【軽アイゼンで北八ヶ岳】縞枯山荘で初めての冬泊

【軽アイゼンで北八ヶ岳】縞枯山荘で初めての冬泊

八ケ岳ブルーの縞枯山
初めての冬の山小屋

冬山道具一式(軽アイゼン編)

冬シーズンに入りました。去年に冬山デビューして2年目。
今年の1回目は軽アイゼンで行ける初心者向けの山ということで、北八ヶ岳の縞枯山に行ってきました。
まずは前の冬山から1年経って忘れてしまっていた装備を思い出しながら並べてみました。

<ウエア>

□厚手シャツ
□スポーツタイツ
□靴下(予備入れて2枚)
□グローブ(2枚重ね。スノボ用)、防寒テムレス(予備&作業用)
□ネックウォーマ
□バラグラバ(目だし帽)※あると暖かいです
□帽子
□ダウン(ベストとジャケット)
□レインウエア上下 ※写真にないです
□お風呂セット(手ぬぐい、着替え)※写真にないです

<道具系>

□軽アイゼン
□バスケット付きストック
□ゴーグル
□ヘッドライト(予備電池があるとなお良い)
□水筒(THERMOS:350ml) ※500mlの方が冷めにくくて良いと思う
□バーナー、鍋セット(ガス缶は冬用のものであること)
□インスタントカイロ(靴とか手袋に入れるのでminiをいっぱい)
□レスキューシート(本当はツェルトが良い)
□歯ブラシ&化粧品セット
□テーピング、ビニール袋、ハサミ、トイレットペーパー、救急セットなど小物類
□耳栓(あると熟睡)

で、ここで忘れていたのが…
□雪よけ用スパッツ(ゲイター)
※忘れてたので、ロープウェイの駅で購入しました(4700円ぐらい)。
痛い出費ですが…無ければ、レインウエアの私は山に登れませんでした…

<着ていったもの>

□タイツ(極暖+スキー用の毛糸のタイツ)※ユニクロはダメと言う人もいますが。
□靴下(夏山用を履いたためかちょっと冷えました)
□ファイントラックの長袖(アンダー)
□メリノウール中厚
□フリース
□あったか起毛のスカート ※電車の中用。山へ行ったらレインウエアをはきます。
□帽子

蓼科のロープウェイ。縞枯山荘から山頂へ。

さて、当日。特急のあずさで新宿から茅野へ。
茅野からピラタス蓼科スノーリゾートのロープウェイ駅までバス(往復2200円)
ロープウェイで山頂まで(往復1700円)

ロープウェイを降りて、雪山用のウェアに着替えます。タイツを二重に履いて、レインウエアを着て、ゴーグルに手袋を装着。新雪で凍っている様子もなかったので、アイゼンはつけませんでした。

ロープウェイ山頂駅から、本日の宿泊地である「縞枯山荘」へ向かいます。少し陽もあったし、風も強くなかったせいか、そんなに寒くは感じませんでした。

あたりは白銀の雪景色。白い世界が本当に綺麗です。

15分ぐらい歩いてから「縞枯山荘」に着きました。ここで一度着替えなどの荷物を置いてから縞枯山に向かって出発します。

多くの人がスノーシューを楽しんでいました。すれ違う人、追い抜く人、みんなスノーシュー。スノーシューは未経験な私。歩きやすいのかが気になります。しかも、みんあスノーシューで、斜面を登っているし。スノーシューは平地を歩くものだとばかり思っていました。

「縞枯山」と言う標識があるので、それを頼りに曲がるとすぐに登り坂になります。

凍っていないので、ここもアイゼンなしで登りました。つま先で雪を削って階段を作りながらの前進です。登り坂はそれほどきつい印象はないですが、夏よりは少し時間がかかったかもしれません。雪が積もった木々の向こうに青空が見えると、本当に気持ち良い気分になります。

30分ぐらいかけて登ったところで稜線に出ます。それまでは樹林帯だったので風は感じなかったのですが、さすがに稜線は風もあるし、寒さも厳しくなってきます。ただ、太陽の光が覗いたので、気持ち的にはだいぶ暖かい。

そのまま稜線を20分ぐらい歩き「展望台」へ向かいます。景色が見渡せる展望台は、見晴らしは良いのですが、その分風も強くて、あっという間に汗をかいていた体が冷えてしまいました。展望台には10分ぐらいいただけで、寒くなってきて撤収です。

▲茶臼岳が見えます

▲南側の八ヶ岳が見えます。雲の中たったけど

山頂から下山。風が強くなって寒かった!

