【白馬三山縦走 Day1】蒸し暑い登山道と白馬鑓温泉小屋の温泉!

北アルプス

今回の山旅は北アルプス白馬三山縦走の3日間。
白馬大雪渓は通らずに、猿倉から白馬鑓温泉小屋へ登って、山の中の秘湯でゆっくり癒やされます。

【白馬鑓温泉小屋】
1泊2食10300円 テント泊1200円 部屋は相部屋のみ。温泉あり。
露天風呂は基本男性ですが、夜の2時間は女性タイムになります。
温泉は本当に湧き出ていて源泉かけ流し。日本で1,2を争う高所にある温泉はお湯も最高です
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【縦走全行程】
往路:高速バス→白馬にて前泊
1日目:猿倉(8:00)→白馬鑓温泉小屋(13:00) ※5時間
2日目前半:白馬鑓温泉小屋→大出原→尾根道→天狗山荘→白馬鑓ヶ岳
2日目後半:白馬鑓ヶ岳→杓子岳→白馬山荘(宿泊) 
3日目:白馬岳→小蓮華岳→白馬大池→乗鞍岳→栂池山荘→ロープウェイにて下山

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猿倉から登山開始。暑い樹林帯を登って行く

前日に白馬のペンションに泊まり、朝1番に猿倉の登山口へ送っていただきます。

車で猿倉へ向かう途中の橋の上から白馬岳方面を望みます。
本日は天気が良い!気持ち良い登山が楽しめそう…(と思ったのですが、この天気が仇になることに…)

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
晴天の良い天気!

猿倉荘のところで入山届けを出します。ここでアイゼンをもってるかどうかチェックされました。
白馬の大雪渓を登っていく人が多いため、アイゼンもここで貸し出してくれます。
私達は大雪渓は登らず、白馬鑓ヶ岳の鑓温泉小屋を経由して白馬に登るルートをとります。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
猿倉荘。登山客でいっぱいです。

猿倉荘の横から山に入って登山開始。
最初は人がたくさんいて、道が渋滞の状態でした。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
たくさんの人が白馬岳を目指している

少し歩くと、鑓温泉小屋へ向かう道の分岐が現れました。
多くの人は雪渓を登るためにまっすぐ進んでいきましたが、私たちは温泉に向かうルートをとります。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋

この登山口からしばらくは木々の中、足場が岩だらけの道を登っていきます。
天気はよいが風がなかったので、熱帯雨林を歩いているかのように暑かった…。
ここで天気の良さが仇になった感じです。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
風がなくて蒸し暑い
猿倉〜白馬鑓温泉小屋
日差しが強くて写真も白っぽくなってしまうくらい…。

もってきた水は1リットルとちょっとでしたが、それでは不安になるくらい
よく水を飲みました。汗もいっぱいかいた…。

2時間ぐらい登ると森林地帯を抜け、少し視界が開ける場所に出ました。
ようやく白馬の山並みが見えてきて、テンションUP!

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
見通しがよくなった

山を眺めながら進むようになると、登山の楽しみが増えます。
青い空と白馬の雪渓と緑がとてもキレイ!

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
白馬鑓ヶ岳が見えてきた

登っていくにつれて花もよく見えるようになりました。
7月の白馬は花だらけです。

ミズバショウ
ミズバショウ
キヌガサソウ
キヌガサソウ
猿倉〜白馬鑓温泉小屋
ニッコウキスゲの群生
猿倉〜白馬鑓温泉小屋
登りはなかなかハード。

鑓温泉小屋までほぼ半分ぐらい来たところで水場がありました。
雪解け水。透き通ってきれい。
この辺りは一応水場のようで、少なくなった飲み水を補充しました。
清潔かはわからないけど、冷たくて美味しかった!

