【鳳凰三山縦走①】滝を楽しむ登山(青木鉱泉から鳳凰小屋へ)

南アルプス

昨年は白峰三山を縦走したので、今年は鳳凰三山を縦走する南アルプスの旅を企画しました。のろのろ台風が停滞したため、7月の三連休1日ずらしての鳳凰三山行です。

【縦走行程】
往路:新宿→[JR]→韮崎→[バス]→青木鉱泉
1日目:青木鉱泉→鳳凰小屋(泊)
2日目:鳳凰小屋→地蔵岳→観音岳→薬師岳→夜叉神峠

復路:夜叉神峠→[バス]→甲府→[JR]→新宿

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青木鉱泉からドントコ沢ルートで登山開始

朝、新宿から韮崎へ、あずさがいっぱいで乗れずかいじで韮崎へ。
韮崎駅10:40のバスで青木鉱泉着。
上り始めたのは11時で、少し遅めの出発になりました。

青木鉱泉の温泉。そのちょっと先に登山口があります。

青木鉱泉
青木鉱泉
青木鉱泉
「ドントコ沢コース」で登ります

登山口の案内板を過ぎてから、河原の横を歩いて進みます。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
青木鉱泉〜鳳凰小屋
青木鉱泉〜鳳凰小屋
おおきな黒い蝶が花にとまっている

 

樹林帯に入ると、いきなり急な上り坂になります。
そしてこの急坂は、結構延々と続きます。
しかも風がなくて蒸し暑く、あっという間に汗びっしょりに…。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
青木鉱泉〜鳳凰小屋

 

天気は薄曇で、途中で雨が降ったりもしましたが、木々の緑が実にキレイです。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
小雨に苔…屋久島みたいな景観でした

前日が台風で雨量が多かったためか、登山道の一部が崩れて川になっているところも。
さらに歩いていくと滝も見えてきました。このルートの醍醐味は、滝がたくさん見れるところにあります。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
登山道が川になっているw
青木鉱泉〜鳳凰小屋
小さい滝がありました。

小さい滝を越えて少しすると南精進の滝への分岐があります。
滝を間近で見たい場合は、この分岐を滝の方へ進みますが、滝へ行く直前の登りはとっても急。
ストックをしまって、鎖を使って上っていきます。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
この急坂を登っていく。

がんばって岩を上りきると豪快な滝を眺めることができます。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
南精進の滝

滝を眺めながらしばし休憩してランチタイム。
ドライフードの海鮮おこわご飯を頂きました。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
おこわだが、雑炊状態。
シーフードがいい香り。

滝を楽しみながら鳳凰小屋へ

ご飯を食べ終わったら、登山道へ戻り、また登り始めます。
また登山道の一部が崩れて川になっているところがありました。慎重に渡っていきます。
その後も、道は平坦になることはなく、ひたすら登りが続きました。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
道は川の向こうに続いている
青木鉱泉〜鳳凰小屋
上りが続く・・・しんどーい。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
途中に大きな岩が転がっています。でかいなー。
青木鉱泉〜鳳凰小屋
急な登り。雨で滑りやすくなっている
青木鉱泉〜鳳凰小屋
立派な木が坂の途中に立っていました

青木鉱泉〜鳳凰小屋
霧の森も幻想的で良い感じ。

登っている途中で白糸滝にやってきました。
でも、ちょうど霧が立ち込めていて、その全容は全く見えず…残念。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
白糸の滝

次は五色滝。ちょっと脇道にそれて見に行ってみます。

青木鉱泉〜鳳凰小屋

霧が晴れてきたので滝の全体が見れました!
水量もかなりあって、高いところ落ちているのが見えます。豪快な滝です。

青木鉱泉〜鳳凰小屋

滝に近づくと水が落ちる飛沫と風を感じることができます。
自然のマイナスイオンのクーラー。一気に涼しくなりました。

青木鉱泉〜鳳凰小屋

五色滝を過ぎて鳳凰小屋まで、あと少しのはずですが、すでに16時過ぎ。
出発が遅かったこともありますが、思ったより急な上り坂に時間を取られていたようです。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
夕方になりちょっと暗くなってきた。

地図場で水場となっている辺りにくると、急坂は一段落。
山間の、川の流れる空中庭園のような、素敵な場所に出ました。

青木鉱泉〜鳳凰小屋
水の流れる平地に出ました

 

青木鉱泉〜鳳凰小屋
さすが南アルプス、水がきれい
青木鉱泉〜鳳凰小屋
青木鉱泉〜鳳凰小屋
樹林帯にばかりいたので、この景色に癒やされる
青木鉱泉〜鳳凰小屋


癒やしの庭園を通り抜けた後は、登山道に戻って、鳳凰小屋への最後の上り。
あと一息で鳳凰小屋です。

青木鉱泉〜鳳凰小屋

大賑わいの鳳凰小屋

30分程度登ると、鳳凰小屋が見えてきました。
小屋の前にはすでにたくさんの人。

鳳凰小屋
人がたくさん!
鳳凰小屋

 

前日の台風で1日ずらす人が多かったのか、小屋は大にぎわい。
なんと、テント場がいっぱいで、入れなかった人が小屋に泊まる事態に。
もちろん、小屋泊の人は1つの布団に二人です。

鳳凰小屋の夕食はカレーライス、おつゆと福神漬け付き。カレーライスはおかわり自由です。
小盛といったのに、最初と同じぐらい来てしまって、ご飯の量の多さに食べきるのが大変でしたが、うれしいサービス。

鳳凰小屋の夕ご飯
鳳凰小屋のご飯は、王道のカレーライス

 

鳳凰小屋の談話室で、バーナーで暖めたホットワインを飲み、
消灯の時間までダラダラと過ごしました。
談話室は、昔のポスターがたくさん張ってあって、ここだけ昭和に取り残されたみたい。

鳳凰小屋
ギターがぶる下がっている

鳳凰小屋
昭和ポスターだらけの談話室

今日の登りはコースタイムは5時間半だったのですが、実際は6時間半ぐらいかかりました。坂が急だったから時間を取られたのと、滝が数カ所あって見るのに時間がかかったのかもしれないです。

明日は、いよいよ地蔵岳のオベリスクと鳳凰三山の縦走。
天気が良くなることを信じて眠りにつきます。