帰り道はもっと天気が良くなって、青空の光の入った冬山の景色はさらに素晴らしいものになっていました。遠くに山を望みながら雪の中を歩いていく稜線の道。こんな景色は冬じゃないと見れないので、冬山も来たら楽しいものだと思いました。

帰りはアイゼンを装着して、山を下ります。私の紐のアイゼンは予想通り履きづらくて。紐が寒さで固くなってベルトの留め金に入らずもたもたしてしまいました。
うーむ・・・寒い中、みなさんをお待たせして申し訳ない。

アイゼンを付けるとさらに歩き易い感じがしました。凍っていないし、雪はふかふかだし。

ただ、山を降りて、小屋まで帰ろうと山間の道を歩き始めたら。向かい風が強くて、一気に鼻先が凍るような冷たさになりました。手袋をしていた指先も冷たくなってきて。まずい、凍傷になるかもとか焦っている間に小屋に着きました。その間10分ぐらいだったけど、風が強いと本当に寒いというのがわかりました。

初めての冬の山小屋「縞枯山荘」

冬場は1泊2食8000円に燃料代が500円かかります。
山小屋は雪を落として入りましょう。ストックやピッケルは受付で預かってくれます。室内に持ち込み禁止。薪ストーブの上に帽子や手袋干せるようになっていました。

お手洗いは最新式になっていて綺麗。でも冬場は水が凍るため、手が洗えません。
なので水ももらえませんし、お湯も300円ぐらいで買います。

小屋は3階建てで、1階が受付、食堂、共有スペース。2階は個室、3階が大部屋です。私たちは3階になりました。ストーブはないですし、夜に明かりもなくヘッドランプが必要です。

ちなみに冬ですが土曜日ということもあり、山小屋は混んでいました。夏ほどではないにせよ、布団もいっぱい。縞枯山荘は予約が必須なので、予約していない人は、ロープウェイで降りてくださいって言われていたので要注意です。

1階に炭のコタツがあり、そこでお菓子を食べ、お酒を飲みながら、夕飯までダラダラと過ごします。夕飯までにお腹がいっぱいになってしまった。

でも、縞枯山荘の夕ご飯は野菜もあって、魚もあって、盛りだくさんで豪勢で美味しかった!白飯も、山で食べると美味しい。

午後6時半にはご飯も終わって、またお酒を飲みながらこたつでダラダラします。いくらなんでも今寝たら早い。でも、こたつはあったかいし、あたりは暗いしで、眠さと戦いながら過ごしました。

途中で一度外に出て空を見上げると、星が本当に綺麗でした。真正面にオリオン座。冬の大四角形。澄み切った空気の中、無数の星が輝いていました。寒くて、ほんの数分の夜空鑑賞でしたが、印象深い思い出になりました。

午後8時半。ようやく3階へ行って、布団に潜り込みました。夜はさぞかし冷えるかと思いきや、布団は意外に暖かくて。冷え性なので、足先は冷えたのですが、体を丸めれば熟睡モード。そのまま6時まで爆睡です。

2日目は天候不順で下山。15分の道のりが寒かった!

朝飯は6時半から。起きてすぐの朝食のため食欲はあまりなかったのですが、山小屋のご飯は残すと悪いような気がして、なんとか全部食べきりました。

今日は雨池へ行こうかと言っていたのですが、外は風が強く雪も舞っていて少し吹雪のような状態。ガスっていて見晴らしも良くありません。雨池往復で3〜4時間になるので、今日は諦めておとなしくロープウェイから帰ることにしました。

▲山小屋から外を見る。みんな寒そう。

▲薪ストーブ。氷を温めてお湯にしていました。

小屋はゆっくりめで10時出発。
そのまま小吹雪の中を15分歩いてロープウェイ駅に行きましたが、それだけで足先と指先が凍るように痛くなってきました。寒すぎ…。インスタントカイロを手袋の中に入れたのですが、指先には暖が取れません。夏用の靴は冷たく硬くなってしまって、足の指先がどんどん冷えていく。いや…本当に寒さって危険。冬山は装備が重要だなとしみじみと思いました。

カイロも、ハクキンカイロが暖かくてオススメ。燃料も必要になるので、ちょっと玄人向きではありますが、インスタントカイロよりは暖かいし長持ちもするようです。

ただ、手袋に入れたり、靴に入れたり出来るので、インスタントカイロのミニも持って行くことをオススメします。冷え性なので、これがあるとだいぶ指先、爪先の冷えが救われます。

今年のニューアイテムはバラクラバ(目だし帽)。これは、いろんな山の講習会でオススメされましたが、あるとないと全然違うと思います。風が強い時は必携です。

ただあんまり厚すぎるよりはやや薄めで、できれば口のところに空気穴があるのがオススメ。というのも、歩いていているときに、口にマスクが覆っていると少し苦しいんのです。

今回は冬靴とグローブの重要性を認識した冬山登山になりましたが、無事完了。