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
水場。雪解け水が冷たい。

雪渓を越えて、鑓温泉小屋へ

水に癒されて一息ついてからまた登っていきます。
サンジロという地点に到着すると、鑓温泉小屋まで半分以上来たことになります。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
サンジロという場所

白馬の山の雪解け水が滝を作って、豪快に流れているのが見えました。
滝の下の方には登山道が続いていて、人の歩く姿があります。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
滝が流れているのが見えます
猿倉〜白馬鑓温泉小屋
雪渓の上に登山客が小さく見える

私達も歩みを進めて、雪渓の上に到達しました。
雪渓からさきほどの滝を眺めるとこんな感じ。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
滝が豪快な音をたてている


ここからは雪渓が多くなり、雪の上を横切って歩いていくようになります。
ただ、雪渓と雪渓の間は小石の道なので、都度着脱していると面倒なので、なるべくアイゼンをつけずに歩きました。
ストックをもって、すべらないようにソロソロと歩きます。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
ストックがあったのでアイゼン無しで歩く
猿倉〜白馬鑓温泉小屋
青空に白い雪渓が眩しい
猿倉〜白馬鑓温泉小屋
雪渓でない登山道はこのような細かい岩の道

鑓温泉小屋までの最後の雪渓は登りのためアイゼン装着。
初のアイゼンは六本爪で重量を軽くするために紐ベルトみたいなものにしました。
少し装着は面倒だったけど、なんとか取り付け成功。

軽アイゼン
ベルト式の軽アイゼン。軽いけど装着がめんどう。
経アイゼン装着
やっと装着完了

アイゼンつけて歩いてみると、雪の上がすごく歩きやすい!!
あんなに滑らないように気をつけて歩いていたのが嘘みたいに、サクサク進みます。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
歩きやすい!楽しい〜!
猿倉〜白馬鑓温泉小屋
雪渓はしばらく続きます
鑓温泉小屋への最後の上り

頑張って登って30分ぐらいたち、鑓温泉小屋が見えてきました。
もうアイゼンを外して、少し急な坂を、最後の気力で登っていきます。

猿倉〜白馬鑓温泉小屋
鑓温泉小屋が見えた!

小屋の手前。水が湯気をたてて温泉から流れだし、川を作っています。

白馬鑓温泉小屋
温泉の川!

小屋のところに、温泉の暖簾が出ています。

白馬鑓温泉小屋
天然温泉!これに入りたかった!

鑓温泉小屋でお風呂三昧

午後1時に到着しました。早く宿に着いたので、内湯でお風呂に入りました。
内湯は女性専用。内湯といってもほぼ外です。
囲いがあるだけなので、青空を眺めながら気持ちよくお風呂に入ることができます。
ぼこぼことお湯がわき出していて、源泉掛け流しの贅沢なお風呂でした。

風呂上がりはチューハイ。

白馬鑓温泉小屋

鑓温泉小屋のテラスで、遠くの雨飾山や高妻山を眺めながらのんびり。

白馬鑓温泉小屋
鑓温泉小屋のテラスが山を眺めつつまったり。

鑓温泉小屋はテントも張れます

ブヨが多かったので、ちょっと刺されましたが・・・なかなか快適空間です。
夕食は17時。野菜たっぷりのみそ汁に、甘辛のお魚に豚の確認。キャベツ千切りサラダ。
もちろんお代わりできる白飯。ちょっと塩辛いお味が、汗をたっぷりかいた体にうれしい。

白馬鑓温泉小屋夕ご飯
鑓温泉小屋の夕ご飯

夕食の後は、夕焼けを眺めながら足湯に入りました。
山梨からお越しのぶどう園の方々と、富山からお越しの女性達と山談義に花をさかせました。
山でのこういう出会いもよいですよね。

白馬鑓温泉小屋足湯
みんなで足湯につかる
白馬鑓温泉小屋
鑓温泉小屋からの夕暮れ
白馬鑓温泉小屋
温泉小屋と月の夜景

夜も更けて…。
8時~9時は露天風呂が女性専用になるということで、寝る前にひと風呂浴びました。

ただ風呂に電気はありません。それに8時半には消灯になります。
でも、夜空を眺めながらの、標高2100mの温泉は最高に気持ちよいです。

山に登ってお風呂に入ってさっぱりとして寝れるって最高です!