ駅までの山道は人が多くて。
少し急斜面のところなど、途端に大渋滞になっていました。

一人身の気軽さもあって「スイマセーン」と言いながら、団体客やファミリーを抜いて進みましたが、それでも人が多くて、最後は諦めてのんびりと列に並んで山を下りました。

渋滞で時間を心配したのですが、それでも1時間半ぐらいでロープウェイの駅に到着。
やっぱり、ロープウェイ経由の方が山頂は近かったし、歩くのが楽ですね。
千畳敷のようにお手軽に山を楽しむには良さそうです。


▲ロープウェイ手前のなだらかな下り坂。ススキと紅葉の赤が秋ぽい。

ロープウェイは1時間待ちも覚悟したのですが、20分ぐらい並んで無事に乗ることができました。16時10分のバスには間に合わなかったですが、無事16時台に下山完了。
あったかいお茶と、山バッチを無事にゲットして、予定どおり16:56の上毛高原駅行きのバスに乗りました。

なんとか無事に初めての一人登山は完了。
急に思い立って来てしまったためか、少し準備不足ではありましたが…。
ソロは自分のペースで進めるので、気楽だなぁと思いました。
人があまりいないと怖いといえば、怖いですが…。
ということで、今後はソロでもちょくちょく山に行っちゃいそうです。

山データ 谷川岳

標高:1977m 群馬県・新潟県 百名山
登山レベル:★★★★☆ (中上級) ※西黒尾根の場合

ロープウェイで天神平まで行けるため初級者で登りやすい山。山頂は2峰に分かれていて「オキの耳」「トマの耳」と呼ばれます。
一ノ倉沢などクライミングで有名な岩場もあり日本三大岩場の一つとのこと。

今回登ったルートは「西黒尾根」と呼ばれ、こちらも「日本三大急登」の一つだそう。クライミングという程ではないですが、鎖場も多く登りは急でなかなかハードでした。でも楽しいルートなのでオススメです。